
全てのいちごファンに捧ぐ!「いちご100%ドラマCD~LAST TAKE~」 |

早いもので「いちご100%」が連載終了してからもうすぐ1年が経とうとしています。
去年の今頃はまさにいちご全盛期とも言えて。 もう最後どうなるかハラハラドキドキで。 全く先の読めないストーリー。 最後の最後まで安心する事が出来なかった展開。 特に東城の告白&西野の告白からスタートする怒涛の終盤の展開は、 まさにラブコメ史上でも屈指の神展開でした。
そんな、もはや伝説となったこの終盤の神展開。
 西野つかさはあの時何を考えていたのか?
 東城綾はあのシーンの後どんな思いで行動したのか?
本誌では描かれなかった彼女達の想い・・・ その、全てがこのドラマCDで明かされます。
公式としてはおそらくこれがいちご100%最後の作品となるでしょう。 だからこそ、ここには全てが詰まっています。 19巻というジャンプのラブコメでは最長だった歴史の中で紡がれた想い。 今まで誌面でセリフを読んで追っていくしかなかったけれど、 このドラマCDはその想いを声という形にして僕らに届けてくれます。
断言します。いちごファンなら間違いなく買うべきです。
逆にいちごファンじゃなかったら全く必要ないです。
西野の、東城の、隠された想い。 やばいくらい、胸をキュンキュンさせてくれます。 僕らを熱狂させたいちご100%、これが最後の・・・作品です。
西野つかさ視点で構成された、「WEST SIDE」 東城綾視点で構成された、「EAST SIDE」
それぞれに秘められたその想いを・・・少しだけ、紹介します。
■【あの伝説の夜も収録されてます!西野つかさ「WEST SIDE」】 水族館のデート中、突如走り出した西野。 追いかける真中。追いついたのは・・・公園。 そこにある鉄棒にぶら下がる西野。 そして彼女に口から飛び出した言葉は・・・西野つかさが生まれて初めてする告白、だった。
まさにここからいちご100%という物語が本当の意味で大きく動き出しました。 そんなシーンから、「WEST SIDE」はスタートします。
◆欲張りな・・・唇 その告白に対して淳平が出した答え。 それは「もう一度付き合う」という事。 2年前に別れた二人は、再びその歩みを同じくする事を選ぶ。 その時見せた淳平の「本気」。 二人の初めての・・・キス。
 唇から伝わる熱が、あたしの頭の中まで熱くして・・・ただ、嬉しかった。
何度見ても羨ましすぎるキスシーンです。 唇と唇、そう、身体の一部分が触れ合っただけで、 身体の全てが熱くなる。それがキス。 もう、何も考えられなくなる。 考えるのは・・・好き、っていう気持ちだけ。
◆西野の笑顔 西野が淳平に向ける顔はいつも笑顔だ。 数々のシーンを振り返ってみると、そこには数々の可愛すぎる笑顔が必ずある。
 そう、西野はいつも笑っていた。
どんな時も。 ・・・2年前に、別れた時も。
本当は笑いたくなんて無かった。
ごまかさずに、本当の気持ちをぶつけたかった。
けれど。 けれどそれが出来なかった。
どうしてあたしは笑ってすませてしまうのだろう。
ぶつかるのが怖かったから。 ぶつかって傷付くのが・・・嫌だったから。 だから笑った。 笑って、見送った。 そうすれば・・・深い傷を負わなくて済むから。
・・・けど、今はあの時とはもう違う。
あの時とはもう比べ物にならないくらい・・・好きが大きくなってる。 だから、不安な気持ちも大きすぎて。
 ・・・だめだ。ごめん、うまく笑えない・・・
必死に笑おうとしてるけど・・・笑えない西野。 好きな人の前ではいつも笑顔を見せていたい、そんないじらしい気持ちと、 不安で仕方ない葛藤の気持ちが入り混じった切なすぎる表情・・・ 西野の気持ちを知った後にこの笑顔を見ると、本当に胸を締め付けられます。 そんな微妙な想いが込められてるのが・・・「WEST SIDE」なんです。
 この「笑う」事に対する西野のこだわりは、 このクリスマスの事件の時にもあったりします。 西野の優しさが、心に染みますホント。
それだけに真中に殺意をより一層抱きました。久々だぜ、この衝動・・・!
