12年振りに「いちご100%」が連載復活する事について一言。 |
朝ヤフーニュース見てたら

ぶったまげました。
まさかヤフーニュースのトップに 「いちご100%」が掲載される事があろうとは…後にも先にもないのではないだろうか。 と、同時にびっくりした事がもう1つ。
12年て。
12年も経ちました!?嘘だー 12年って相当ですよ、その時生まれた女の子が女子中学生になる歳月ですよ、 それぐらい12年という数字は…重いッ!
信じられなくて、死ぬほど久々に過去の記事を見直してみました。
ガチだった…
2005年8月1日(月)。 ※誤記修正しました… ジャンプ誌上で最終回が掲載された日です。 あれから約12年の月日が流れてたんですね…
んでもって当時の記事を読み返すのがあまりにも恥ずかしく。 今見ると本当に酷い。酷すぎる。(色んな意味で) いや、それはそれで当時の自分から生まれたものなんですが、 やはり若さというものは恐ろしい…あんな事やこんな事、 今だと恥ずかしすぎるような事もたくさん言ってますね。いやホント若いってすごいなぁ… (恥ずかしいのでリンクは貼らないでおきます)
え?別に全然変わってない? …ま、まあそれはさておき、当時はいちご100%レビューサイト、 じゃなかった「西野つかさファンサイト」としてブログ運営していた身としては 今回のニュースはさすがに見過ごせなかったわけで。 自然凍結して約2年近く経ち、完全放置されていたこのブログを久々に更新するに至ったわけです。
というわけで、やはり今回の連載復活/続編に思うところはあり。 一言述べさせていただきたく。
---------------------------------------------- ■続編のニュースを聞いてまず感じたこと ----------------------------------------------

まずね、嬉しさよりも「無いだろ」という感情の方が上回るわけですよ。
いや嬉しいですよ?嬉しいのは山々なんですが、 自分の中の「いちご100%」はあれで完結していますし、 それ自体には大変満足しているわけです。何より西野エンドだったですしね… そこから先は、幸せな二人の姿を読者が妄想し続けるわけで。
何より、改めて読み返してみても「いちご100%」の終盤は神がかっていて とてもよく出来たラブコメであり、見事な着地だったと思うわけですよ。 個人的にはラブコメの金字塔・名作として完結しているものを 今このタイミングで世に出しなおす意味があるのか、と複雑な気持ちになるわけです。
ハッピーエンド(西野派にとっては)で終わった物語の続き、 というのはラブコメにとって禁じ手のようなもので、 下手をすれば元の方を壊しかねない危険な一手です。 タイトルを変えるならまだしも、「いちご100%」をそのまま使うわけですからね…
「EAST SIDE STORY」
ドラマCDでも「EAST SIDE」は東城綾の物語として作られていましたので、 間違いなく彼女が主人公となるとは思いますが…果たして。 ちなみに最終19巻あとがきで、作者である河下先生は下記のように語っています。
>東城ファンの方々あまり悲しまないでくださいね。 >彼女の恋愛面での幸せは描けなかったかもしれないけれど、 >未来の幸せは絶対約束されています!
当初は東城エンドだった、という事まで語られており、 やはり彼女の幸せも形にしてあげたいという想いが強いのかもしれません。
そして「いちご16~17%(唯の後日談)」や「いちご18~19%(さつきの後日談)」といった形のように 東城サイドの後日談はありませんでした。 これが意味をするものは、果たして…
---------------------------------------------- ■続編がどうなるか考えてみました ----------------------------------------------
連載始まるまでは妄想し放題ってことで、 このタイミングだからちょっと考えてみました。
今回どんな物語になるか、は大きく分けて3つの方向性があると思われます。
(1) 高校卒業~4年後の同窓会までの物語

最も可能性がある時間軸はこれ。
同窓会において「ううん!あたしも卒業以来全然…」という風に言っていましたので、 少なくとも4年間のうちに真中と何かあった、 という方向には持っていきにくいですしね。(白ばっくれてる感じでもないですし、たぶん)
元のエンディングを壊さない前提、 かつ「EAST SIDE」というサブタイトルを踏まえると、これしか無いだろうと。
そしてこの時間軸で期待したいのは… 4年間における「西野の登場」です。ええ。 真中とは会ってないけど西野とは会ってないとは明言してないわけで。 雪の日の邂逅以来、きっと二人は交わってないんですよね。 けど、まあやっぱり出てくるよね。出さんわけにはいかんでしょう!
出してください、河下先生…
(2) 最終回後の物語

