マンガがあればいーのだ。
ただいま開店休業中。けどたまに更新するので見捨てないで・・・
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「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2009年マンガベスト30+α!(前編)
2010年01月25日 (月) | 編集 |
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面白い!に沢山出会える。それがマンガの醍醐味だと思うんだ。

読み終わった後、嗚呼面白かった・・・と思える作品に出会えた時の満足感。
あのもう何物にも変え難いほどの高揚。
マンガを読んでいて一番幸せに感じる瞬間でもあります。

面白いマンガと出会う事は、幸せと出会う事と同義なんです。

僕らはいつも、エンターテイメントを欲していて。
その欲求をどれだけ満たしてくれるかが、幸せの1つの基準で。
マンガはそれを大きく満たしてくれる。
面白いマンガは、僕らに人生における潤いを与えて・・・くれるんだ!

だから、面白いマンガに出会おう。
そして、面白いマンガを読もう。
だって、面白いマンガを読まないなんて勿体無いじゃない。

皆さんが沢山の「面白い」に出会って欲しいから。
今年もまた、珠玉の作品たちをオススメしたいと思います。
当サイトが自信を持ってオススメする、2009年面白かったマンガたち。
自分を幸せにしてくれたこの作品たちを読んで、皆さんが幸せになってくれたら一番嬉しいです。

さあ、面白いマンガを読もう。


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というわけで大変お待たせしました。

毎年恒例「マンガがあればいーのだ。」の2009年版マンガベストランキングでございます。
今年は「前編」「後編」の2回に分けてお届けします。
その中で気になった作品があればぜひ手にとってみてくださいね。

◆<ランキング対象>
 ・2009年に単行本が発売した作品&連載された作品
 ・ジャンルは特に問わない。
 ・管理人の趣味により、ラブコメジャンルが多いかも・・・

◆<参考リンク/昨年のランキング>
 ⇒「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(前編)
 ⇒「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(後編)


前編ではランキング30位~16位までの発表です!ではドーゾ!


……………………………………………………………………………………
【第30位】 未満れんあい 作:高嶋 ひろみ
……………………………………………………………………………………

未満れんあい 1 (アクションコミックス)未満れんあい 2 (アクションコミックス)

これはもう、ヒロイン・ともえちゃんの眩しさにやられるしかない。

三十路前のエロゲ会社プログラマーの男が、
汚れを知らない天真爛漫な中学1年生の女の子に恋をした。
いやはや、似たような設定のものは沢山見てきましたけど、
これはもう救われなすぎる設定だなぁと。いくらなんでも年の差がありすぎる!

いや、16歳ぐらいなら一般的にはありえる。全然ある。
けどこのご時勢において、中1ってのがギリギリアウトな設定ですよね。
だからこそ気になるこの恋の行く末。
見覚えのある痛さだからこそ、思わず応援してくなってしまうのです。

が、やっぱり肝はここでしょう。





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ともえちゃんが可愛すぎる。まるで太陽のような子。

思わず読者が心配してしまうぐらい、真っ直ぐな女の子。
「えええ!」と読みながらのけぞってしまい、そしてニヤニヤしてしまう。
そんなんアリなのかよ、と。ともえちゃんは、アリなのです。

ストーカー手前の主人公の行動を、
その眩しさで全て打ち消してしまうシーンはもう圧巻。
クラクラするほどの温かさが、この作品を支えてくれてるのでしょう。
そんな設定にピクリと来た人にはオススメしちゃいます。

気になるのはこの作品の結末。
ハッピーエンドを迎えるには、超えなきゃいけない壁が沢山ありすぎる。
二人の行く末に、どんなゴールを用意してるのだろう。激しく気になる二人なのです。

こんな時代だからこそ、危なっかしくて痛い恋愛を温かく見守ってみませんか?


……………………………………………………………………………………
【第29位】 ナナとカオル 作:甘詰 留太
……………………………………………………………………………………

ナナとカオル 1 (ジェッツコミックス)ナナとカオル 2 (ジェッツコミックス)

いやぁ、これはエロいね。

読み終わった後、思わず漏れてしまうのがその一言。
おっぱいやらぱんつやら、はたまた直接的な性行為的なものを基本一切描かず、
ここまでエロく描けるのはある意味感動。すげえや甘詰先生!

ただねっとりたっぷりじっくりと、
幼馴染の優等生な同級生を、さえないボクが苛めるというその行為。
ゾクゾクっと背筋を走る快感は決して錯覚じゃない。
これが本当のエロスなんだ!と唸らされてしまう真実がここにある。

何故こんなにもエロいと感じるのか?





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何といっても、ナナの内面が素晴らしいほどねっとり描かれてるところにある!

