マンガがあればいーのだ。
ただいま開店休業中。けどたまに更新するので見捨てないで・・・
「バクマン。」の暴露に秘められた想い
2009年02月10日 (火) | 編集 |
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もと子先生の恋人」を読んでやっぱり田中ユタカ先生はいちゃラブ悶えの達人だな、と。

この全開のラブラブ感。ピュアラブ。
愛人-AI・REN-」や「ミミア姫」みたいな作品も勿論大好きかつ素晴らしいと思うのですが、
個人的にはこういった“普通”の中にあるラブっぷりこそが田中ユタカ先生の真骨頂なのかなぁと。
そういう意味で何か昔を思い出してしまってホロリと悶えました。

ちなみに僕の“初田中ユタカ作品”は「初夜-ヴァージン・ナイト-」だったんですよねー
“らぶらぶえっち”と称するのが一番ピッタリなこの作品に初めて出会ったのは、
多分まだ高校生の頃。だからこそ、この作品は自分の中で忘れられない作品として刻まれてます。
未読の方は読んでみれば一発で理解ると思います。
こんなにも「いちゃラブ」が誌面から溢れてくる作品は中々ないよ。ニヤけすぎて頬が緩む。




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「もと子先生の恋人」より。この何気ない1シーンからもビシビシ伝わってくるラブっぷりよ!!

いやね、全体的に見ればそりゃ地味なのかもしれません。
けどこういった作品を見て心が和む事も大事なんだと思います。
ゆっくりと、落ち着いた気持ちでニヤニヤしながら見る。うーん至福の極みだね。

と、この記事で語る事はまた別にあるので田中ユタカ氏の魅力について語るのはここまでにして。

この「もと子先生の恋人」は漫画家であるもと子先生と、編集者である山崎さんの物語。
単なる二人のラブエピソードだけではなく、漫画家と編集者という仕事についても、
この作品は静かに切り込んでいく。

それはまるで田中ユタカ氏の漫画に対する愛が綴られてるかのように、アツく語られる。




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安易な妥協はしない。いい作品を作りたいから。限られた時間内で、精一杯、最後まで。

そんな想いで描かれた作品っていうのは、やっぱり大なり小なりの魂が込められてると思うのです。
その魂が「面白さ」にまで繋がっていくかはまた別問題かもしれませんが、
少なくとも読者はその目には見えない「魂」を、実は敏感に感じ取ってるのではないでしょうか。

全くの「無」から「作品」を作り上げてしまう人達。
それは漫画家に限った話ではなく、多くの業界やジャンルに存在します。
そんな中でも漫画家は、漫画好きな僕らにとって非常に身近に感じる存在だからこそ、
「魂」が共感しやすいのかも・・・しれませんね。何にしてもアツいのはいい。

さてそんな漫画家を支える存在。それが編集者です。
漫画をこの世に出す為には一人では到底叶いません。(同人誌はまた別次元の話で)
プロとして作品を作り上げていく為に、編集者の存在は非常に大きいのです。
そこには間接的に携わる立場だからこそ感じる苦悩もまた数多くあります。




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自分の力だけではどうしようもならない時がある。

影で支える黒子のような存在でもありながらも、基本的に光を浴びる事は少ない。
彼らは基本的にサラリーマン。そう、これはビジネスなのです。
人と人が重なりぶつかって作り上げていくビジネス。
いや、けれどそれだけじゃ割り切れない色々なものがある。それが「作品」というものなのでしょう。

作家と編集者。

二人三脚とは良く言われるものですが、正にその通りでしょう。
そしてその二人三脚が目指す先にあるのが・・・読者という存在。
自分が作り上げたこの物語を、多くの人に読んでもらいたい。
ただこの想いを届けたい。

・・・勿論それだけじゃないかもしれません。
もっと複雑な想いもまた絡み合ってるのもまた事実でしょう。

けれど少なくとも作家と編集者は、良いものを作りたいという気持ちが根底にあり、
読者はそれを全身で受け止める。
その二つが共鳴しあう時、それが漫画界にとって一番大事な時の一つになるのです。




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どしゃ降りの中でのサイン会。一冊も濡れてなかった本。

全身全霊でぶつかってきれてくれた作品に対し、読者は最大級の敬礼で返す。
自分にとって出来る限りの言葉で伝える感謝、そして行動。
心を震わせてくれた作品、それを描いてくれた、作ってくれた人達に対して僕らは言う。

