マンガがあればいーのだ。
ただいま開店休業中。けどたまに更新するので見捨てないで・・・
全3誌の「2010マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト11作品+α!
2010年12月25日 (土) | 編集 |
このマンガがすごい! 2011 フリースタイル14 特集:THE BEST MANGA 2011 このマンガを読め! オトナファミ 2011年 02月号 [雑誌]

さて今年ものこりわずか。終わる前に今年を振り返るということで…
毎年恒例となりつつある、各誌のマンガランキングを今回もまとめました。

このマンガがすごい! 2011
THE BEST MANGA 2011 このマンガを読め!
オトナファミ 2011年 02月号

それぞれ特色のあるランキングになってるだけに、
この3誌全てから選出される作品はすごいんじゃないか!?
という思いから、こういった総合ランキングを個人的に作ってみた次第です。

※参考、昨年も同企画やってます
 ⇒全3誌の「2009マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト12作品

もちろん各誌のランキング選出形式が全然違うだけに絶対的なものではないのです。
が、選ばれた作品にはそれだけの「面白さ」が詰まってる作品ばかり。
どれも納得の作品たちです。

ランキング紹介の前に、上記で挙げた3誌の特色をかんたんにご紹介します。


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■このマンガがすごい!

 ⇒宝島社より発行。
  スタートは2005年版より。毎年一番注目を浴びます。
  このランキングを元に書店では特設コーナーやPOPが張られる事が多いですね。
  
  去年から選出者の幅が広がり、メジャーな漫画からマイナーな漫画までが
  色々入り乱れるランキングになったのは個人的に◎
  ただ一部偏りが見られるあたりが、来年以降の課題かも…?

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■このマンガを読め!

 ⇒フリースタイルより刊行。
  今年から別冊ではなくフリースタイルの中での発表形式に変更。
  それに伴い従来あった上位ランキングの1話丸々掲載がなくなっちゃいました。残念。
  
  相変わらずマニアックな作品がごろごろランクインしてるのが特徴。
  いやー、読んだことない作品多いっす。
  3誌全てに選ばれるという意味では、ここでランクインするかが大きな分かれ目に。

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■オトナファミ

 ⇒エンターブレインより刊行。
  つい最近、季刊誌から月刊誌へ変更になってます。

  こちらは独自に全国書店員に対しアンケートを実施。
  「書店員が選ぶ」ランキングとなっており、3誌の中で一番一般的な感じ。
  さすがは最前線で働く書店員さんというか、幅広いジャンルを押さえており、
  旬な作品を知るにはこのランキングが一番参考になるかもしれない。

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というわけで上記3誌に全て選出されてる作品をまとめて、
総合ランキング付け!!

基準&ルールは下記の通り。

●このマンガがすごい:オトコ編50位以内・オンナ編42位以内を対象
●このマンガを読め  :総合53位以内を対象
●オトナファミ      :総合50位以内を対象

この基準内において、
3誌全てにランクインした作品の、各順位を合計。
例えば

「このマンガがすごい」:
「このマンガを読め」 :
「オトナファミ」     :15

であれば、5+8+15=28point、という計算方式とします。
その合計順位数字のpointが、一番低い作品をBEST1として計算。
この計算結果に基づいたランキングを出してみました。

マニアから一般まで、より幅広く支持されてる作品は一体どれなのか?

今年のランキングから読み解いてみました。
あくまで3誌全てに選ばれた作品が対象です。
今回その対象となるのは11作品
さらに今年はこれに特別に7作品をプラスアルファし、全18作品をご紹介。

まさに珠玉の18作品はこれだ!それではドーゾ。


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11位:「狼の口 ヴォルフスムント」  作:久慈 光久 121point
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狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX) 狼の口 ヴォルフスムント 2巻 (ビームコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編50位 「読め!」53位 「オトナファミ」18位

うわああああ。きた。ガツンときた。

おそらく今年の1・2を争うくらいの、脳天を直撃した作品。
これに出会って良かったのか悪かったのか…
否、良かったに決まってる。色んな意味でこの作品は虜にして離さない。忘れられない。

中世ヨーロッパ、イタリア北部を舞台にしたこの物語、
舞台となるのは峠に設置された関所。
通称「狼の口」
そこには不正な通行を何人たりとも通さない非情な番人がいた。

誰も彼の目を欺けない。
見破られた人達に対し、刑が執行される。
捕えられた人達の絶望。憤怒と憎悪。
力強い筆圧で、搾り出すように描かれる表情にとにかく圧倒される。

残虐という言葉がここまでしっくり来るのもまた珍しい。

救いはなく、絶望だけが残る。
稀にこぼれるかのように、か細い光が弱々しく灯る。
2巻ラストの衝撃はすさまじかった。ここまで出来るものなのか、俺が作者なら出来ない。

どうしようもない黒い塊を心に残すこの作品。すごいの一言。
最初からいきなり何ですが、ああもう詳しくはまた別の機会に語らせてください。とにかくすごい。


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10位:「バクマン。」  作:大場 つぐみ 画:小畑 健 90point
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バクマン。 9 (ジャンプコミックス) バクマン。 10 (ジャンプコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編8位 「読め!」53位 「オトナファミ」29位

気がつけば代表作である「DEATH NOTE」の連載数を越えてしまったマンガ内マンガ作品。
やはりこのコンビの作品は面白いな~と痛感させられます。
もはや立派なジャンプ看板作品といっても過言ではないでしょう。

2010年は「バクマン。」内から実際に「ラッコ11号」がジャンプに掲載されたりしたのも
1つの実験としては面白かったのではないでしょうか。
現実世界とのリンクは、もっと突き進めていっても良いのではないかと。
それこそ、「バクマン。」内と現実のジャンプで同時連載がスタートするとか…アリじゃないですか?