1つ1つの動作、1つ1つの仕草。
少しずつ進んでいくプレイに、イチイチ沢山反応してくるナナ。
それを1つも漏らす事なく、たっぷり描写してくれるのがもう堪らない。
気がつけばナナの鼓動が伝わってきて、
そのいやらしい表情に引き込まれていく。読者もまたプレイの中に引きずり込まれるのだ。

そして物語は少しずつエスカレートしていく。

禁断の遊びは、その一線を僅かな歩みで超えようと進んでいく。
その焦らし感、さじ加減が絶妙すぎでしょう甘詰先生!
完全に読者が焦らしプレイされてますよ。
その臨場感がリンクされてるのがまたね・・・堪らないのよ。

読めば絶対エロい心が離れなくなる。
眠る前に読んだらダメだよねこれ。悶々が止まらなくなるよ!


……………………………………………………………………………………
【第28位】 エデンの檻 作:山田 恵庸
……………………………………………………………………………………

エデンの檻 1 (少年マガジンコミックス)エデンの檻 2 (少年マガジンコミックス)

マンガは、エンターテイメントなんだよね。

色々な形があるにせよ、僕らはマンガを“楽しむ”為に読んでいるのです。
そういった意味で、この作品は頭を空っぽにして楽しむ事が出来るんですよ。
いかにもマガジンらしい大味な作り。
けどその味こそが、この作品を純粋に楽しめる要因なのかもしれません。
敷居が低いのって、沢山の人がエンターテイメントを味わえるって事ですからね。

突如絶滅した動物たちが住む島へとタイムスリップ(?)した主人公達を待ち受けるサバイバル。
制服姿の可愛い女の子たちとキャッキャウフフしながら
時にはお色気も交えつつも、生と死を残酷に描きながら物語は進んでいきます。

まあ次から次へと主人公たちを襲う困難。
生き残りをかけて、必死にあがらう彼らの姿は見てて飽きません。
生きようという意志で戦う姿は、やはり気持ちを惹きつけられます。
極限の状況だからこそ、成立する人間ドラマがそこにはあるのです。






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それにしてもヒロイン・りおんは可愛いよねやっぱ!

というか、この作品に出てくる女の子は概ね可愛い。
そんな可愛い子たちに襲い掛かる欲望や狂気。
スリル感やドキドキ感。
またマガジン特有とも言える大袈裟な(?)引きも、この作品にはよく似合ってる。
上手く雑誌の特徴と融合したなぁと思いました。

まあとにかく2009年、沢山話題を振りまいてくれた作品です。
ミイナの真実には色々な意味で驚かされましたし、
あの伝説の台詞「何がクニだよ クンニしろオラァァァ!」は生涯忘れる事がないでしょう。
その後の衝撃的な展開など、読者を常に飽きさせない工夫が随所に盛り込まれてました。

気がつけばマガジンの看板作品へと成長を遂げつつあります。
少しずつ減っていく生存者たち。
ここからがこの作品における本番でしょう。2010年も期待してます。


……………………………………………………………………………………
【第27位】 プラナス・ガール 作:松本 トモキ
……………………………………………………………………………………

プラナス・ガール 1 (ガンガンコミックスJOKER)

やっぱり、「可愛いは正義!」は不滅なのです。

ここ近年、ガッツリ盛り上がっていた「女装っ子マンガ」ブームですが
2009年は1つのピークを迎えたような気がします。
そんな中誕生した、このジャンルにおける1つの傑作。
それがこの「プラナス・ガール」でしょう。

いやぁこの背徳なドキドキ感、久しぶりです。

男の子だと分かっていても、思わずドキっとしてしまう可愛さ。
理性じゃ到底説明がつかない、この本能的な想いを引き出される。
これが普通の女の子という設定だとしたら、ドキドキしなかったかもしれない。

あくまで
「これは男の子なんだ、この可愛い仕草は全部男の子なんだー!」
という葛藤が生み出す不思議な鼓動。やられたよねこれは。
女装っ子マンガの肝はそこにあるわけで、そういう意味でこの作品は秀逸なのです。






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ああ、こんな可愛い子が男の子のわけない!と思わされたら読者の負けなんですよね。

ラブコメの質から言えば中の下ぐらい。
色々荒削りな部分も正直多いです。
逆に言えばまだまだ伸びる余地があるとも言えますが・・・
足りない部分を、このもどかしい葛藤で補ってる感じでしょうか。

今後の課題は、ある意味「出オチ」的になってしまったこの設定を
どう維持していくか。2巻以降では特殊な新キャラが出たりと、色々やってくれそうですが。
やはり何故女装しているのか、その辺に踏み込んでもらいたいなぁとも。

“女装っ子マンガ”に興味がある人への、入門作品としてオススメします。

<参考>
 ⇒僕は男の子に恋をする。「プラナス・ガール」に本気で惚れた。


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【第26位】 腐女子ッス! 作:御徒町 鳩
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腐女子っス! 1 (シルフコミックス 7-1)腐女子っス!(2) (シルフコミックス 7-2)

ああ、胸キュンっス!