「ありがとう」

その想いがまた巡り巡って、また新たな「面白さ」を紡ぎだしていく。
そんな風に漫画が循環していけばいい。
だから僕らは伝える必要があるのです。面白かったという、感謝の気持ちを。


……………………………………………………………………………………
【大場つぐみの正体について、もう一度考えてみよう】
……………………………………………………………………………………

・・・さてここからがようやく本番です。
記事タイトルを見て来た人はさぞ不思議だったと思いますが、
これは「バクマン。」に関するエントリーです。今一度再確認をw

というわけでそんな漫画家を目指すサイコーとシュージンのサクセスストーリー。
ジャンプで好評連載中の「バクマン。」ですが、先月発売された単行本において
原作者である大場つぐみ先生のネームが公開されていたのはご存知でしょうか。





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ど、どっからどう見てもこれは・・・!

いや、もう散々これまでも「大場つぐみ=ガモウひろし説」は各地で報じられてきましたし、
当サイトでも色々言及してきました。なので今更ですが、
改めてこうネームを見ると実感が沸いてきますね。
デスノ13巻(公式解析マニュアル)でも一部載ってましたけどね・・・

あとはジャンプ編集部が認めるだけの問題になってきた気が。もう公認しちゃえばいいのに・・・

とか思ってたらですね、
単行本1巻の表紙でこんな描写があったのをお気づきでしょうか。





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これはどっからどう見ても「ラッキーマン」以外何ものでもないですね!

ついにジャンプ編集部も公認のようです。
デスノートの時でもここまでハッキリと描写した事はありませんでした。

更には帯をめくると・・・





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ここまでやられると逆に清々しいです。本当にありがとうございました。

単行本の表紙で、ここまでやってしまうのは最早確信犯以外のなにものでもないですが、
やはりあれなんでしょうか。いまさら公に「ガモウひろし」とするのは良しとしてないんでしょうか。
それとも漫画家としての「ガモウひろし」はなかった事にしてるんでしょうか。
(ただしガモウひろし名義で「でたぁーっわんつーぱんつくん」という絵本が集英社より刊行されている)

「バクマン。」で描かれたサイコーのおじさんである川口たろう氏。
まさに彼はガモウひろし氏をそのまま反映させているのは間違いありません。
アニメ化にまでなった「ラッキーマン」。
その後「僕は少年探偵ダン」「バカバカしいの!」と2作品を連載するもののすぐに打ち切り。
以降ガモウひろしの名は完全にジャンプ誌上から消え去っていく事になります。

ここで出てくるのがジャンプの契約制度。




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「良い作品を出せなくなった作家さんにはもう『ジャンプにはいらない』と遠回しにいい、契約を切る」

シビアですが、これがプロの世界。
作中に出てくるガモウひろしの分身こと川口たろう氏は、
そんな戦力外通告に対しこう言ったのです。

「気が楽になった。また新人として持ち込みから始める。マンガは面白ければ連載される」

ここで一つ思い出した事があります。
大場つぐみ先生は、ジャンプにおける「新人だった」であるという表記です。
どこのインタビューなのか雑誌の記事なのかは忘れてしまいましたが、確かにそう記憶しています。
「デスノート」はそもそも、大場つぐみ先生がジャンプ編集部へネームを持ち込み、
そこからからスタートした作品なのです。

それを裏付けるのは「デスノート」の担当編集であった吉田氏が
クイック・ジャパンVol.56」のインタビュー記事で述べた以下の文。

 ┏…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
 ┃「DEATH NOTE」のきっかけは単純で、大場つぐみさんが持ってきたネームを見たことです。   
 ┃それが面白かったのでネームの内容を詰めていきました。
 ┃その頃、ちょうど僕が小畑健さんの担当をしてまして、
 ┃さらに小畑さんがちょっと充電中だった事や死神などのダークなモチーフが好きだったこともあって
 ┃絵を小畑さんにお願いして、03年の8月に読切をやることになったんです。
 ┃その結果がよかったので、では連載を考えていきましょうと。
 ┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…


「ラッキーマン」の連載終了したのが1997年。
「バカバカしいの!」が連載終了したのが2001年。
おそらくそこでガモウ氏は契約を打ち切られたのだろうと思われます。

そして彼は再びジャンプで連載する事を夢見て。
ひたすらネームを描き続けます。
時は過ぎて2003年。ある一つのネームを持って、彼は再びジャンプ編集部の扉を叩くのです。
それこそが、後に世間を騒がせる「デスノート」という作品の、読切の原型だったのでした。