最近若干作画の崩壊(くずしてるだけ?)が気になりますが、
引き続き読者の意表をつきつつも王道を突き進んでほしいなぁと。
マンガの凄さを、マンガでぜひ語ってほしい。


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9位:「ONE PIECE」  作:尾田 栄一郎 59point
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ONE PIECE 58 (ジャンプコミックス) ONE PIECE 59 (ジャンプコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編4位 「読め!」53位 「オトナファミ」2位

いやはやここ3年のワンピースは異常な盛り上がりでした。

シャボンティ諸島突入から、九蛇、インペルダウン、頂上戦争…
息つく暇もなく、ジェットコースターのごとく展開していく物語。
これが60巻を越えた長寿作品なのか!?と思うぐらい、他を寄せ付けない圧倒的な面白さでした。
さらに衝撃展開が波紋に波紋をよび、まさに卒倒モノ、何度鳥肌がたったことか。

尾田先生完全監修である「STRONG WORLD」も昨年末からずっと話題を呼び続け、
今年は更なる新規読者層が流れ込んできた年でもあるのかなぁと。
50巻セットとかが飛ぶように売れてるってのが恐ろしいですね。

第2部開始前に4週休載があった時は、ホントジャンプがつまらなかったものなぁ…
ワンピは偉大です。いるだけで雑誌としての存在感が変わってくる。
第2部に入り、しばらくはまったりとした展開が進むのか?という感じに。
まあここまで怒涛の展開が続いただけに、こういった緩急も必要なのではないかなぁと。

また来年から訪れるだろう山場を楽しみにしてます。ワンピが終わるまでまだまだ死ねんよ!


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8位:「さよならもいわずに」  作:上野 顕太郎 50point
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さよならもいわずに (ビームコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編3位 「読め!」3位 「オトナファミ」44位

妻を突然なくした作者がその悲しみを綴った、完全ノンフィクション作品。

紆余曲折ありながらも幸せに暮らしていた家族に訪れた突然の悲劇。
そんなエピソードを尋常じゃないくらい詳細に描かれていく。
葬儀業者とのやり取りまでを事細かに描かれるからこそ、そのリアルが骨の髄まで伝わってくる。
悲壮という言葉だけじゃ片付けられないオーラが作品全体から漂ってきてくる。

これは2度読むのが辛い。読み返したくなくなる作品でもあります。
前回の記事でも書きましたが、万人にはオススメできないなぁ。覚悟がある人だけ。

マンガの表現力に限界はない、というのを思い知らされる。
読めば読むほど恐らくどっぷりハマってしまいそう。
親しい人を亡くすという悲しさ。これを読んで味わいたくないな、としみじみ感じた次第です。

40歳過ぎてから、もう一度読んでみたい。


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7位:「海月姫」  作:東村 アキコ 39point
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海月姫(1) (講談社コミックスキス) 海月姫(6) (講談社コミックスキス)

 ※「すごい!」オンナ編3位 「読め!」35位 「オトナファミ」1位

東村先生の、新たなる代表作となった作品。
オタクの巣窟に住む地味な女の子が、女装男子・蔵之介と出会い変わっていく物語。

ママはテンパリスト」で2008年~2009年を席捲し、
「海月姫」で2009~2010年を席捲する…うーんすごい。まさに最先端作家の1人。
これ以外にモーニングで「主に泣いてます」も連載してるんだら超人すぎる。

何かが狂ってないと描けないぐらいすごいです。
その狂気が、登場人物に乗り移ってるんでしょうか。
東村先生の描くオタクの人達の、何と生々しいことよ。
妙なハイテンションと暴走がまさに“怒涛”という言葉ピッタリで繰り広げられます。

このノリについていけるかどうか、それが東村作品を受け入れられるかの分かれ道。
ただ「海月姫」ってある意味ちゃんと少女マンガの王道なんですよね。色々捻じ曲がってるだけで…
その曲がり方のセンスが、この面白さに繋がってるのでしょう。


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6位:「惡の華」  作:押見 修造 38point
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惡の華(1) (少年マガジンKC) 惡の華(2) (少年マガジンコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編10位 「読め!」11位 「オトナファミ」17位

インパクトありすぎる表紙に度肝を抜かれた人も多いだろう。

だって書店でこんなの並んでたら…普通ぎょっとする。
そして中身を見たらもっとギョっとするところか愕然としてしまう。
気がついたらのめり込んでいく。読み進めるスピードが上がっていく。
まるで自慰行為のように加速していき、放たれる瞬間まで用意されてる。
何と綿密に構成された変態漫画か。さすが押見先生。感服しました。

偶然好きなクラスメイトの女の子・佐伯さんの体操着を盗んでしまった春日くん。
その行為を同級生の仲村さんに見られてしまう。
仲村さんは春日くんを脅迫する。「私と契約しよう」と。

もともと「デビルエクスタシー」や「ユウタイノヴァ」からもうブッ飛んでて、
その常軌を逸脱した世界観の虜になりっぱなしでした。
今回は日常生活の中における逸脱した存在=変態を、
思春期のリピドーをたっぷり混ぜて送る狂気エンターテイメント。面白いに決まってる!