女の子が恋に思い悩む姿とは、いつの世も美味しい(?)ものですが
やっぱり純度の高い恋バナはいいよねぇ。キュンキュンします。
オタクという、同じ境遇だからこそ分かる葛藤。

好きなものは好き、それは曲げられない。
けど恋する気持ちも曲げられない。
見栄を張ったり、嘘をついたり、逃げちゃったり。
みっともない姿が恥ずかしくて、赤面する彼女の姿にキュンとしないわけがないでしょう!





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オタクという親近感からなのか・・・何だろうこの胸のときめきは。

すでに当サイトでは何度か取り上げてる作品なので繰り返しになりますが
やはりタイトルで損してるよなぁ、と。
「腐」要素はかなり少なく、むしろほんのり味付け程度ですよ。
まぁ、それが故の葛藤こそがメインでもあるんですが。

あとは面白くなってくるのは1巻後半から、
特に2巻に入ってからの“えり”のエピソードでしょう。
彼女の過去と現在の対比が、より恋しく思えてしまうエッセンスに。

まあ何はともあれ気になった方はぜひ。
ラブコメ好きな貴方であれば、きっと気に入ってもらえずハズ。

<参考>
 ⇒「腐女子っス!」が胸キュンで面白いっス!


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【第25位】 ともだち100人できるかな 作:とよ田 みのる
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友達100人できるかな 1 (アフタヌーンKC)友達100人できるかな 2 (アフタヌーンKC)

傑作ラブコメ「ラブロマ」の作者が描く新境地、それは“友達作り”漫画だった!

他では見られない独創的な絵柄と雰囲気で描かれる、とよ田先生の世界。
個性という言葉だけでは、とても片付けられない魅力が詰まって詰まって仕方がない。
気がつけば、とよ田ワールドに病みつきになってしまっている。
今作は、更にその世界が進化した物語。

主人公が、世界を救うヒーローに選ばれる。
そんな物語は、今までゴマンと見てきました。
巷にありふれた設定を、たった1つの設定を付け加える事で一変させます。

「友達100人作らないと、人類滅亡」

主人公・直行に課せられた使命。
それは子供時代へタイムスリップ(厳密には違うらしい)をし、
その時代で友達を100人作ることだった。





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友達作り。それは一見シンプルなようで奥の深いテーマなんです。

友達を作る方法。
それは1つじゃない。だって同じ人なんていない。
仲良くなる方法も、同じではないのだ。
この作品を通じて、改めて人と人との付き合い方までを深く考えさせられます。

とか色々書きましたが、とにかく見た目のポップさとは裏腹に
けっこうグサリと来る深いところまで切り込んでいきます。
デフォルメされた世界との対比が、より僕らの感情を揺さぶってくるのです。

これぞ「漫画力」がたっぷり詰まってる作品。
とよ田ワールドを未体験の方はぜひ!オススメです。


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【第24位】 はじめてのあく 作:藤木 俊
……………………………………………………………………………………

はじめてのあく 1 (少年サンデーコミックス)はじめてのあく 2 (少年サンデーコミックス)

より一層パワーアップを遂げて、藤木先生が帰ってきた!

伝説の(?)壊し屋マンガ「こわしや我聞」完結から3年。
藤木先生が新しく挑んだ境地、それはサンデーの伝統と呼ばれる“居候コメディ”だった!
うん、その選択は大正解です。
藤木先生が描くドタバタコメディは、昔から圧倒的に面白かった。
今回はそこに絞ってフォーカスする事で、もう堪らなく愛しい作品に仕上がってます。

ある日突然居候することになった・・・のは悪の科学者と名乗る男の子だった!
いやぁ、一つ屋根の下という設定は昔からお馴染みの設定。
ただここで女の子が突然来るのではなく、
男の子が来てあたふたする女の子の気持ちが、少年誌で描かれる事がちょっと新鮮かも?