それは実に「ラッキーマン」の連載終了してから7年後の出来事だったのです。



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川口たろう氏が苦しんだのもまた・・・7年間なのでした。

また作中では編集長が
「本当に亡くなる5日前までネームではなく原稿を持ち込んで来てたらしい」
と述べてるシーンもあります。
そう、死ぬ直前まで川口たろう氏はもがき続けたのです。
その姿をガモウ氏と重ねて見てみると・・・

2003年のあの日、ガモウ氏は漫画家としての自分を殺したのではないでしょうか。

もう一度新人から、イチからスタートする。それこそが大場つぐみなのです。

そう考える事で、全ての辻褄が合います。
ガモウひろしはジャンプから戦力外通告を受けた。
ならばもう一度新人で。大場つぐみという新人でイチからやり直す。
自分はガモウひろしではなく、大場つぐみという新人なのだ、と。

そして大場つぐみ氏は再びジャンプという誌上で連載を獲得するのです。
あの忘れられなかった表舞台へ。
戻ってきた。
「デスノート」はジャンプにとってはあらゆる意味で常識外の作品でした。
こんなのジャンプではありえなかった。けどそれを有り得てしまったという事実。
まさにジャンプという雑誌に苦しめられてきたガモウ氏が空けた大きな風穴。

そんなガモウこと大場つぐみ氏が次に選んだ題材は・・・「漫画家」でした。


……………………………………………………………………………………
【暴露に込められた想いとは】
……………………………………………………………………………………

もう完全に推測というか個人的な感情になってしまうのですが、
大場先生は「デスノート」でジャンプに空けた風穴を、
また別方面から更に開けようとしてるのではないでしょうか。
ジャンプに苦しみ、ジャンプに救われてきた人生。
この作品で示したいのはそんなジャンプに対する「感謝」と「逆襲」

ジャンプの未来の為に。ジャンプをぶち怖そうとしてるのではないかと。




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「編集部が自信を持って始めた新連載なら、
 せめてコミックスが出るくらいまでは見守るべきだと思うんです」


遂に核心ぶっちゃけたー!!

ジャンプ読者であれば誰もが頷くこの主張。
勿論打ち切られるべくして打ち切られる作品も多々ある事も事実ですが、
もっと続いていればその結果も違ったのでは・・・と強く思ってしまう作品が
過去に多く打ち切られてきた事もまた事実なのです。

あの血も涙もない突き抜けはやはり思う所も多くあるのでしょう。
これも見事なる打ち切りを経験をした大場氏だからこそ意味のある問いかけなのです。
(※ガモウ名義での最後の作品となった「バカバカしいの!」は12週で打ち切られてます)

いやぁ、この第24話は相当色々ぶっちゃけてます。
この作品を「単なる暴露漫画」と言って評価しない方も多いと思いますが、
それだけではない事は、ここまで「バクマン。」を読んで来た人なら分かるでしょう。
そしてただ意味もなく暴露してるだけじゃないのです。それじゃあ単なる頭の軽い奴ですよ。

この暴露にこそ、大場氏の綿密なる狙いが潜んでいるのです。




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「それとアンケート結果だけで人気マンガや打ち切りマンガが決まるのも気に入らない。
 編集部が面白いマンガ面白くないマンガを自分達で判断する能力がないって
 言ってるようなもんじゃないですか」
 

ある意味、これは「問題提起」なのですよ。
ジャンプ編集部に対して、そして読者に対しても。
おそらくこのアンケートシステムの限界については何度となく議論されてきてるハズなのです。
しかしそれがあったからこそ、今のジャンプがあるのもまた事実で。
新陳代謝が活発な雑誌を取るのか、それとも・・・という世界。

更には読者が抱いてきた不満を、ここで敢えて見せる事で、
「読者の声が届いてる」と思わせる事も出来る。それもまた編集部の狙いなのかもしれません。

「バクマン。」という作品によって、少しずつ解体されていくジャンプという雑誌。
ジャンプは確実に焦ってるハズなのです。
生え抜きの作家を育てていき、抱えていく事で成り立っていたビジネスは、
時代の流れと共に閉塞感が漂っています。そして今なお思い出すあの暗黒期。
あの過ちを繰り返さない為に、ジャンプは常にトップであり続ける為に、
「バクマン。」はやってきた・・・のではないでしょうか。