史上最凶に暴言を吐きまくるヒロイン・仲村さんの魅力が堪らない。
この先何をしでかしてくれるか、そんな期待感を抑えずにいられない。
全部ぐちゃぐちゃにかき混ぜて壊してくれる、そんな爽快感。
誰もが妄想した事がある日常を自らぶっ壊す物語、ここに極まり。この変態!


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5位:「乙嫁語り」  作:森 薫  33point
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乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX) 乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

 ※「すごい!」オトコ編6位 「読め!」11位 「オトナファミ」16位

エマ」で近代ヨーロッパを華麗に描ききった作者が次に選んだ作品は、
19世紀アジアを舞台にした嫁物語…!?

まだ12歳の男の子に、20歳の女の子が嫁いでくるという設定がまた絶妙。
現代の、しかも日本と言う国では考えられないだけにそこでまず惹かれてしまう。
そのアンバランスな二人を描くのは、森薫先生の超絶すぎる綿密描写。
今活躍するマンガ家の中で、おそらく最も描き込み度がすごいのではないだろうか。

本物を越えた描写とでも言うべきなのか。ただただ感嘆するばかり。
途中から読んでるのではなく、観ているような感覚にすら陥る。
それぐらい圧倒的描写力は、これまたマンガの限界を打ち破ってくれた。

二人ほのぼのと暮らすだけではなく、嫁奪還から撃退までのエピソードが盛り込まれたりと
この辺りはさすが。緩急のある展開が読者を飽きさせない。
これぞ「すごい!」マンガだ!と言い切ってしまえる作品。


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4位:「GIANT KILLING」  作:ツジトモ  28point
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GIANT KILLING(1) (モーニングKC) GIANT KILLING(17) (モーニングKC)

 ※「すごい!」オトコ編13位 「読め!」11位 「オトナファミ」4位

これは「サッカー漫画」か?否。「サッカー監督マンガ」なのだ。

野球監督マンガの名作といえば「ラストイニング」ですが、
サッカー監督マンガの名作は間違いなくこのジャイキリです。
サッカーという競技の奥深さを、心行くまでと味わえるのが魅力的すぎる。

何よりこの作品が面白いのは、物語がピッチ上だけで留まらないところ。
いやむしろピット外で繰り広げられるドラマこそが、この作品の真髄。
スポットライトを浴びない、選手たちではなくスタッフたちやサポーター。
そういった人達がいるからこそ、プロサッカーという競技が成り立つのだ。
そこでのドラマが、そのまま試合の展開へリンクしていく。
何だか人生の醍醐味が詰まってるかのような感覚を覚えるぐらい。ああ面白い。

現在連載ではシーズン後半戦に突入。
更に盛り上がる展開ですが、個人的には後半戦突入前のキャンプが面白かった!
タツミ監督の、監督論やらチーム論はサッカーだけじゃない、
組織で動く人達の心の芯にズシンときたのではないでしょうか。こういうところがすごい!のです。


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3位:「アイアムアヒーロー」  作:花沢 健吾  27point
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アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス) アイアムアヒーロー 3 (ビッグコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編9位 「読め!」9位 「オトナファミ」9位

ああ、もう何なんだこの作品は。絶望的なぐらい面白いじゃないか。

パニックホラーモノが最近増えてきている中、ひときわ異彩を放つ作品。
突然読者を置いてけぼりにするような展開になったかと思えば
突然度肝を抜く展開で心を鷲掴みにされる。
当たり外れが入り混じったビックリ箱を次々開けるかのようなドキドキ感。
それがページを捲る度に来るんだから、こりゃもう病みつきになる。ならざるを得ない。

1巻終盤の衝撃をまだ知らない人はここまで。

比呂美が登場してからの展開がまたアツかった今年。
長い休載期間を経て、更なる衝撃が待ち受けていた。そんなのアリなの!?と。
誰もが思ったのではないだろうか。1巻終盤の衝撃に近い。あのゾクゾク感。
それって一体どうなるの?え?え?と。作中もパニック。読者もパニック。

花沢先生の掌で、僕らの目は回る。絶望と興奮の入り混じった面白さに感染。


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2位:「テルマエ・ロマエ」  作:ヤマザキ マリ  15point
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テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX) テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編2位 「読め!」6位 「オトナファミ」7位

マンガ大賞2010を受賞してから、一気に広まった風呂マンガ。

風呂のみを純粋にテーマにそえた作品が稀有なことながら、
古代ローマと現代日本を「風呂」で結びつけてしまうそのセンスに脱帽。
この作品を読むまで、古代ローマで風呂が流行してたなんて知りませんでしたしね。

現代日本の風呂文化とのギャップに、いちいち驚愕するルシウスがやっぱり面白い。
と同時に、日本人であることに誇りを持ってしまう!?そんな展開になるのが美味しい。
ああ、日本に生まれて良かったな…としみじみ読むのが吉。

ただ出オチ的な面も否めなく、そんなに長く連載する作品でもない。
個人的には3~4巻ぐらいで完結するのがバランス的に良いのではないか?
長期連載向きのテーマではないと思うんだよね…

この作者には他に「ルミとマヤとその周辺」というイチオシの名作があるので、
「テルマエ~」にハマった人はそちらもぜひチェックを。


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1位:「進撃の巨人」  作:諫山 創  7point
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進撃の巨人(1) (少年マガジンKC) 進撃の巨人(2) (少年マガジンコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編1位 「読め!」2位 「オトナファミ」4位