◆初めての夜 そんな想いを経たからこそ、淳平が見せてくれた「気持ち」に感動した西野。 下げ幅が大きかったからこそ、そこから上がったら大きいわけで。 両親のいない家に二人っきり・・・ そう、二人っきりの夜がここから始まるのです。 本誌では淳平の気持ちだけが描かれていましたが・・・
このドラマCDは西野視点なんです。 だから、あの時西野がどんな気持ちで準備していたのかが・・・明かされます。
 大丈夫かな、あたし、ちゃんと淳平くんと・・・ああ、ここで考えても仕方ないだろ、何とかなる!
初めてへの不安。 誰もが最初に抱く気持ち。 けれどそこで怖気つかないのが西野のいいところ。 何とかなるっていう精神。前向きなところが大好きなんだよなぁ・・・
そして消される部屋の明かり・・・
淳平の口から呼ばれる、名前。
甘酸っぱー!
◆白紙になるまで そして二人の間に訪れた試練。 淳平の家の前で・・・西野と東城が対面する。 走ってきた淳平は西野ではなく、東城を選ぶ。
その事に激しく動揺する西野。けれど・・・ マフラーを淳平の首にかける。ちょっとでも、繋ぎ止められたらって思って。
 どうして・・・やっぱり東城さんじゃなきゃダメなの?あたしじゃダメなの? 今すぐ確かめたい・・・でも聞けない。
全てが終わってしまうかもしれない恐怖。 大好きな人を失ってしまうかもしれない恐怖。 もう失いたくなかった。 だから、自分からは聞けなかった。 もう傷つきたくなかった。 けれど、けれど・・・
そして淳平から告げられた言葉。 ようやく、二人は本当の意味でぶつかる事が出来た。 夢に向かって進もうとする二人。 それを止める事なんてどちらも出来なかった。 ちゃんと気持ちを言ってくれた淳平に、西野はその成長を感じる。
 この温もりが、この強さが今の淳平くん。 信じられるよ、淳平くん。 淳平くんがあたしを好きな気持ち。あたしが淳平くんを好きな気持ち。 ありがとう・・・
出会ってから4年。 最後の最後で・・・本当に信じる事が出来た。 もやもやだった、あやふやだった想い。 自信が無かったその想いが、すっきりと晴れた。 もう迷わない。 そんな気持ちをくれた淳平に、西野は・・・感謝するのだった。
ええ子や(泣)
◆フランスへ、そして4年後 遂にきた別れの時。 最後まで西野は淳平に感謝し、 最後まで西野は・・・笑顔で、いた。
西野エピソードでも屈指の名シーンであるこの空港エピソード。 (ぶっちゃけほとんどが屈指の名シーンな事は言わずもなが)
 あたしも・・・淳平くんみたいに強くなる!
西野は・・・十分に強いと思う。 優しさと強さを併せ持った、最高の女の子です。
そして旅立っていった西野。 夢に向かって進む時間は早く、4年の月日が経ち。 二人を再び繋いだのは一通の手紙だった。 その中には更に、一つのテープが入っていて。
お互い、夢を叶えるまで連絡を取ったりしない。
二人が別れる前に交わした約束。 その約束が今・・・破られた。 それは夢の始まり。
西野は日本へ行く事を決意する。 4年振りの再会。
もうすぐ淳平くんに会える。 淳平くんはあたしに何て言ってくれるかな。あたしは・・・なんて言うのかな。
そして二人の夢が再び重なる。
 あたしはこれからもずっと信じていける。 ずっと君と一緒に夢を見る事が出来るって。
抱き上げてくれたその温もり・・・強さ。 それを感じた西野は自分の気持ちを再確認する。 二人で歩んでいく未来。 それはきっと確かなものだから・・・
■【秘められた想い・・・その全てがここにある。東城綾「EAST SIDE」】 真中とのハッピーエンドを迎える事が出来なかった東城。 作者である河下先生が「当初は東城がハッピーエンドのハズだった」と言っている通り、 ほんのちょっとの、ホントにちょっとのすれ違い、タイミングで それを逃してしまった東城。 そんな恋愛の不条理さを学んだ彼女こそ・・・この作品で一番成長したと言う。
4年の恋に敗れた東城。 けれどその恋の結末は、涙なしでは・・・見れません。
こっちの「EAST SIDE」の方がおそらく追加エピソード(想い)が多いと思います。 数々のシーンに込められた東城の想いとは・・・
◆映画の中での本当の告白 高校最後の映画で、その最後の撮影で。 映画のセリフに重ねて。 東城はその想いを伝える。
 あの時あたしは重ねていたんだと思う。 映画の中であたしが演じたヒロインと、あたしが描いたストーリーの・・・あたしが望む夢の世界と。 愛する人と結ばれたい・・・ただ・・・夢の中でもいいから。
切なさ全開の告白でスタートする「EAST SIDE」。 東城が望む結末。 大好きな真中と結ばれたい。 ただ、それだけだった。4年間の想い・・・ それは簡単じゃなかった。 だから、本当に伝える事が出来ない。 けれど。
伝えなきゃ本当の気持ちは伝わらないから。
 それに気付いたのは・・・遅かった。 けど、けれど。 走らずにはいられなかった。その想いを、伝えなきゃならない。 臆病な自分が閉じ込めてきた、その想い。 もう解放してあげなくちゃいけない。
だから・・・伝える。
 大きくなりすぎた、その想いを。
遅かった。 真中の心には、もう西野がいた。 自分が入り込む隙は・・・もう無かった。
行き場のなくなったその想い。
それをどうしたらいいか分からない。 手放したくない。 4年間も一緒だった、その想いを。
その4年の想いをずっと知ってるだけに、やはり胸がしめつけられます。 その想いを「声」で聞くともう尚更です。
◆このシーンも勿論収録! 東城といえばその弟の正太郎との掛け合いがかなり好きなんですが。 中でも文化祭の時でのやり取り。
 弟なの弟!ごめんなさいバカなのこの子!!