ジャンプはトップでなくてはいけないのです。漫画界の未来の為に。

ではどうしていったらいいのか。
この伝統的なアンケートシステムを続けていく事が果たしていいのか?
変えていく必要があるのではないか?新しい方法があるのではないか?
その模索している姿の一つ(というか大場氏が考えるジャンプの新しい形の提案)が、
今回出てきた「載せる順番をローテーションする」アイディアなのかな、と。
※ちなみに実際の去年のジャンプ表紙について真珠の部屋さんが考察されてるので参考まで。

「アンケートだけの為に描いてたらマンガ終わりです」

新妻エイジが発した言葉。確かにその通りなんですよね。
アンケートは意識しなくちゃいけない。読者を楽しませる事も必要だ。
けれどそれだけに固執してしまったら、きっと「魂」は宿らないでしょう。
色々な矛盾をはらむ世界。
マンガ家を目指す人達にはそれも知っておいてもらいたい、そんな気持ちも少し込められてるのかも。

まあそれにしても




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まさか「バクマン。」で「いちご100%」の名が出てくるとは・・・!!

イチいちごファンにとって、やっぱりこれは嬉しい。
そうか、ガモウ先生はラブコメ好きか。サイコーと亜豆見てたら分かるけどさ。
「I’s」「いちご100%」「To LOVEる」・・・それぞれが、年頃のジャンプメイン読者である
小・中学生に深い思い出を刻み込んでいるハズだと思います。
うちの年代だと、これが「電影少女」や「気まぐれオレンジロード」があたるわけですね。

・・・確かに深く刻み込まれてるよ。水玉ぱんつとか。

それにしてもやはりラブコメはアンケで不利っぽい感じですね。
何故ジャンプが歴史的にラブコメ作品の数が少ないのか、それが何となく分かったような気がします。
確かに小学生が出すアンケートの“面白かったもの3つ”の中には入りにくい。
まあ俺が小学生だったらラブコメに・・・入れちゃうかな?
(小学生の頃「てんで性悪キューピット」にアンケ出した記憶がありますからね!)
正直普通の小学生だと難しいのかなぁとか思ったりもします。うーん今は違ったりするのかも?

さて気になる表現が一つ。
「To LOVEる」はこのアンケシステムの中で考慮されてるのではないか?という事。

「センターカラーとか結構あるし、コミックスも売れてる方だと思う」

センターカラー云々よりも、(最近は表紙&巻頭カラー飾った数週間後に打ち切られる場合があるので)
ここで注目したいのがコミックスの売上に触れたところ
実際これまでも単行本の売上が好調だった作品が打ち切られるパターンも多かった中、
果たして本当に考慮されているのか?ここは推測でしか語られなかったけれど
今後の「打ち切り会議」が描かれるのであればそこで明らかになるのかもしれない。

うーんジャンプっ子にとってはこの辺の話はもう知りたくて堪らないんですよね。

それこそが完全に「バクマン。」の掌で踊らされてるという事なんでしょうけれど。
気になるんだから仕方ない。
それをバシバシ明らかにしてくれるこの作品には期待せざるを得ないわけで。

んでもって




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「とにかく矢吹先生は本当のプロだよ。コミックス加筆って凄すぎる」

何だこの褒め様は・・・

しかも名指しですからね。何か裏があるのかなーとか勘繰っちゃいそうになりますが、
ここは素直に大場先生(小畑先生か?)がすごいと思ってる、感心してると取っていいのでしょうか。
同業者から見てもすごいんですね、やっぱり。
少年ジャンプコミックスとは思えない乳首の乱発だからでしょうか。
だって単行本出る度に乳首修正してるとなると、1年間に一体何個の乳首を描いてるのか・・・

そこらのエロ漫画作家よりも乳首描いてる回数が多い気がします。それが矢吹クオリティ。





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これがプロの「仕事」








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これがプロの「魂」ですよ!!(上手くまとまった!)


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<参考>
「バクマン。」によって明かされたジャンプシステムをまとめてみる。
「バクマン。」の新妻エイジが男だったという事実から導き出される仮説
河下先生は体育座りの錬苺術師
「バクマン。」はジャンプ、いやマンガ界を揺るがす傑作に成り得るか?