ここまで短期間でブレイクする作品もまた珍しい。
別冊少年マガジン、通称「別マガ」の看板作品が今年の総合1位を獲得。

デビュー作でここまで注目されるのもまたすごい。
まだまだ粗さが目立つ作品ではありますが、それを吹き飛ばすぐらいの圧倒的なド迫力。
人類の天敵である巨人に立ち向かう、そんな絶望的な状況が逆に気持ちいい。

絶望、絶望、また絶望。

その絶望感が読者にも刷り込まれてリンクされていく。
だからこそ、作中のキャラクターたちが感じる恐怖が染み込むように伝わってくる。
恐怖と気持ち悪さ。それが両立してる巨人。
人が喰われるという衝撃展開と、それを倒す者。ここに面白さがある。

前回の記事でも書きましたが、個人的には評価されるにはまだ早いと感じています。
このプレッシャーに潰されないでほしいなぁと切に願うばかりで。


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と、ここまでが設定したルールに則ったランキングでした。

昨年から引き続きランクインしてるのは
「アイアムアヒーロー」「バクマン。」「海月姫」の3作品のみ。
それ以外はガッツリ入れ替わってるというのがまたある意味嬉しいですね。
それだけ新陳代謝が活発というか、マンガ界が盛り上がってるってことですから。
来年も引き続きランクインする作品はあるのか!?その辺もぜひ注目したいところです。

で、ここから番外編です。

まずはこの3誌に全てランクインしたものの、ルール内に入らなかった作品を。
実は唯一「このマンガを読め!」だけがベスト147まで紹介しており、
100位以上にランクインした作品も含めてみると、下記3作品が入りました。

「すごい!」「オトナファミ」と比べると、1票の重さが格段に違うため
この3作品も「番外編」ってことで一緒に紹介したいと思います。番外なのでちょい軽め。



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番外編:「ちはやふる」  作:末次 由紀  139point
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ちはやふる(10) (Be・Loveコミックス) ちはやふる(11) (Be・Loveコミックス)

 ※「すごい!」オンナ編4位 「読め!」122位 「オトナファミ」13位

2008年でのブレイク以降、安定した票を獲得している作品。

競技かるたに青春を賭ける少年少女たちを、しっかりとアツい筆で描く。
単行本は気がつけば11巻まで発売。あっという間ですね…
新入部員も入り、ますますアツくなる「ちはやふる」ワールドには引き続き注目したいところ。


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番外編:「町でうわさの天狗の子」  作:岩本 ナオ  156point
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町でうわさの天狗の子 6 (フラワーコミックスアルファ) 町でうわさの天狗の子 7 (フラワーコミックスアルファ)
 
 ※「すごい!」オンナ編10位 「読め!」122位 「オトナファミ」24位

こちらも安定した票を獲得し続ける作品。

「ちはやふる」と比べるとややスローペースな刊行なのは掲載誌の違いから。
ただ作中の展開もスローペースだけに、これがちょうど良いのかも!?
少しずつ動き始めてきた恋模様。それぞれの恋はどんな結末を迎えるのか。まだまだ楽しみです。


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番外編:「高杉さん家のおべんとう」  作:柳原 望  188point
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高杉さん家のおべんとう 1 高杉さん家のおべんとう 2 (MFコミックス)
 
 ※「すごい!」オトコ編31位 「読め!」122位 「オトナファミ」35位

「お弁当」をテーマに繰り広げられるホームドラマ・コメディ。

最近流行り(?)のある日突然・娘のような年齢の女の子と暮らし始める物語。
「うさぎドロップ」「おた娘」「マイガール」あたりが好きな人は
もう躊躇なく読んでしまってOKです。くるりちゃん可愛すぎますので…
そしてセーラー服LOVE。もふん。


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で、もう1つ番外編が今年完結した作品たち。

実際の基準がどうなってるのか分からないんですが「オトナファミ」のランキングだと
完結作品がBEST50の中に入ってないんですよね。
その代わりに「まだまだ読みたかった作品BEST10」で紹介されてるという…

「すごい!」「読め!」では普通にランクインしてるだけに、ここを無視するわけにもいかず。
というわけで無理矢理なんですが組み込んでみました。(BEST10の順位pointで計算)
無理矢理だけに総合ランキングには正式に入れられないものの、
これらの作品もほぼ対象に入るよって事でご紹介。こちらも軽めに。


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完結編:「鋼の錬金術師」  作:荒川 弘  (36point)
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鋼の錬金術師 26 (ガンガン コミックス) 鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)
 
 ※「すごい!」オトコ編5位 「読め!」30位 「オトナファミ/完結」1位

1つの時代の終焉。9年間お疲れ様でした。

最初から最後まで一切破綻することなく描かれた壮大な物語。
面白かった。その一言に尽きます。
ガンガンが今なお続くのは、間違いなくこの作品の影響が大きいでしょう。

綿密な設定、重厚なストーリー、迫力のアクションバトル。
単純さから脱却した少年マンガ、けれど複雑すぎることなく最後まで突き進む事が出来たのは
まさしく作者の力量でしょう。素晴らしかった。本当にお疲れ様でした。


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完結編:「潔く柔く」  作:いくえみ 綾  (51point)
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潔く柔く 10 (マーガレットコミックス) 潔く柔く 13 (マーガレットコミックス)
 
 ※「すごい!」オンナ編8位 「読め!」35位 「オトナファミ/完結」8位

30年以上、少女マンガの第一線で活躍し続けるいくえみ先生。
そんないくえみ作品の中でも、最長作品となったこの作品もついに完結。

10代から20代前半という多感な時期である女の子を
ここまで切実に描ききることが出来るのか。それがすごい。
単にキラキラしてるだけじゃない。きちんと1つ1つの感情を全て描ききる。
「大人の少女マンガ」を称されてるのも納得。ついに辿り着いた幸せな姿を見れた最終巻表紙にホロリ。