「悪の組織」「科学者」という非日常要素の設定を、
ごくごく普通なスクールライフに上手く溶け込ませてるというバランス感覚がお見事。
ここに違和感を感じさせずに楽しませてくれるのが、藤木先生の味ですよね。





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可愛い女の子たちとドタバタ・・・これをトコトン楽しそうに描いてますよねホント。

コメディで一番大事なのって、やっぱ「楽しい!」事で。
基本的な事ですけど、読者が全く構える事なく自然にこう思えること。
押し付けがましいギャグとかじゃなくて、ただ純粋に嗚呼楽しいなぁと感じる。
そういう作品って、実はけっこう貴重なんです。
この世界の一員になって、自分も楽しみたいって思えること、その事実がただ嬉しい。

ヒロイン・キョーコの可愛さが絶妙な味を出してるのがすごい。
いや正直最初そこまで可愛いと思わなかったんですね。
それをじわじわとその可愛さを小出しに小出しに描かれてきて、
気がついたら好きになってしまってる。これはヒロインの新しい境地なのかなぁと。

まあ一番好きなのは乙型。その次がユキちゃんでしょうか。
けどやっぱ乙型です。きゅい~んに惚れた。彼女のモーターの高鳴りにやられたよ!

そんなこんなで楽しい「はじめてのあく」。まさにサンデーのコメディ、ここに極まり。


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【第23位】 うさぎドロップ 作:宇仁田 ゆみ
……………………………………………………………………………………

うさぎドロップ 5 (5) (Feelコミックス)うさぎドロップ 6 (Feelコミックス)

誰もが驚いた衝撃の第2部。けどやっぱり「うさぎドロップ」は面白かった。

あの可愛いりんちゃんが・・・
5歳、6歳の可愛い盛りから、一気に10年という月日が経ってしまい何と高校生に。
あまりにも大胆!な展開に当時唖然としたのを覚えています。

たぶん、あのままりんちゃんの成長を描き続けていたとしても
間違いなく面白かったと思うんですよね。それももう、けっこうなレベルで。
けど宇仁田先生はそれを選ばなかった。
この作品が行ける、更に深いステージへとあえて突き進んだのでした。
ある意味賭けですよね。






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賛否両論、色々あるかもしれません。

けど個人的にはもう、より面白さに深みが増して大成功だったんじゃないかと。
もちろん、一桁から二桁に変わる絶妙な年頃のりんちゃんを見たかった気持ちはあります。
ただそれ以上に、2つの恋の行く末に魅了されてしまったのでした。

ダイキチとコウキママ。
りんとコウキ。

この2つの恋からもう目が離せないのです。

養父であるダイキチと、実の親であるコウキママ。
幼い頃から一緒にいたりんとコウキ。
この2つの恋に絡みつく見えない歯車。
その歯車が上手くかみ合わなくて、廻らない。だから進めない恋。

ある日突然、娘が出来たという話から・・・ここまで深いステージへと進むのか。
宇仁田先生の手腕に改めて叩きのめされると共に、
味わい深すぎる面白さの虜になって止まないのです。

あの頃の彼らを知っているからこそ、今の展開が切なくて堪らなくなるのです。
家族とは、恋人とは、一緒に暮らす事とは。
改めて考えさせられる物語。
宇仁田ワールドの進化点がここにアリ。未読の方にはぜひオススメしたい逸作です。

<参考>
 ⇒「うさぎドロップ」「よにんぐらし」で、“宇仁田愛”を堪能しよう
 ⇒「うさぎドロップ」と「おたくの娘さん」から見る、ある日突然娘が出来た時の対処法


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【第22位】 つづきはまた明日 作:紺野 キタ
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つづきはまた明日 1 (バーズコミックス ガールズコレクション)

2009年、何度も読み返してしまった作品です。

派手な作品では一切ありません。
けれど、ふとした時に手を伸ばしたくなってしまうのです。
そこに込められた沢山の“優しい欠片たち”に、
何だか会いたくなってしまう時がけっこうあるんですね。

騒がしい日常に慣れてしまってる人にこそ、
この物語を心に染みこませてほしい。
僕らが気付けなかった、普段の日常を優しく見る方法が沢山隠れてるんです。






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多分僕が、この作品に求めてるのは“癒し”なのかなぁ・・・

にんまり。
思わずにんまりしてしまうこと多数。
この嬉しい感覚は、読んでもらった人にしか分からないだろうなぁ。
だからこうしてオススメしてしまうのです。

この“優しさ”を、共有したいから。

紺野キタ先生の作品はこれが初見で、
その後「ひみつの階段」新装版が今年発売されてるのを見て、思わず衝動買い。
こんな優しい作品を描く人が、女子高の園を描くなんて・・・
そりゃ絶対好みに間違いないと思ったら。

やっぱりストライクでした。好きなんですこういうの。

淡いタッチで描かれる、終わりの見えない優しさ。
ずっと繋がっていくその想いに、浸れる幸せを思う存分噛み締めたいのですよ。
もっと語りたいけど、つづきはまたこの参考記事で・・・

