2007年12月26日 (水) | 編集 |

インドア系の大人が気になる情報だけを凝縮した雑誌、「オトナファミ」の最新号が発売されました。
「オトナファミ」は毎回何かしらの漫画の特集をやってくれるので
参考とまでについつい買ってしまうのですが
今回の特集は
3000店の書店員が選んだ“[2007年]絶対に読んでほしい漫画BEST50”。
という事で年末恒例の1年振り返りランキング。
今回の「オトナファミ」では全国の書店員3000人が対象。
先日発売された「このマンガがすごい!」とはまた違ったランキングになっており、
その辺りを見比べてみるとまた非常に興味深いかもしれません。

というわけで、そんな「オトナファミ」と「このマンガがすごい!」のランキングで
両方ともにBEST30以内にランクインした作品を見てみたいと思います。
※「このマンガがすごい!」は男版・女版あわせた総合BEST30が対象。
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「君に届け」 作:椎名軽穂
(オトナファミ:1位 このマンガがすごい:1位)
双方共に1位獲得という偉業を成し遂げた「君に届け」。
ここまで来るとちょっとした社会現象か?(ピュアホワイト現象?)
去年からすでにブレイクしてましたが、今年に入って更に加速。
もはや名実ともに少女マンガNo1の作品。
が、まだまだ歩き出したばかりでもあるだけに、
プレッシャーに潰されないでほしいと切に願います。
「実写化してほしい」ランキングでも2位だったこの作品、
噂によれば実写化の声はすでにあるものの、作者である椎名先生が
この作品を非常に大事にされてるとの事で、まだ実現はしないらしいです。
<参考>
⇒「君に届け」は心の浄化漫画です。
⇒「君に届け」〜伝えたい、生まれてしまった、だいすきの気持ち〜
⇒友達になりたい・・・そんな貞子の切なさ全開!「君に届け」第2巻が泣けます
その他両方にランクインしてるのは以下の作品たち。
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「よつばと!」 作:あずまきよひこ
(オトナファミ:2位 このマンガがすごい:9位)
すでに国民的ほのぼの&癒し漫画といっても過言ではないこの作品。
いよいよ夏休みが終わり、秋が始まるみたいですが・・・
どうしても夏のイメージが強かっただけに、今度はどんな「よつば」ワールドが展開されるのか楽しみ。
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「GENTE〜リストランテの人々〜」 作:オノ・ナツメ
(オトナファミ:4位 このマンガがすごい:7位)
「リストランテ・パラディーゾ」の外伝的作品。
「リストランテ〜」ではニコレッタという女性に焦点が当てられてましたが、
今回はリストランテで働く初老のメガネ紳士たちにスポットを当てた短編集。
大人による、大人のための、大人の時間を楽しむ為の作品。
こんな時間の過ごし方をしてみたいとしみじみ思ってしまいます。
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「おおきく振りかぶって」 作:ひぐちアサ
(オトナファミ:6位 このマンガがすごい:16位)
ただただ、もうアツいとしか言いようのない高校野球マンガ。
読めば絶対ハマる、野球好きじゃなくてもハマる、
いやむしろこれを読んで野球好きになるかもしれないという傑作。
この作品を語るのはまた別の記事でやりたいと思います。
<参考>
⇒おお振り8巻、最高に熱い決着/ハヤテ公式本で黒歴史公開か?
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「オトメン(乙男)」 作:菅野文
(オトナファミ:7位 このマンガがすごい:4位)
男でも乙女でいいんだ!という新しい風を吹き込んでくれた作品。
実は隠れ乙男って多い&増殖してきてると思うのですが・・・
ただ少女マンガとしての胸キュン度(?)はやや低めかも。
いや、女の子から見ればキュンするのだろうか?
<参考>
⇒2007年のモテ・ジャンル「オトメン(乙男)」
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「海獣の子供」 作:五十嵐大介
(オトナファミ:18位 このマンガがすごい:24位)
一昨年は「魔女」でランクインしてた五十嵐先生の最新作。
圧倒的な画力で描かれる“自然”は背筋がゾクゾクするのでは?