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完結編:「惑星のさみだれ」  作:水上 悟志  (64point)
……………………………………………………………………………………


惑星のさみだれ 8 (ヤングキングコミックス) 惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)
 
 ※「すごい!」オトコ編22位 「読め!」35位 「オトナファミ/完結」7位

うぎゃー!感動。間違いなく今年のベスト漫画の1つです。
この作品を入れたかったから、この番外・完結編をやってるといっても過言ではございません。
作者が描きたかったことを全部描けたんだな~というスッキリ感が読者にも伝わってきました。

1巻から坂を転がるかのように面白くなっていく。
最後は猛スピードでエンディングまで駆けて行くのが最高でした。
そのエンディング付近をたっぷり描いてくれたのも最高。うわーんありがとうさみだれ!


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完結編:「シグルイ」  作:南條 範夫  (65point)
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シグルイ 14 (チャンピオンREDコミックス) シグルイ 15 (チャンピオンREDコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編43位 「読め!」19位 「オトナファミ/完結」3位

恐ろしいほどにストレートな描写。だがそれこそがこの作品の魅力。

とにかくカッコイイ。いや美しいと表現すべきか。
1つ1つの瞬間に執念と新年が滲み出ている。
グロいかグロくないかと言われれば圧倒的にグロい。
それを許容できる読者のみが、この世界を堪能できる。残酷で美しい世界。

山口先生の傑作、ここに終幕。おつかれさまでしたッ!!


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<参考>
 ⇒全3誌の「2009マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト12作品
 ⇒全4誌の「2008年マンガランキング」を検証してみました。
 ⇒「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2009年マンガベスト30+α!(前編)
 ⇒「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2009年マンガベスト30+α!(後編)

こうして振り返ってみると、やはり3誌全てに選ばれた作品というのは
その年で何かを残した作品だな、と改めて思い知らされます。

もちろん選ばれなかった作品の中にも沢山名作はズラリ。
2誌だけにランクインしてる作品はもう山ほどありますし、
やはり「面白い」は人によって全然変わりますから。だから漫画の世界は広くて深くて面白い!

あらゆる人の欲求に応えることができる。それが漫画の素晴らしさ。
やっぱり自分の中では究極のエンターテイメントなのです。

2010年も面白い漫画に沢山出会えて、沢山読む事ができました。
漫画の制作に関わってる全ての皆様へ。
素敵な作品の数々を生み出していただき本当にありがとうございました。

さあ来月にはたかすぃ自身がピックアップしたベスト漫画ランキングを発表予定です。
今年もまだまだ最終どうするか悩んでいます。うーんどうしよう…
2月までには全部発表したい次第です!(遅)

年内はおそらくこれが最終更新。皆様今年もありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い足します。


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このマンガがすごい! 2011

宝島社
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オトナファミ 2011年 02月号 [雑誌]

エンターブレイン (2010-12-20)


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【告知】 ライブドア「CloseUp NetTube」にコラム書きました!/ゴルカム寄稿
2010年12月24日 (金) | 編集 |

お久しぶりです…かろうじて(?)生きてます。
ただいま毎年恒例の記事準備中。週末には公開予定。


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20101223_043811.jpg

「妹」を新たな切り口で描く「いもうとデイズ」- CloseUp NetTube -

縁ありまして、ライブドア様が運営している「CloseUp NetTube」に
コラムを掲載させて頂くこといなりました。
漫画の紹介をテーマにしたやつです。ぱんつやブラの事はあまり書いてないよ!(書いてるのか)

一発目としていきなり妹モノでいってみました。
いや面白いのよ「いもうとデイズ」。
よかったらコラム読んでみてくださいね。作品も!

ちなみに今後も不定期(?)でコラム掲載していく予定なのでよろしくお願い致します。



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sekimen_golcome.jpg

冬コミは参加いたしませんが、1つだけ寄稿させていただきました。

そうです「ゴルカム」です!
わーい久々。最近自分の同人誌やら育児やらで参加できなかったので嬉しい。
今回のテーマは「赤面」とのこと。
相変わらず絶妙なお題ですね。たかすぃが何を書いたのかは読んでのお楽しみということで。





はつきあい 1 (ガンガンコミックスJOKER)

で、目玉企画に「はつきあい」「ちょこっとヒメ」の作者である
カザマアヤミ先生へのインタビューがあるとのこと!なんだってー!
おれ、むちゃむちゃ「はつきあい」好きなんですけど…






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女子学生と!制服で!足湯とか!

最高すぎる。
これ読んでから足湯行きたいと切望してるんですがまだ叶ってません。
日本全国、各地に足湯を作ればもっと平和になると思うのよね~

という事を「はつきあい」読んだ人は全員感じてると思うんだ。ね?

これ、学校帰りってのが最大のポイントなんですよね。
ふつう学校帰りに足湯とか!そんな発想ないじゃないですか。
そもそも帰り道に足湯とかないですし。
足湯ある場所なんて温泉街だし。温泉街は旅行で行くから私服じゃないですか。






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だから制服で!しかもセーラーで!足湯とか!