<参考>
 ⇒この優しさを、明日誰かに伝えたくなる。「つづきはまた明日」


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【第21位】 うそつきパラドクス 作:きづき あきら+サトウ ナンキ
……………………………………………………………………………………

うそつきパラドクス 1 (ジェッツコミックス)iinoda_image0395.jpg

いやぁ、これはホント、エグいよね。

このコンビが、またやってくれました。
いつも以上にグサリと鋭い。
これぞ、男と女のリアリティというか。現代の恋愛事情というか。
きついよね、これ。身に覚えがある人はガツンとくる事間違いなし。すんげえキタ。

会社の同僚同士。
男は彼氏のいる女に惚れてしまう。
しかし彼女は遠距離恋愛。
ふとした折に訪れた、千載一遇のチャンス。
彼は、彼女を手に入れようとする。その時限り、一夜限り。

そして彼女はそれを受け入れてしまう。ちょっとだけ、半分だけ、一部分だけ。
最後の一線は越えない。しかしその手前まで来てしまう。
一線を越えないのは「浮気」になるから。
既にその行為が、「浮気」という事に気付いてない?いや気付いてる。

気付いてる、けれど止められない、傷つけたとしても。それが男女の関係なのですね。





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無邪気に、ナチュラルに傷つけるケースってけっこう沢山あるのよ。

恋人がいたって、人を好きになってしまう事はある。
人は、1人しか好きになれないなんて構造をしてないから。
彼氏に会えない寂しさも相俟って、身体を許してしまう彼女。
そんな彼女の心を手に入れられないけれど、触れられる喜びに快感を覚える男。

しかし、彼は小さな傷を沢山負っていくことになる。

それは自分では見ない振りをしてる小さな傷。
けれどそれが重なっていけば大きな傷となる。
その傷つけ方が実に秀逸。まさにこのコンビならではのエグい傷つけ方だと感心してしまう。

この恋を見続けていくだけで、どんどん心が削られていく気分になる。

けれどもう目が離せない。
もう抜け出せないくらい、ハマってしまったのだ。
欲しいものが確かに自分の手の中にある。
けれど、スルリと抜けていってしまうあの虚無感と喪失感。

幸福と喪失のシーソーゲーム。麻薬のようないけない病み付きになる面白さ。
この恋愛の結末が楽しみで仕方がない。どっぷり浸かれる恋愛ドラマです。オススメ。


……………………………………………………………………………………
【第20位】 バクマン。 作:大場 つぐみ 画:小畑 健
……………………………………………………………………………………

バクマン。 5 (ジャンプコミックス)バクマン。 6 (ジャンプコミックス)

いやはや、トンデモない作品が誕生したものだなぁと。

色んな意味で、業界に衝撃を与えた異色作。
「マンガ家漫画」というジャンルは決して目新しいものではありません。
が、これを日本で一番売れてる週刊誌であるジャンプ誌上で繰り広げられた事、
そしてそのジャンプにおいてジャンプ作家を目指すというメタ的な要素を織り交ぜ、
更にはジャンプにおける様々な謎の暴露をやってのける。

これはもう、ジャンプ好きな読者だったら面白くないわけがないんですよ。

逆に言うと、ジャンプをもう卒業したとかジャンプが嫌いとか
そういう人にはこの作品は向かないのかなぁと思ってしまったり。
少なくともある一定期間ジャンプを読んでいて、しかもまだ現役で読み続けている、
そんな人にこそ「バクマン。」を読んで心を鷲掴みにされてほしいのです。





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ジャンプが好きだからこそ、ジャンプ内部の事情を知れるのが楽しい!

まあそんな暴露要素だけではなく、純粋な少年漫画としても面白いんですよね。
まさかここまで熱血物語になるとは想像しておらず。
だって最初、サイコーもシュージンもけっこう冷めてたじゃないですか。
そんな彼らに火が付き始めて、色々なキャラが登場してからの「バクマン。」は最高に面白い。

ただ各ランキングであげられてるような「1位」かっていうとそこまでではないですが。
それでも2009年、毎週楽しませてもらったのは事実で。
圧倒的なネーム量を、苦ともせずにグイグイ読ませる怒涛の展開スピード
さすがの大場&小畑コンビ作品ですね。
このスピード感は、他のジャンプ作品でも真似してほしいところです。

このテーマで、どこまで話を膨らませる事が出来るのか当初全くの未知数でした。
だからこそ今の展開は嬉しい予測外。
想像を超えていく物語を見守れる幸せ。
2010年も「バクマン。」の爆進に期待せざるを得ません。楽しみですね。

<参考>
 ⇒「バクマン。」の暴露に秘められた想い


……………………………………………………………………………………
【第19位】 タッコク!!! 作:福地 翼
……………………………………………………………………………………

タッコク!!! 1 (少年サンデーコミックス)タッコク!!! 2 (少年サンデーコミックス)

今一番勢いがあるラブコメを打ちまくってる作品、といえばこれだ!