まだまだ物語は始まったばかり。来年は更に上位を狙えそうな傑作。
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「うさぎドロップ」 作:宇仁田ゆみ
(オトナファミ:19位 このマンガがすごい:6位)
今年は「突然娘が出来た」作品が脚光を浴びた年だったかと。
その中でも一番人気がこの作品。宇仁田先生の描く家族は、とにかく温かいのです。
個人的には「よにんぐらし」の方が好きだったりもしますが、
可愛さという意味ではりんちゃんに軍配かなぁ。
<参考>
⇒「うさぎドロップ」と「おたくの娘さん」から見る、ある日突然娘が出来た時の対処法
⇒「温もり」を求める貴方へ、宇仁田ゆみ作品のススメ
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「少女ファイト」 作:日本橋ヨヲコ
(オトナファミ:23位 このマンガがすごい:30位)
一癖どころじゃ済まない天才たちが集う真四角のバレーコート。
そこで繰り広げられる球技を、緻密な心理描写と共に描くバレー漫画の傑作。
これまた全然序盤中の序盤なのに、すでにもう面白いんですよ。
特に役者の揃う高校生編からの面白さがピカイチ。
近年面白いバレー漫画が無かっただけに、今年一気に来た感じがします。
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「皇国の守護者」 作:佐藤大輔 画:伊藤悠
(オトナファミ:26位 このマンガがすごい:26位)
大人の事情(!?)で途中で終了してしまった傑作。
その報が届いた時、多くの皇国ファンの人が泣いたのも記憶に新しいですね。
今はただ、続編が描かれるのを期待するのみです。
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というわけで双方共に上位にランクインしたのは以上9作品。
これはそれだけ今のマンガ界が非常に多様化してる事の表れだと思います。
様々なジャンルの、様々な趣味の、様々な魅力を持つ作品たち。
それぞれが、それぞれの合った作品を選ぶというのが今のスタイルなのかもしれませんね。
それだけに万人に受ける作品が望まれるのもまた現状なのですが。
次は、「オトナファミ」「このマンガがすごい!」のランキングで、
それぞれ上位10位以内に入ってるのに片方ではランク外な作品をピックアップしておきます。
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「ハチワンダイバー」 作:柴田ヨクサル
(オトナファミ:50位 このマンガがすごい:3位)
「このマン」では男性ランキングで圧倒的票を獲得したハチワンでしたが・・・
何ていうか、面白いけど一般的受け(ってか書店受け?)はそこまでしないのか?
(個人的には「このマン」で男性版1位だったのがびっくりだったんですが)
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「海街diary 蝉時雨のやむ頃」作:吉田秋生
(オトナファミ:圏外 このマンガがすごい:2位)
鎌倉を舞台にした家族ドラマ。ベテラン・吉田先生の味が光った逸作。
その人間模様が織り成す優しさが見事に心に染み込んで堪らないわけなんですが、
これまた一般受けする「ハデさ」が無かったのかもしれません。
が、これはまだ1巻という事で来年以降のランクインに期待。
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「フラワー・オブ・ライフ」 作:よしながふみ
(オトナファミ:圏外 このマンガがすごい:5位)
今年、衝撃的な完結をしたよしながふみの長編作。
よしながふみの作品は「このマン」では必ずランクインする人気作家。
が、それでも一般的にウケが悪いのは基本的にBLな匂いがするから・・・?
だからこそ一般向けという事でこの作品が広まってくれればいいなぁと思います。
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「シグルイ」 作:南條範夫 画:山口真由
(オトナファミ:圏外 このマンガがすごい:10位)
確かに一般ウケはしないのかもしれないけれど・・・w
ネット界では大人気のシグルイ。読まず嫌いの人も多いのでは??
読み出すと病み付きになってしまう、その狂気的とも言える世界観に“没頭”する事間違いなし。
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「LIAR GAME」 作:甲斐谷忍
(オトナファミ:3位 このマンガがすごい:圏外)
今年ドラマ化され、一気にその知名度を上げたYJ人気連載作。
一度シリーズが終わるとしばらく休載するのが何とも残念だが、
本格サスペンスモノという事でその評価はかなり高い・・・が、マニアにはウケが悪い?
