イデオロギーを超越する力が この漫画にはあります、右も左も関係ない 何者にも侵されることの無い「力」が。
こうのさんのような作家から生み出された 決して派手ではなく目立つことの無い良作が 心ある人たちに認められ、日の目見て 万人の目に触れて評価され、いろんな 漫画賞を獲得できたことは漫画界にとっても 素晴らしいことだと思います。
【2005/05/16 01:18】
URL | AKI #niQ2C.ZY [ 編集]
久しぶりのカキコです! この本、amazonか何かで見かけて気になってたのですが。 「はだしのゲン」の少女マンガ版みたいな話なのかと思ってました…。 機会があれば、ぜひ読んでみたいと思います!
【2005/05/16 11:23】
URL | ミジンコ #NqNw5XB. [ 編集]
ようやく初カキコです。 ついつい月曜日の「デスノ感想・考察」を期待してしまいますが、今回は広島でびっくり。 GWの沖縄旅行で、南部戦跡もまわってきたのでしょうか?
私は1月に戦跡めぐりのために1人で沖縄に行きました。現在、感想とかをブログに書き綴っているのですが、本当に考えさせられます。
たかすぃさんのアドバイスに従い、たかすぃさんの感想を読んでいないので、場違いなコメントだったらすみません。
【2005/05/17 00:29】
URL | のどか #- [ 編集]
心に沸きあがったレス 沢山のご意見ありがとうございます。 (コメント・アンケート含み) 皆さんの熱い想いが伝わってきます・・・ 何かすごく、心が熱くなりますよ。
>AKIさん そうですね・・・ホントに何かを超越しています。 それは派手な意味ではなく。 地味だけど、しっかりと芯があり、曲がらない。 曲がる事のない想いが、「力」がこの作品にはあるのでしょう。
まさにこの作品は読んだ人からすすめられてどんどん広がっていく、という、 この作品にとって最高の広がり方をしてるのではないでしょうか。 一人でも多くの人がこの作品を勧めてくれる事を願うばかりです。 AKIさんは漫画アクションで連載されてる時に読まれてるんですよね・・・ 自分ももっと早く出会いたかったです。 けれども出会えたから良かった。
>ミジンコさん おひさしぶりです~ けっこう今色んな書店とかでプッシュされてると思いますよー 夏、8月に向けて更に露出度が高まっていくのではないかと思ってます。 「はだしのゲン」のような直接的な描写はほとんどありません。 「はだし~」は必要です。 本当の悲惨さを伝える為の作品です。 それは視覚的に訴える漫画でもありますが、 この「夕凪~」は心に訴える作品。 是非機会があれば読んでみてくださいね。 一度、二度、三度・・・読めば読むほど何かが心の中に湧き上がってくるかと思います。
>のどかさん 初カキコありがとうございます~ デスノ考察は・・・ちょっとお待ちくださいね(汗) 火曜夜~水曜夜ぐらいのアップ予定です。
いきなりうちのブログの毛色としてはちょっと意外だったと思われます。 GWの沖縄で南部戦跡を回ったわけでもなく、 この作品を知ったきっかけは自分でやってるAmazonランキングなんですよね。 自分のやってるブログがきっかけでこの作品を知る事が出来て・・・ 何と無く運命?を感じました。
戦跡を見る為に一人で沖縄に行かれたんですねー 素晴らしいです。色々考えさせられますよね。 是非自分も次回行った時は回ってみたいですね。 今はもう一度平和記念館に行ってみたいです。 修学旅行の時はしっかり見れなかった、あの場所へもう一度。
全然場違いどころか!良いコメントですよ~ 是非作品を読んでみてほしいですね。 そしてその時はまた感想お聞かせ頂けますでしょうか? よろしくです。
【2005/05/17 09:52】
URL | たかすぃ #Z2iUbf5Y [ 編集]