いやぁ、もう「卓球告白法」という設定からしてすごい。
それを思いついただけでなく、生粋のラブコメ作品に仕立ててしまう職人技に脱帽。
ラブコメの名に相応しい、愛と笑いが満ち溢れた作品ですよこれは。

うえきの法則」でサンデー初連載。
その時から奇抜なアイディアの数々にいつも驚かされてましたが、
この「タッコク!!!」でその才能が爆発した感じです。
とにかく“少年誌のラブコメ”を楽しむ為に必要なのが全部詰まってる感じ。







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何といっても見所は、アツい卓球バトル!・・・か?

繰り出される数々の必殺技は、まあ細かい原理なんて気にしない。
それを言い出したら、世の中にあるバトル漫画ほとんどに突っ込む必要がある。
「なんじゃそりゃー!けどすげー!」と思わず唸らされてしまう、
そしてその種明かしもまた絶妙でイイ。
こんな面白いマンガがWEBでタダで読めるなんて、すごい時代になったものです。

ヒロイン・カコちゃんの可愛さも素晴らしいし、
魅力的なサブキャラ達が続々登場。もう息つく暇もないぐらい面白さのオンパレード。
少年マンガの楽しさってこうだよね!って改めて気付かされるんじゃないでしょうか。

脳みそ空っぽにして、笑って泣いて楽しめばいい。
奇抜な設定の上にあるのは、これまで受け継がれてきた少年漫画の伝統。
その化学反応で出来たのがこの「タッコク!!!」です。

文句なしに今一番勢いのある“少年・ラブコメ”ですよ。


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【第18位】 ただいまのうた 作:ふじもと ゆうき
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ただいまのうた 1 (花とゆめCOMICS)

2009年の最後に出会えた、とても大事な作品。

なんて温かいんだろう。もうポカポカですよ。
太陽をめっぱい浴びた布団のような、たっぷりの温もりが心に届く。
花寺家の5人兄弟たちが織り成すホームコメディ。
表紙だけで、その温かさが伝わるでしょう?

「ただいまのうた」というタイトルに、一瞬で心落ちる。
このたった7文字に、この作品の魅力がぎっしり詰まってる。
1巻全部読み終わってから、このタイトルの素敵さに改めて気付かされる。

ただいま。おかえり。ただいまのうた。





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何よりの魅力は、笑顔の絶えない作品だという事でしょう。

それは作中のキャラクターも、そして読者も。
賑やかで愉快で、勢いのまま生きて焦ったり笑ったりする彼らに
読者も思わず釣られて笑ってしまうのです。
そんな沢山の素敵さが散りばめられた作品。ああもう、大好きです!!

とにかくもう、ヒロイン・向日葵ちゃんの可愛さにメロメロ。
おぢさんは笑顔の可愛い女子高生に弱いのです。
え?女子高生だけじゃないって?そうですねぇ・・・

元気になれる。
頑張ろうって思える。
生きていくパワーをもらえる作品って少ないじゃないですか。
だから強くオススメしたいのです。

もう一度家族の絆を思い返そう。この歌に乗せて。ただいまのうた。

<参考>
 ⇒心の芯まで温かくなれるホームコメディ「ただいまのうた」


……………………………………………………………………………………
【第17位】 GIRL FRIENDS 作:森永 みるく
……………………………………………………………………………………

GIRL FRIENDS 1 (アクションコミックス)GIRL FRIENDS 2 (アクションコミックス)

ただ切なく、ただ苦しい。けれど愛しく思える恋の形。

今回唯一“百合”ジャンルでランクインした作品です。
もうね、今このジャンルにおいて頭一つ飛び抜けてるよ、この切なさ具合は。
何度も何度も何度も、ギュッと胸を締め付けられる。
儚く、脆く、危うく、けれどその綺麗さで眩暈がするような恋愛。

最初は友達だった。

二人とも、お互いを親友だと思ってた。
何よりも大事で。ずっと一緒にいたいと思う親友。
その気持ちが恋心へと変わっていく過程。
少しずつ、ほんの少しずつ気持ちが育まれていく。
彼女の仕草、彼女の気持ち、彼女の笑顔、彼女の言葉。

胸が高鳴るようになったのはいつの日だろう。
その気持ちを“好き”と認識した時、このドラマは大きく動き出します。
この過程を、恐ろしく丁寧かつ繊細に描き出す。
そして伝わってくる温かくてアツい気持ちの塊。この恋心がすごい。