もう!堪らないんです…
このシチュエーションを見れただけでも涙。
ありがとうカザマ先生。
ありがとう足湯とセーラー服。

そんなカザマ先生にインタビューするゴルゴさんに激しく嫉妬。

あ、そんなん書いてたらスペースNo記載するの忘れてました。
12月31日(金)東地区“Q”ブロック-08b」だそうです。

詳細は⇒ゴルカム:2010年冬コミ新刊「せきめん」

今年も冬はコミケ自体行きません。残念。え?夏?夏は…
というわけでよろしくお願い致します!


はつきあい 1 (ガンガンコミックスJOKER)
カザマ アヤミ
スクウェア・エニックス (2010-08-21)


「このマンガがすごい!2011」に参加しました!(+総評みたいなものも)
2010年12月12日 (日) | 編集 |
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今年も参加させて頂きました「このマンガがすごい!2011

数えてみたらこれでもう6年目なんですね~
「このマンガがすごい!2006」からなので…
末席ながら毎回参加させて頂けてるのは光栄です。
けど今年は票入れた作品が全然ランクインしてませんでした。な、なんだってー!

…ま、まあ色んな視点や価値感があるって事で、ね?

と、というわけでランクインした作品についてちょこっと語ってみたいと思います。






進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)  進撃の巨人(2) (少年マガジンコミックス)  進撃の巨人(3) (少年マガジンコミックス)

というわけでオトコ編の1位は「進撃の巨人」。うん、これは大方の予想通り。

テルマエ・ロマエ」との一騎打ちだなぁと思っていたのですが意外に差がつきましたね。
145ポイント差。圧倒的です。まさに大進撃!?
ある意味王道(?)である「巨人」の方が票が集まりやすかったのかもしれません。






iinoda_image0662-1.jpg 

人類の絶対的な天敵である「巨人」と、その運命に抗らう人類との戦い

当サイトでは紹介するタイミングを逸してしまったのであまり触れてきませんでしたが
個人的にも今年のランキング入りする作品だと感じています。
一度読んだらハマって抜けれない世界観と臨場感はお見事としか言いようがない。
色々と荒削りだからこそ、この先まだ伸びしろがありそうで楽しみ。

ただ個人的にはまだ1位になるのは早かったんじゃないかなぁと。
この作品が圧倒的に面白くなるのはまだまだこれからな気がします。
ピーク前にこれだけ評価されて注目されてしまうのは、ある意味不幸なのかも。
ただ入念な設定が練りこまれてるのが作者インタビューからもうかがえるだけに
その心配も杞憂かもしれませんね。真価が問われる今後に引き続き期待しております。

別マガからは他にも「惡の華」が10位にランクイン。





惡の華(1) (少年マガジンKC)  どうぶつの国(1) (少年マガジンKC)  超人学園(1) (少年マガジンKC)

ベスト10に2作品送り込み、さらに「どうぶつの国」も35位にランクイン。
別冊少年マガジンの強さがうかがえます。
近年創刊した雑誌の中では一番良作を生み出してるのでは?
何より個人的に大好きな「超人学園」もありますし…

っつかその「超人学園」ランクインしてないとか納得いかないよ!
まあそういう自分も票を入れ忘れましたが…

あとはベスト20以内に入ってる作品は概ね納得。
一部読んでないやつもあるのでアレですが、面白さは保証できる作品ばかり。
と同時に、何故この作品が入ってないんだー!というのは毎回恒例ですね。
その辺は自分の年間ランキング公開の際に語ることにします。
まあ今年も1月ぐらいに公開できたら…すみません遅れるのが前提で。

あ、3位の「さよならも言わずに」はずっと気になってはいたものの未読だったんですが、
この機会に読みました。






さよならもいわずに (ビームコミックス)

うぎゃー、これはヤバイ。泣きました。
けど読む人をかなり選ぶ作品ではあります。
少なくとも一般ウケはそこまでしないのではないか?テーマがかなり重いので…

この作品こそ「誰が見ても読んでも同じで一つの理解しかできない」に当てはまらない作品だろうなぁ。
未婚の人、既婚の人によってだいぶ受け取る感覚が違うと思いますし、年齢も影響するかと。
あとは実際にそういう体験をした、してないという違いも大きい。
その時々によって読み返してみると、また違った印象を受ける事間違いなし。

というわけで万人にはオススメしません。ただ最終ページ手前で泣いてしまった事だけは事実です。


---------------------------------------------------------

で、続いて女性編。これはかなり意外な結果でした。
1、2位ともにヤマシタトモコ先生が独占するとは…




HER (Feelコミックス) ドントクライ、ガール (ゼロコミックス)

どちらも面白いですし、ある意味納得ではありますが1、2位独占かと言われると…
まあそれだけ少女マンガ・女性向けマンガの中で圧倒的な新星が生まれなかった年なのかも。

HER」はオンナの本音を赤裸々に描いたオムニバス連作。
6人女性がいれば6通りの考え方や生き方や人生があるのだと改めて思い知らせてくれます。
そして感じるのは、女性って難しいんだなぁということ。
たぶん男性がこの作品を読むとそう感じる人も多いのでは?どうなんでしょう?

女性から見ると「可愛い」なのか…すみません俺は「大変」の方が上回りました。
この辺に永遠に埋まらない溝があるのかもしれませんね。





iinoda_image0663-1.jpg  iinoda_image0664-1.jpg

いじらしいところも激しい感情をむき出しにするところも、色々な感情を余す事なく描いた作品。

CASE.5で出てきたまみちゃんのような子は、ホント実在してると思います。
そしてオトコはコロッと騙されるというw
何だが「君に届け」のくるみちゃんを思い出しました。

この作品読んでるとオトコってのは限りなく単純で、ガサツで、そして繊細なんだなと。
思わざるを得ないのです。ある意味女心を学ぶのに最適かも。
怖いもの見たさ?の男性にオススメ。女性はやっぱ共感できる人が多いんでしょうか。教えて!