最新シリーズの「密輸ゲーム」は高度な心理戦でしたが、
ちょっとルールが複雑&分かりづらかったか?その辺りが大ヒットとまでいかない要因か。
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「もやしもん」 作:石川雅之
(オトナファミ:8位 このマンガがすごい:圏外)
今年アニメにまで進出した菌マンガ。
日常の何気ない事も全て菌に起因してる事が分かると何かこうモゾモゾしてきます。
一般的にはアニメ化された今年がブレイク年?
個人的には去年がもやしもんフィーバーだった気も。
来年2月にはぬいぐるみ付き限定版も発売予定。
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「BLACK LAGOON」 作:広江礼威
(オトナファミ:9位 このマンガがすごい:圏外)
ガツンと心にくるガン・アクションに魅せられるマフィア(?)漫画。
圧倒的とも言える格好良さとスピード感に気が付いたらどっぷりハマってしまう。
アニメ化された去年が一番のピークで、昨年の「このマン」でも9位にランクされてたのに
まさかのまさかの圏外。ロベルタ人気で来るかなーとも思ったのですが・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
というわけでそれぞれ本の特色がかなり濃く出たランキングだったのでは、と思います。
「このマン」がマニア受けする作品、
「オトナファミ」が一般受けする作品、といった色が強いように思います。
そんな中こうして二つの角度から見て交わってる作品というのは、
やはり例外なく面白いです。うん、間違いなく。
で、最後に紹介したいのはこの雑誌。

「ダ・ヴィンチ 2008年1月号」にて今年1年の本特集
この「BOOK OF THE YEAR 2007」の中でも漫画BEST20がありました。
そんな20作品の中で「このマン」「オトナファミ」含めた3誌全てにランクインされてる作品がコレだ!
※「このマン」は総合30位以内、「オトナファミ」は30位以内
※()は「ダ・ヴィンチ」での漫画ランキング
「のだめ・カンタービレ」(1位)
「おおきく振りかぶって」(2位)
「君に届け」(7位)
「乙男(オトメン)」(18位)
以上4作品でした。
まさにこの4作品はある意味今年の漫画界を象徴する作品。
「のだめ」はやはりドラマ化の大成功、
「おお振り」もアニメ化の影響もあったかと。
「君届」は男も女もピュアホワイトに巻き込まれ、
「オトメン」は男性の新ジャンルという新しい時代を作り上げた。
この4作品が全て女性作家によるもの、というのもこれまた面白いですね。
少年誌への女性漫画家の進出は近年かなり多くなってきてますし、
その逆も今後ありうるのではと思います。
マンガ界にとっては非常にいい事だと思いますし、
それぞれのいいところを是非取り入れて、よりいい作品が生まれてくれればなぁ、と。
以上3誌による今年のマンガランキングを検証してみました。
当サイトによる2007年漫画BESTランキングは・・・
2008年1月4〜6日くらいに発表予定!今年は年内無理です!スミマセン。
多分今回紹介した作品とか半分も出てこないランキングになりそうです・・・(ぇ
乞うご期待!
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<参考>
⇒「このマンガがすごい!2008」今年も参加してます。
⇒貴方の知らない名作に、きっと出会える。「このマンガがすごい!」がすごい!(2007年版)
⇒全てのマンガ好きは「このマンガがすごい!」を読め!(2006年版)
⇒オトナファミ内容紹介
⇒マンガがあればいーのだ。的、2006年マンガベスト20!+10!