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数多くの百合作品を読んできましたが、ベスト百合漫画1、2を争う素敵さです。

何度心をギュッとされるだろう。
“百合”作品で一番切ないのは、叶わぬ気持ちに葛藤する彼女たちの姿。
頭では分かってる。ダメだって。無理なんだって。
けれど心が、身体の隅々が、あきらめる事を許してくれない。

その1つ1つの切なさを、ここまで表現してくれた事に感謝したいです。
素晴らしい恋心を見せてくれてありがとう。

物語は3巻まで進み、更に深くへと入っていきます。
彼女たちが進む未来は一体どうなるのか。
親友との恋。このフレーズだけでもう切なくなる、
「GIRL FRIENDS」の世界に、貴方も酔いしれてみませんか?

この百合漫画、絶対に外さない切なさですよ。


……………………………………………………………………………………
【第16位】 あまんちゅ! 作:天野 こずえ
……………………………………………………………………………………

あまんちゅ!(1) (BLADE COMICS)あまんちゅ!(2)

今度は水の中だ!

僕らを素敵な水の都へと導いてくれた「ARIA」完結から1年半。
今度は、水の中へとダイブする物語を紡いでくれる。
勿論、あのキラメキは健在。いや、更にもっと増している。すごい。

人と水との繋がり。

その不思議さや、魅力を存分に堪能させてくれる。
いつだって、天野先生が描く世界にワクワクドキドキさせられる。
この作品もまた、僕らを新しい世界に導いてくれるのだ。
今度は一体、どんな扉を開けて魅せてくれるのだろう。





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読者もまた、この作品と溶けてしまうような感覚に陥るのだ。

ダイビングが好きな主人公と、
そんな彼女に引き寄せられ、ダイビングの魅力にハマっていく女の子。
二人の女の子が織り成す、水の中の冒険劇。

何がすごいって、まだ1巻じゃ全然潜ってないんですよ。

それなのに、こんなにも面白くてワクワクさせられる。
それが純粋にすごいと思わされてしまう。
この作品は、これからどんな深い面白さへと潜っていくのだろうか。
少しずつ、ゆっくりと“楽しい”が身体の中に浸透していく。

嗚呼、やっぱり天野こずえワールドはいい。

これは、現代に必要な酸素。人が生きる為に必要な何かがたっぷり含まれてます。
さあ、この面白さの海へ。潜ってみませんか?


……………………………………………………………………………………
【09年上期・ベストアニメ映画】 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
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09年、見終わった後の興奮が一番すごかったのは文句なしにこの作品でした。

冒頭シーンからもう、僕らが知ってるエヴァとは完全別物。
ここまでの出来だとは思っていませんでした。
旧エヴァを見てハマった10年以上前の自分。そう、あの時は高校生だった。
劇場版で受けた衝撃。10年以上経っても、未だ忘れられない。色んな意味で・・・

この作品について語るのは難しい。いや怖いというのが正確でしょうか。
いやもう、下手なこと言えないんですよ。
けれどやっぱりこの衝撃・感動・興奮は伝えたくて。ここで選ばせて頂きました。

息もつかせぬ展開。サービスサービスゥ!もふんだんにあり、
新キャラの登場シーンに何度も震え、ポカポカも沢山しました。

青春時代に深く刻まれたエヴァという爪痕。
それがこの映画によって、新しい痕が残ろうとしています。
次の「Q」がもう楽しみで仕方ないわけなんですが、
ホントこうして新しいヱヴァが見れるなんて、想像すらしなかったよ・・・

貞本版(マンガ)の方もついに旧映画のシーンまで突入。
少しずつ旧エヴァとズレてる設定が、一体どんな結末を導き出すのか。
こちらはこちらで、「Q」と共に楽しみにしたいなぁと思います。
ってか「Q」の公開はいつなんでしょうか・・・

2009年は、久々にヱヴァに心えぐられたという事で記念すべき年としてあげさせて頂きました。


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■続けて後編を読まれる方はこちらからドーゾ。

「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2009年マンガベスト30+α!(後編)

---------------------------------------------------------------------------
<参考>
【2008年】
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(前編)
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(後編)

【2007年】
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2007年マンガベスト30+10!(前編)
「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2007年マンガベスト30+10!(後編)

【2006年】
マンガがあればいーのだ。的、2006年マンガベスト20!+10!

【2005年】
「マンガがあればいーのだ。」的、2005年マンガベスト20!!