私も最近になってこのマンガを知ったクチですが、感想は書けませんでした。こんなマンガ・小説に出会ったのも久しぶりでした。 ちなみに、二回目の読み返しで何とも言えない感情がこみ上げてきて号泣でした。
とにかく、一度は読め! いや、一度では分からないから2~3回は読み返してくれ! と言いたいですね。
【2005/05/17 22:32】
URL | kbt #mQop/nM. [ 編集]
絶対読め お恥ずかしい話、この本のことをたかすぃさんに教えてもらうまで全く知りませんでした。 が、このレビューを見て、リンク先を見、即購入決定w で、何度かの読了後、こうして書いているわけです。
ええ、この本をいちごパンツの第一人者wでデスノートを書いているたかすぃさんが紹介したからこそ素晴らしい。 オレのように本来全く関心が無い人が読むかもしれないからです。 実際、「朝日新聞激賞!」「ヒロシマ」だけで、ハァと敬遠してしまいますw 小田実が褒めたって俺らには決して届かない。たかすぃさんだからこそ届く。
読み終わった後、もちろん感動したわけだが、そういうのは他にみんな書いているのであえて書かない。 読めば分かる、読んで欲しい。
そして、夕凪の街のたかすぃさんの紹介がこれまた絶品なのだ。マンガを引用して描くこのスタイルが今回他の紹介と比較しても隔絶に上手である。 だから、上の紹介を見たら黙って買って欲しい。 決して他の紹介文を読まないほうがいい。
そして、読み終わって、再読して(きっとする)疑問に思った場合、あなたがデスノートの考察する人やいちごの考察する人なら、野々村 禎彦でググロウ。 一つ一つのシーンの意味を見るなら、ただのにっき をググロウ。きっと新しい見方ができるはず。
ここからはオレの感想、ジャンプに強引にこじつけるw 思えば、ジャンプで最悪な絵ではだしのゲンが連載開始したとき、「なんじゃこりゃ」と思い、即効打ち切りだと思った。そしてピカドンのシーンでトラウマ、この手は受け付けなくなった。「おかあさんの木」もトラウマ。 一方、核戦争モノは大好きで読みふけっていたが、矛盾なし。後年、ジャンプでとんでもないマンガが連載される。ひらまつつとむの「飛ぶ教室」である。 ケストナーの児童文学と同じタイトルの学園モノ。 明るい絵柄と美人女教師(ちょっとH)。ギャグタッチの展開。そして、その世界は一瞬にして崩壊する。 当然打ち切りだがコミック所有。今、結構高値ついてますな。もちろん夕凪の街のほうがずっと優れてるが 似たテイストはあります。
しかし、マンガ技法の点で見ても今回の一冊はまさにマンガとしての極致にたったと実感させられます。 あのみなもと太郎をして10年間で最大の収穫と言わしめただけのことはあります。 この手の話のお約束と違って読後感の爽やかなこと。自責と諦念と癒しと希望と救い、この全てが得られる稀有な存在と言えるでしょう。最後まで読むとまた、最初に戻って読みたくなる「ウロボロスの蛇」のような循環構造。マンガ好きなら読まなければ損であるといえるでしょう。
もし、この種の話が他に読みたいならネビル・シュートの「渚にて」が傑作です。小説もいいですが、グレゴリ-ペック主演(フレッドアステアも出ている)の同名映画も素晴らしい。DVDでもでているはずなので興味を持った方はどうぞ。
【2005/05/18 00:09】
URL | 元祖凍上氏 #- [ 編集]
心に沸きあがったレスその2 引き続き、コメント&アンケートありがとうございますです皆様。
>kbtさん おひさしぶりです~コメントありがとうございます! kbtさんのトコでも記事にされてたんですね! 号泣された、という感想があり・・・もう、うんうん、と頷いてしまいました。 何とも言えない、言葉では上手くいえない、そんな感じが伝わってくる記事でした。 上手く表す事の出来ない自分の表現力を恨みながらも、 是非色んな方に読んで頂きたい良作ですよね。