「バクマン。」の面白さって、漫画がどうしたら面白くなるかってのを
真剣に語ってるところにあると思うんです。

今までもそれは十二分に感じていたんですが、
ここまで描かれていたのってあくまで編集者対作家、って構図での話だったんですよね。
けど先々週から出てきた福田というキャラによって、
漫画をこよなく好きな者同士がぶつかりつつ議論できるという状況が出来た。
(ちなみにシュージンはいわゆる漫画好きとはまだ言えるレベルではないと思う。)

それって、いつもオフとかで僕らが話してる感覚に近いんですよ。




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こんな内容を話してるかっていうとまた別なんですけど、この雰囲気は近いものがあるなぁ。

ジャンプに掲載されてる作品に対してあーでもない、こーでもないとか言ったり、
打ち切りされた作品についてとか、それを打ち切る編集部についてとか、
新連載についてとか、長期連載作品に対しての色々な意見とか諸々・・・
「こうなったらこの作品はもっと面白くなる」とか、
「この作品のここはやっぱりすごいよね」とか、そういった話を、
漫画好き同士で思いっきり話すあの雰囲気が何よりも好き。超楽しいよ。

ああ、こういうシーンってまた別次元だけど「げんしけん」でも同じように描写されてましたよね。
その場にいる人達の“深さ”によって話す内容は全然変わってはきちゃうんですが、
個人的には軽ーいノリでまったり話すのが好きだったりします。
いや気がついたらアツく語ってたりするんですけどね。
河下先生の女の子の柔らかさは格別ですよ!とかそういう類のアツさ。

・・・えっと、そんなんばっかじゃないですよ?

「バクマン。」が多くの漫画読みの人達から好評なのは、
そういった「漫画論」的なものがツッコミ所を持たせて描かれてるからなんだろうなぁ。
マンガ好き達の「理想」を描きつつ、編集という現場の「現実」も同時に描く。
夢と現実、そんな二つが交互に描かれる事でカタルシスが生まれるのかもしれない。
(それこそが、この作品の1話目のタイトルだったりするわけです)

さてそんなジャンプの不満をぶちまけてくれた福田くんは最後にとんでもない事をぶちまけました。




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「その表紙をめくるとアイドルの巻頭グラビアやポスター」

うわああああああ

ふ、触れちゃいけないモノに触れてしまいましたね福田くん。
それは黒歴史すぎる。
そう、あれはジャンプの暗黒時代の始まりと言われた1996年早々に起こった出来事。

……………………………………………………………………………………
<ちなみに解説・・・ジャンプ暗黒時代とは>

1994年に最大部数653万部を叩きだしたジャンプは、
その後94年に『幽遊白書』が、95年に『ドラゴンボール』が、96年に『スラムダンク』 が・・・と
ジャンプ黄金期終盤を支えたこの3作品が立て続けに終了、一気に部数を落としてしまう。
現在の看板作品「ワンピース」や「NARUTO」、「ハンター」などが始まる1999年頃までの
連載作品的にも非常に低迷していた約3年間を示す。
……………………………………………………………………………………

考えてみると今から13年も前の事なのか。
そりゃ覚えてる人も少ないわけですよ。今の高校生とかまだ生まれてまもないじゃないですか。
その時のジャンプをリアルタイムで読んでないわけです。

というわけで、近年のジャンプにおいて唯一、グラビアを載せた事があります。
それが・・・これだ!!





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安達祐美のグラビア特集。(ちゃんと表紙の下の方に載っています)

ちなみにこの次の号か何かで内田有紀のグラビア特集もありました。
ジャンプで・・・ですよ?冒険すぎる。
案の定、最高に大不評でその後グラビアの類は一切出てこなくなりました。
(と思ってるのですが、ここ30年くらいの間で他にありましたっけ?あったら教えて下さいませ!)

そしてこの96年といえば・・・「ラッキーマン」が連載してた時です。

つまり大場先生は完全なる確信犯なわけですね。うーん恐ろしいです。
まああの頃とはまた状況が違うと思うので、
安易なグラビア掲載じゃなく、例えば漫画と連動してみるとかそういった新しい形はどうだろうか。
今に始まった手法じゃないけど、ジャンプがやるなら面白いのかも。

「バクマン。」を見て漫画家を目指す子供たちの世代を、
きっと「バクマン。」世代と呼ぶことになるでしょう。
そんな彼らがジャンプに登場してくるのはいつになるのか。その時を楽しみに待ちたいと思います。

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矢吹健太朗・長谷見沙貴
集英社
おすすめ度の平均: 5.0
5 楽しみです!
5 期待しますよ
4 OVA付き!
5 とりあえず予約w


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集英社


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おすすめ度の平均: 5.0
5 まるで著者ご本人?
5 地味だけれど、買った人の本棚に残る作品
5 こころを込めて作品を


初夜ヴァージン・ナイト (バンブー・コミックス)
田中 ユタカ
竹書房
おすすめ度の平均: 5.0
5 成年向け漫画の入門書?



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