【商業誌ランキング検証】
全3誌の「2009マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト12作品
全4誌の「2008年マンガランキング」を検証してみました。
「少女ファイト」が“2008ブロスコミックアワード”大賞を受賞!!
「オトナファミ」と「このマンガがすごい!」のランキングを検証してみた。


いやはや、1年の中で1番書くのがしんどい記事です。
けど1番書きたい記事でもあります。
これをやらないと、新しい年になったー!って思えないんですよね。
だから後編が終わるまでまだまだ頑張りますよ!

16位までの発表、いかがでしたでしょうか?

年間の更新数が少なくなった分、面白かったー!って思える作品を基本紹介してきましたので、
初紹介となる作品は比較的少なかったかなと思います。
そしてラブコメ系が多いのはまあいたしかなく・・・
その分、珠玉のラブコメ作品たちですよ、選出させて頂いたのは。

この記事で、皆さんが面白いマンガに出会えたらそれが一番嬉しいです。
まあ逆もあるかもしれませんが、それは個人の感想という事でご勘弁下さい。

また皆さんから2009年面白かったマンガぜひ教えてくださいね。
コメントお寄せいただけたら嬉しいです。
何卒よろしく御願い致します。

ではまた後編で。2月上旬~中旬くらいに公開できればと思っております。
また非常にお待たせ致しますが、どうぞよろしく御願い致します。

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“お兄ちゃん”という響きにメロメロしよう。「世界はひとつだけの花」
2010年01月10日 (日) | 編集 |
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妹が好きな皆様へ捧ぐ。「世界はひとつだけの花」の2巻が出ました。

2010年一発目の記事からアレですが
だって2010年最初に読んだのがこれだったので・・・
今年も色々頑張っていきたいと思う次第でございます、です。

さて過去にも「やっぱり「妹」作品とか・・・好きだから!まとめて紹介しちゃうよ!」というエントリにて
アツくアツくご紹介させて頂きました。
あと2008年の私的マンガランキングでも23位に挙げております、この作品。
密かに続刊を心待ちにしておりました。

まあ1巻を読んでない人に簡単に説明するとですね、
ある日突然とっても可愛い義理の妹が出来て、
その義妹と相思相愛になってニャンニャンするという身も蓋もない話なんですが





iinoda_image0376-1.jpg

もうそんなの全部吹き飛ばすぐらい、その義妹・華が可愛すぎるのなんの

よくある設定?
見飽きた設定?
使い古された設定?

ああそうさ。正直全くその通り。

けど可愛いの。華ちゃん可愛いの。
のんぽDE庵」を描いている、なかはら★ももた先生が描く壮絶に可愛い女の子が
お兄ちゃん!お兄ちゃん!言いながら喘いでいる姿に
ぼかぁもう反応せざるを得ないんですよ!もうこれは理屈じゃない。

本能で好きなんだ。

血の繋がった妹でなければ、妹キャラとして認めない人もいるかもしれない。
しかし、華ちゃんは確かに「お兄ちゃん」と呼び慕っている。
そこに確かに存在する兄妹という関係。
その壁を飛び越えたイチャイチャが存分に見られる。

もう、それでいいんだ。

個人的超ストライクな可愛い女の子が妹で
しかもお兄ちゃん大好きで、えっちで、らぶらぶしてる姿が
思う存分見れる作品。十分じゃないか。

エロ漫画を見ればいいという人もいるだろう。違う。違うんだ。
これはあくまで、兄と妹のえっちな純愛劇なのだ。
メインは純愛であり、えっちはその過程に過ぎない。
エロ漫画のメインはえっちなので。そこが違うところなんです。





iinoda_image0377-1.jpg

こういうシーンばかりを取り上げてますけど、純愛も沢山あるのよ、純愛も!

純愛の上に存在する、可愛い女の子のえっちな姿。
見たい。そんなの見たいに決まってるじゃないですか。
どうしようもなく見たいじゃないですか。
この作品に求めるのは、そんな本能的な欲求。

2巻で完結したこのえっちな純愛劇、
ピクンと食指が動いた人には迷わずオススメ致します。

嗚呼、可愛い女の子が見たい。
出来れば、その子が可愛く喘ぐ姿が見たい。

そんなストレートな欲求に、見事応えてくれた作品です。「世界はひとつだけの花」。


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<参考>
 ⇒やっぱり「妹」作品とか・・・好きだから!まとめて紹介しちゃうよ!
 ⇒「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(前編)

最近、妹ブームが若干下火になってきてる?どうでしょう。

以前ご紹介した「いもうとデイズ」とかがあったりしますが、
今妹モノで一番面白い(人気がある)のって何なんでしょうね?
誰か教えて妹マンガ好きな人。

08年ぐらいから、少しずつ姉がフューチャーされ始めてきてますが・・・
ここらでドン!と大型妹作品を心待ちにしております。

だって、やっぱり僕らは妹が・・・好きだから!ねえ?


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