続編、というと一般的にはこっちですよね。
ただそうなるとどうしても「西野」「真中」「東城」の三角関係が再燃するだけで、 それはそれで正直面白そうなんですが、 その展開はヤングジャンプあたりが適切なんじゃないかと思うわけですよ。 だって22歳ですからね。高校生の時のようにはいかないドロドロさが出てくるでしょう。
一方、この展開だと東城エンドになる可能性が高く、 西野が泣くことになるので西野派としては容認できないわけです。 まあ何より一応「少年誌」でやるわけなので、 22歳のキャラクターたちの恋愛模様、ってのはちょっと背伸び感があるので難しいか。
まあ22歳以降の西野が見られるというご褒美はたまらないんですが… それはそれでお願いします、河下先生…
(3) 最終回から●●年後の物語

これも続編にありがちパターンです。
が、となると主人公たちの年齢は少なくとも25~26歳とかになり、 ますます少年誌としては適さなくなります。その年齢の西野も見た…いですけど…
あとはずっと時が過ぎて西野や東城の子供たちの物語になるケース。 まあこれはこれで王道ではあります。 もしくは西野と真中の子供と、東城の子供の恋愛ストーリー… なーんて想像するだけで、それはそれでドロドロな気がします。 いや別にドロドロの物語が見たいわけじゃないですよ?
ちなみに上記の場合、西野の子供が男の子で、東城の子供が女の子になるでしょうね。何となく。 けど西野の女の子も見たいです、河下先生…
というわけで順当なのは(1)だと思いますが、 まあ(2)でも(3)でも楽しめるだろうとは思っています。 とりあえず西野出してください河下先生…
---------------------------------------------- ■主人公以外と結ばれるヒロイン、という世界 ----------------------------------------------
真中は本当にダメな野郎でしたが、 それでも東城が心の底から好きになった男性でもあります。 そして順当にいけば、東城のお相手は真中ではない誰か、です。
何でしょうね、この「持って行かれてしまった」感は…
成就しなかったからこそ、それしかないですし何の問題もないはずなんです。 けど恋愛マンガのヒロインって、ずっと主人公のことを好きでいてほしい、 なーんて男側の勝手が願望があるわけですよ。 現実はそんなハズはないんですが、漫画という世界だからこそ、 ヒロインに対してそれを求めてしまう。
それが今回崩れるわけです。どういう形にしろ。
僕らが見てきたのは「真中のことを好きな東城」であり、 今ここにまだ出てきない誰かを結ばれる東城、 というのは受け入れがたい現象なんです。 このあたり東城派の方々はどう感じているのかをお聞きしたいところです。 (ニセコイで言うと、小野寺が一条楽以外と結ばれるエンドが描かれる感じですよね~)
それにしてもタイトルが「いちご100%」である以上、 東城はまたその新キャラ男性にいちごパンツを披露する事になるんでしょうか…

12年を経て蘇るいちごパンツ。 河下先生がどう描くのか、正直楽しみで仕方ありません。
---------------------------------------------- ■12年間で変わった少年誌ギリギリのライン ----------------------------------------------
最終巻のあとがきで、 河下先生は下記のように述べられていました。
>ちなみに、いただいたファンレターの中で >「もっとさつきにエッチな事をさせてください!」 >という要望が2番目ぐらいに多かったです。 >描き下ろしのおまけマンガ「いちご18~19%」、 >あれが現在の少年誌(ジャンプ)ギリギリのラインではないかと思います。 >それで勘弁を…

12年前の少年誌(ジャンプ)ギリギリのライン
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

2017年現在の少年誌(ジャンプ)掲載されているギリギリのライン(若干アウト?)
河下先生…ラインが跳ね上がってます!
まず間違いなく「To LOVEる」が突破した線だと思いますが、 ぜひ続編では格段にあがったラインを飛び越えていただきたいものです。
---------------------------------------------- ■というわけで ----------------------------------------------
色々と思うところはありますが、 結局のところ連載復活、続編が出てくる事を楽しみにしている事は間違いなく、 そして「少年ジャンプG」という、これがなかったら絶対買わないだろう雑誌を まんまと買わされてしまうあたり、集英社の戦略にやられるわけです。
決まったものは仕方ありません。 全力で楽しみたいと思います。
え?全然一言じゃないって? いやーやっぱり「いちご100%」の事を語りだすと長くなってしまいますね。 けどね、言いたいのはやっぱり一言なんです。
西野が好きだ、西野ともう一度会いたい。
それに尽きます。よろしくお願いします、河下先生…
なーんて内容を 今年38歳になるおっさんが書く事じゃないね、と今ふと我にかえって思いました。 何だろうこの絶望感。26歳の時とは違う、違うんだ…
26歳でもダメか。(過去の記事を読み返して身悶えしながら)
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