各サイト管理人さんのランキングもそろそろ発表されてきますね。
毎年この時期はそれが楽しみで楽しみで。
いや自分もやります。早くやります。
何とか年明けには。
今年のランキングは、色々と荒れそうです。うん、色々と・・・
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なお、今回ご紹介した3誌のランキングの紹介はそれぞれの本でドーゾ☆
このマンガがすごい!2008
posted with amazlet on 07.12.26
このマンガがすごい!編集部
宝島社 (2007/12/04)
売り上げランキング: 311
宝島社 (2007/12/04)
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おすすめ度の平均: 

マンガ探しの道しるべです。
お買い得ではありますよ。ダ・ヴィンチ 2008年 01月号 [雑誌]
posted with amazlet on 07.12.26
メディアファクトリー (2007/12/06)
おすすめ度の平均: 

2007年の締めに
JOJOが君に届け 5 (5) (マーガレットコミックス)
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椎名 軽穂
集英社 (2007/11/22)
集英社 (2007/11/22)
おすすめ度の平均: 

おもしろかったです。
なんか・・・
まだまだ成長する気持ちこの記事へのコメント
価舗
2007/12/26(水) 22:46:47 | URL | 閲覧者 #EI3Rardg[ 編集]
「オトナファミ」と「このマンガがすごい」が何度か左右入れ替わっていて
ちょっと混乱しました。
ちょっと混乱しました。
2007/12/26(水) 23:34:51 | URL | ヤヘイ #p8msq9mM[ 編集]
女性作家が書いてる漫画そんなに多かったんですか。
2007/12/27(木) 00:49:26 | URL | #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/12/27(木) 02:14:29 | | #[ 編集]
表紙にも載ってる鈴木先生が、俺的ヒット
2007/12/27(木) 02:32:55 | URL | へべれけ #-[ 編集]
君に届けの面白さがわからん。わざとらしくて嫌い。
主人公も嫌い。
主人公も嫌い。
2007/12/27(木) 02:48:30 | URL | - #-[ 編集]
この間、何気に買った漫画面白かったです。
良かったら読んでみてください。
白泉社 「キスよりも早く」
良かったら読んでみてください。
白泉社 「キスよりも早く」
2007/12/27(木) 13:23:02 | URL | yuki #-[ 編集]
吉田秋生はバナナフィッシュのインパクトが強すぎるんだろうけど
個人的には初期テイスト香る海街diaryにはすごく期待してますね。
最近はブラクラよりヨルムンガンドが好きです。
個人的には初期テイスト香る海街diaryにはすごく期待してますね。
最近はブラクラよりヨルムンガンドが好きです。
2007/12/27(木) 15:18:39 | URL | #LkZag.iM[ 編集]
ToLOVEるがアニメ化されることにコメントを!
2007/12/27(木) 15:42:22 | URL | UNI #FAw9Ckhc[ 編集]
皇国の突然の終了は本気で泣きそうになった・・・
2007/12/28(金) 00:01:06 | URL | kkpo #PzYVIlwM[ 編集]
「君に届け」や「乙男(オトメン)」は
ドラマ化や映画化してもおかしくなさそうですね
それに伴い今より大きなブームになったりしそうな気がします
ドラマ化や映画化してもおかしくなさそうですね
それに伴い今より大きなブームになったりしそうな気がします
2007/12/28(金) 00:21:24 | URL | sora #SFo5/nok[ 編集]
今年の漫画の動向がよくわかるいい記事ですね〜。
2007/12/29(土) 10:10:02 | URL | #-[ 編集]
私はたかすぃさんの2位が意外でした。記事とか書いてましたっけ???なんかうーーんあれなんですよね
2007/12/30(日) 09:01:35 | URL | jacky #oeyFrBKo[ 編集]
来年は嘘喰いの時代とみました
2008/01/05(土) 00:09:35 | URL | でつ #-[ 編集]
ちょっと待て勇午はどうした?
2008/01/05(土) 15:54:40 | URL | VIPPERな名無しさん #-[ 編集]
「・・・すごい」の方で、ハチワンが1位だったのが以外でした。
確かに、将棋マンガなのに物凄く格闘技ッポイのがボクにはツボでしたが、
YJだと「嘘喰い」のほうが気持ちを鷲掴みしているような気がしますね。
’08年は「嘘喰い」も上位に来ますよ。
確かに、将棋マンガなのに物凄く格闘技ッポイのがボクにはツボでしたが、
YJだと「嘘喰い」のほうが気持ちを鷲掴みしているような気がしますね。
’08年は「嘘喰い」も上位に来ますよ。
2008/01/11(金) 04:30:42 | URL | 森山ネム太郎 #Qlke00As[ 編集]
皇国の打ち切りはすごくショックでした
2008/01/14(月) 18:13:26 | URL | 名無しとでも言っておこう #-[ 編集]
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