正直1回目では特にこみ上げてこなかったんですよ。 2回目、3回目・・・回を重ねる毎に、どんどんと感情が湧き上がってくるのが分かりました。 本当に不思議な作品ですね。
>元祖凍上氏さん 熱いコメントありがとうございます。 自分の紹介記事で購入して頂いた、という事が素直に嬉しいですね。 この作品の布教に少しでも役立った事が、この作品に対しての恩返しだなぁと思ったので・・・
かなり褒めて頂いてますが、全く自分では全然なんですよ。 まだまだ表現できてない。もっともっとこの作品の良さを引き出した、 そんなレビューをしたいと思いました。
この作品は一度読んだだけじゃホントダメなんですよね。 それじゃ気付けない。 自分の中から湧き上がってくる気持ちに気付けない。 色々、一つ一つのセリフ、情景をかみ締めながら読んでいく。 そうする事によって、この作品は最初に読んだ時と全く別の作品になってました。
自分が紹介した事が、全く関心のない人の心に届いた事がホント素直に嬉しい。 自分がたまたまAmazonランキングの記事を作成し、 そしてこの作品がランク入りしてなかったら、 この作品に出会えなかったかもしれない。 そう思うと世の中は不思議なものだなぁと改めて思ってしまうのです。
「はだしのゲン」は読みましたが、その他の作品は読んでないですねぇ。 「おかあさんの木」はタイトルだけ見てもちょっと見てみたい気もします。 「飛ぶ教室」は聞いた事ありますねー エロいマンガとも聞いていたんですが、その世界が一瞬にして崩壊する、 というその言葉にちょっと惹かれます。
そうなんですよね、読後感が、何ていうか。 夕凪の街→桜の国ときちんと続けて読む事により、 爽やかな読後感を得る事が出来るんですよね。 これはお見事だなぁと素直に思いましたよー 何度も何度も読みたくなる、本当に良作です。
「渚にて」も有名な作品ですよね。 凍上氏さんは沢山見られてますねぇ・・・さすがっす。 また色々教えてくださいね。
【2005/05/19 01:11】
URL | たかすぃ #Z2iUbf5Y [ 編集]
泣けました。 たかすぃさん初めまして。今日初めてこちらのブログを拝見しました(^-^; で、「夕凪の街桜の国」を取り上げていらっしゃるのに感動して勢いでカキコさせていただいております。
私は広島在住です。なので原爆という言葉をとても身近に感じています。 だけど、「ゲン」は読めなかった・・・。あれはものすごく怖い漫画だと思います。子供の頃学校の図書館にあったのを少し読んで、ショックを受けました。
「夕凪の街桜の国」は、親しみやすい絵柄も手伝って、最初あまり深く考えずに読み始めたのですが、読み進むにつれて、なんて深い物語なんだろうと・・・ 絵空事ではなく、会ったこともない人たちに「死ねばいい」と思われた人間、事実殺されようとして、辛くも生き延びた人間のやりきれない気持ち。 生き延びたことに対して罪悪感を持たねばならないなんて・・・。 そんな理不尽なことはないと思うのに、その凄惨な現実に自分が直面したらどうするだろう、果たして生きていくことが出来るんだろうか、と想像すると、恐ろしさに震えます。
「腐っていないおばさんを慎重に選んで下駄を盗んで履く人間になっていた」 という言葉と、 川にぎっしり浮かぶ死体に瓦礫を何度も投げつけた、という場面がひどく心に残っています。 どちらも悪いことのように聞こえるけれど、彼女が生きるために必要なことだったのだと、 その行為を責めるよりも、そうせざるを得なかった彼女の気持ちに心を近づけて、そのつらさを自分のもののように想像することが・・・ もしかしたら世界平和につながるのかな。 そんなふうに思わせてくれた漫画です。
何十年経った今も、被爆二世、三世・・・と被爆者の歴史は続いているんだ、ということも改めて再認識しました。
ただただ、戦争の愚かしさを深く胸に刻んで。