さて他のランクイン作品としては河内遥先生が目立っていましたね。





夏雪ランデブー 1 (Feelコミックス)  関根くんの恋(1) (エフコミックス)

夏雪ランデブー」と「関根くんの恋」がベスト20以内にランクイン。

河内先生は、昨年もさることながら今年もかなり単行本刊行されてましたねー
女性視点で描く男性が主人公の物語、が非常に多い気がします。
どれも一風変わったひとさじが盛り込まれてるなぁという印象。
…と、語れるほど全部読んでるわけではないのですが。ちょっと多くて全部はチェックしきれず…





ストロボ・エッジ 9 (マーガレットコミックス)  GAME OVER

あとは最終回を迎えた「ストロボ・エッジ」がついにトップ10入り。
こちらは最終10巻がクリスマス・イブの12/24に発売予定。

さらに今人気急上昇中の水谷フーカ先生の「GAME OVER」も19位にランクイン。
OLのお姉さんが、中学生の男の子に恋して振り回される物語。
くぅ…そんな学生時代すごしたかった!
「楽園」で連載してる「14歳の恋」が尋常じゃないキュン度で展開されてるだけに、
来年以降、更に注目される作家になること間違いなしか。「うのはな三姉妹」も面白かった!

なかなか飛びぬけた作品がなかったオンナ編ではありましたが、
その分様々なジャンルで幅広く面白い作品が散らばってる印象。
ライアー×ライアー」が来年の台風の目になるか?(2巻が来年9月発売予定だし…)
その他注目してる作品はまた当サイトランキング記事の際にでも。


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というわけでそろそろ色んな方面で年間ランキングが発表される時期になってきましたね~

それぞれの結果発表も楽しみではありますが、
自分自身のランキングもそろそろ準備始めないと…
今年は例年とはちょびっとだけ趣向を変えようと思ってる次第。詳しくはまたその際に。

ああ今年も面白いマンガが沢山あって幸せ。


<参考>
【2009年】
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2009年マンガベスト30+α!(前編)
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2009年マンガベスト30+α!(後編)

【2008年】
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(前編)
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(後編)

【2007年】
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2007年マンガベスト30+10!(前編)
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2007年マンガベスト30+10!(後編)

【2006年】
マンガがあればいーのだ。的、2006年マンガベスト20!+10!

【2005年】
「マンガがあればいーのだ。」的、2005年マンガベスト20!!

【商業誌ランキング検証】
全3誌の「2009マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト12作品
全4誌の「2008年マンガランキング」を検証してみました。
「少女ファイト」が“2008ブロスコミックアワード”大賞を受賞!!
「オトナファミ」と「このマンガがすごい!」のランキングを検証してみた。


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このマンガがすごい! 2011

宝島社
売り上げランキング: 68




HER (Feelコミックス)
HER (Feelコミックス)
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ヤマシタ トモコ
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売り上げランキング: 296


前代未聞!?の義姉×弟ラブコメディ!「ライアー×ライアー」が面白すぎる件
2010年12月02日 (木) | 編集 |
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ついに「ニコイチ」が最新8巻にてカミングアウト決行!!

長かった…ここまで長かった。
まさにクライマックス、最大の山場を迎えた「ニコイチ」ですが、
何やらまだ終わりそうにない雰囲気で。いやそれはそれでもう嬉しいんですが。
こんなに笑えてじーんときてキュンときて楽しめる漫画って貴重ですから!

8巻で一番グッときたのが上記のコマ。
お互いを分かり合ってるという、真琴と菜摘さんの絆を感じれる事が出来たのが嬉しい。
もう一度1巻から読み直したら、ホント最初真琴大変だったから…色々感無量に。






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リアルでこんな事言われたら…精神崩壊しそう。

しっかし「ニコイチ」は尋常じゃないぐらい面白い。
雪崩のように訪れる受難、それを四苦八苦しながら乗り越えていく姿。
全く読者を飽きさせないスピード、ハイテンションでこの女装母親ライフ?を突き進む。
もう目が離せないわけですよ、ハラハラドキドキで。

このハラハラドキドキが一番の曲者なんだろうなあ。

元々金田一蓮郎先生ってギャグをメインで描く人だなぁというイメージが強いんですよね。
「ハレグゥ」の印象が強いというか…
そこにシリアスな設定を練りこんだラブコメ要素をドッキングした事によって
色んな意味で爆発的な面白さが生まれたんだなぁと。何度読んでも面白いのって正直すごい。

そんな中、先日創刊されたヤングジャンプ増刊「アオハル」ではトップバッターで登場。






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妹が実はロボットだった「あるみちゃんの学習帳」

こちらの読みきりは完全なるギャグ漫画。
といっても展開といいオチといい、ややブラック気味なギャグ漫画ですが…
これはこれですごい味があって面白いんですけど、
「ニコイチ」の麻薬的な面白さに取り憑かれてしまった以上物足りなさは否めない。

ギャグだとギャグで全部片付いてしまう。
けれど大真面目にやってる中で発生するズレは、それ故に笑ってしまうのだ。

うん、「ニコイチ」のような面白さはそう簡単に生まれてくるものじゃないんです。

思ってたんです


出ちゃいました。
「ニコイチ」を超えるかもしれない作品が、またもや金田一先生の手から生み出されたのです。








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金田一先生の少女マンガ「ライアー×ライアー

これはヤバイぃイイイッ!!面白すぎて鼻血出た。
「ニコイチ」は女装して母親を務めるという嘘をついてましたが、
「ライアー」では女子高生の姿に扮して義弟と恋人になるという話…!(今回は女装じゃないよ)

何となく似てるんだけど(隠し通してるところとか)、より混乱を極めてる感じ。
それがまた読者にとっては堪らないハラハラドキドキ感。
そう、これだ。金田一作品の魅力はまさにその胸の高鳴りに間違いない。
「ニコイチ」で知ってしまったあの面白さを、越えるのは同じ作者の作品だった。

ライアー×ライアー」。

主人公・高槻湊は20歳、大学生。
小学生の頃に親が再婚し、義理の弟ができる。
この義弟である透がイケメン、モテモテ、無愛想、ヤリ●ンというスペックにより
湊はその二次被害(主に苦情・妬み等)を被っていた。

ある日、ワルノリで友人から借りた女子高生の制服を着て渋谷を歩いてみた時に、
偶然その義弟・透と出会ってしまう。
20歳にもなって女子高生の制服を着てるのをバレたくなかった湊が取った行動、それは…







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しらばっくれる事に…!!

そう、とってもよく似ている他人…という事にしてしまったのだ。
「世の中には自分にそっくりな人間が3人いるらしい」みたいな事を言って本気で騙し通そうとして…
義弟・透はそれを素直に信じてしまう。

が、事態はそれで終わらなかった。まあそれで終わったら漫画にならない。

連絡先を教えてほしい、と透から言われた湊(女子高生ver)。
透はその女子高生が義姉である湊である事は気付いてない。
そしてその偶然出会った義姉にそっくりな女の子に惹かれていた。
もちろん今更正体を明かす事も出来ない湊はそれを拒否。
が、あきらめきれない透は自分の連絡先を湊(女子高生ver)に渡すのだった…

ここから義理の姉弟による奇妙な三角関係(?)のラブコメディが始まる!!

いやあ相変わらずややこしいwww
けどこの絡まり具合が何とも絶妙。
「ニコイチ」といい、こういう爆弾を抱えて動き出す物語は目が離せないのだ。
今回もまた「カミングアウト」が1つのキーワードになるのかもしれない。







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オンナ癖の悪い義弟を、この機会に更正させようとする湊。
そんな事は露知らず、女子高生に扮した義姉・湊に想いを募らせる透。

その純粋な(?)想いに、いつしか湊も押されてしまう。
そしていつの間にやら逃げれない状況に…!
最終的に、女子高生の姿の湊が透と付き合う事になってしまう。義理の姉と、弟が。

これで元々湊が透の事を好きだった、という設定があったのならまたアレだったんですが
むしろそのオンナ癖の悪さに悩み苦しめられてきた立場が故に
そういった感情がないところからスタートしてるのが良いですね。
家族として一緒に暮らしながらも、もう片方では恋人関係を演じてる(騙してる?)という状況。
このわけわからない絡まりっぷりが、さすが金田一先生というべきか。すごいよ!

色々な嘘を重ねながら、少しずつ近づいていく二人の距離。
一体この先どんな展開になっていくのか想像がつくようでつきません。
いつも斜め上の展開が繰り広げられていくので…
その予定調和じゃないところがまた魅力でもあるんですが。







iinoda_image0649-1.jpg

義弟と手を繋いでドキドキしちゃったりとか、アレして更にドキドキしちゃってとか…
うお、この設定でありながらちゃんと少女マンガとして成り立ってるところがすごい。さすがです。

それにしてもこの義弟くんである透、完全に「ニコイチ」の智だよね色々と。
義姉を好きになって、義姉にそっくりな人に手を出してしまうところとか
無愛想だけど実は…みたいなところとか、まんまじゃんか!
その辺りのリンクっぷりが「ニコイチ」ファンには堪らないのかもなぁと思ったり。

なので「ライアー×ライアー」気になった方で「ニコイチ」未読な方は、
ぜひ「ニコイチ」から読まれる事をオススメします。こちらも尋常じゃないぐらい面白いので!!

いやあそれにしても間違いなくこれは傑作になる予感がプンプン。
「ニコイチ」と同時進行でこれ描けるのって正直すごすぎる。
読めば絶対ハマる事間違いなし。ぜひ前代未聞(?)のラブコメを体験してみてください。







iinoda_image0650-1.jpg

笑ってキュンとしてまた笑って。
ライアー×ライアー」をガッツリ押し!しちゃいます。面白すぎる。超オススメ。


---------------------------------------------------------------------
<参考>
 ⇒「ライアー×ライアー」第1話を試し読み
  第1話読めばこの面白さは絶対伝わると思います。逆に第1話読んでピンとこなければ無しかな。

 ⇒弟が私に恋をした(※ただし女子高生姿の時に限る):金田一蓮十郎「ライアー×ライアー」

主人公が潔癖症、という個性(?)を持ってるのもまた面白いですよね。
こういうさりげない個性付けが上手いなぁ。
あと湊の女子高生姿はフツーに可愛くてマル。


---------------------------------------------------------------------
ライアー×ライアー (1)(デザートKC)
金田一 蓮十郎
講談社 (2010-11-25)


ニコイチ(1) (ヤングガンガンコミックス)
金田一 蓮十郎
スクウェア・エニックス


ニコイチ 8 (ヤングガンガンコミックス)
金田一 蓮十郎
スクウェア・エニックス (2010-11-25)






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