感想書きなれてないのに書いちゃってすみません。 デスノートとか始め漫画大好きなのでこれからも時々覗かせていただきますねv
【2005/05/21 10:00】
URL | 洸 #T20eLrmU [ 編集]
心に沸きあがったレスその3 洸さん、はじめましてーー!コメントありがとうございます。 「夕凪の街~」はマンガ好きとして外せない作品と共に、 自分の中の心に残り続ける作品になりました。 そんな作品のレビューをしっかり書けるかどうか、 不安だったのですが こうして洸さんのようなコメントを頂ける事を非常に嬉しく思っております。 広島在住の方は特に大きく胸に響く作品なのでしょう。 自分は今まで1度しか広島の地に降り立った事はないのですが、 広島にいってみたい。そういう風な思いにさせられる作品でした。
この凄惨な出来事、そしてやりきれない想い。 それが現実にあり、たくさんの人が感じてきたこと。 その事をしっかりと認識し、伝えていかなければならないですね。 自分がそうなった時・・・どんな風になるかはまったく想像できません。 もし想像できたとしても、現実は全く違うのでしょう。
生きていく上では綺麗事だけでは済みません。 ましてやそんな状況の中生きていくには、 大変な思い、そしてつらすぎる思いの中生きていかなければならないのでしょう。 その事に罪を感じても、罰を受ける必要はない。 罰はすでに受けているし、その罰はむしろ間違っていたのだから、と思います。
戦争というつらい体験をしたのは多くの人達がいらっしゃると思います。 平和である事を願って。
心にしみる感想ありがとうございます! 基本的にマンガしか扱わないブログですが、 是非またお立ち寄りくださいね。
【2005/05/23 13:11】
URL | たかすぃ #Z2iUbf5Y [ 編集]
いやあ、相変わらずいい作品を取り上げますね。 僕も持ってます、「夕凪の街桜の国」。 こうのさんの作品はいいですよね。 ほのぼのとさせてくれる。
そのこうのさんが書いた戦争に関連するこの話。 僕は、 「嬉しい? 十年経ったけど 原爆を落とした人は私を見て 『やった!また一人殺せた』 とちゃんと思うてくれとる?」 という文章にひどく印象を受けました。 深いです。これは。
言いたい事はとても一杯あるのですが、少し長くなるのでまた別の機会にでも。 ただ僕も感動した人間の一人である事だけは書き記しておきます。 本当にお薦めですね、この本は。
【2005/06/12 17:44】
URL | ゆうき #LkZag.iM [ 編集]
心に沸きあがったレスその4 うちの記事を見て買った、という方の話を聞くとすっごい嬉しくなっちゃいますねー
>ゆうきさんへ いやーこれはホントいい作品でした。 ゆうきさんも持ってらっしゃるんですね。 こうの先生の作品はこれしか見た事ないんですよー なので機会があれば他の作品も見てみたいと思ってるんですが・・・
「嬉しい?」から始まる下りは個人的にも一番グっときたところでした。 だからこそうちの記事では伏せておいた、というのもあります。 あれは全くの先入観なしで読んで欲しかったんですね。 深すぎる言葉だったので。 思い出すと涙が出てきます。
この作品について語ると長くなっちゃいそうですが、 同時にしんみりしちゃいそうですね・・・ 何かこう、最後のしめとかでお話しましょうw 感動してうちの記事にコメント残して頂けるのは非常に嬉しいです。 ありがとうございますです。
【2005/06/12 23:27】
URL | たかすぃ #Z2iUbf5Y [ 編集]
TBさせていただきました 静かで激しい作品でした。とても感動しました。
【2006/09/08 23:44】
URL | タウム #- [ 編集]
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