誌面で見ても微笑ましいこのやり取り、声で聞くとより一層・・・ このやり取りは「WEST」「EAST」共に収録されてるので必須です。 西野と東城、二人が対面してるシーンでこの文化祭とあの雪の日くらいなんだよね、考えてみると。
◆キスしたいのは・・・ 忘れられない。 その気持ちを引きずったまま日々を過ごす東城。 そんな時、天地からキスをされそうになる。 それを激しく拒否する東城。 そして確信する。もう一度強く思う。
真中の事が好き。
その想いが消えない。 それどころか・・・それは強くなるばかりだった。 そんな時舞い降りたのは家庭教師の話。 大好きな真中に再び会える口実が出来た東城は、それを受けてしまう。
そして。
訪れたチャンスに、東城は罪を犯してしまう。
 あたしは覚えてる―真中くんに触られたところ、こんなに熱く・・・
秘めた想いが込められた・・・キス。 誰にも知られてはいけない・・・キス。 自分に覆いかぶさってきた真中。 それは本当じゃない。 けど、けれど・・・その温もり、欲しかったその温もりが離せない。
離す事なんて出来ない。
でも間違ってる。 それに気付けたのは・・・唯からの電話だった。
◆恋の終末 唯が淳平に告げた事。
それを後悔した唯は、その事を東城に伝える。 この時東城と唯の間でどんな会話がなされたのか。 本編に全く収録されてなかっただけに、この会話はかなり必聴ですよ。 泣きながら東城に話す唯。 唯の純粋な思いに・・・東城は気付かされる。
これはあたしの恋。あたしがちゃんと終わらせなくちゃ・・・
あの雪の日に繋がる東城の想い。 やばいです。マジで涙なしでは聞けないですよ。 自分の恋が、この想いを引きずる事が・・・誰かを傷つける。 だから決意する。 この恋を終わらせる事を。
作者である河下先生が言った言葉。 「東城はこのマンガの中で一番成長できたと思う」 まさにそれを感じる事が出来る・・・東城の想い。 ダメだ、しめつけられる。
強い、強いよ東城。 いや、強くなったんだ。 この4年間の、真っ直ぐな恋愛が東城を強くしたんだ。
そして東城は真中に伝える。 あの日の、真実を。
自分から、キスをしたこと。
全ての想いを伝えて・・・ようやく前に進む事が出来る。 その想いに、ケリをつける。 東城エピソードの屈指中の屈指エピソード・・・ ダメっす。何度聞いても涙出ます。 声が心に届ける力・・・それを思い知らされました。
 振り返っちゃダメ。もう、振り返っちゃ・・・
全てが・・・終わった。
いや、終わってなかった。 一つの物語がまだ・・・完結していなかった。
◆二人の小説 その次の日に、真中の家に届けられた一冊のノート。 どんな想いで東城はそれを送ったのか。 本編で全く描かれなかったそのシーンが・・・完全収録されてます。
その想いにケリをつけた東城。 全てを洗い流す為に、涙を流す。 声を出して。何も残さない・・・為に。
でも痛い。胸が痛いよ。
そして気付く。真中に初めて見せた小説の事を。 数学のノートに綴ったその物語は、まだ完結していなかった。 書かなきゃいけない。 ずっと書けないでいた・・・本当のラスト。
ここあたしの想いの全てを込めるんだ。この小説があたしの恋の始まりで、終わりになるんだから。
 そう、この小説が二人を繋いだ。
自分を初めて認めてくれた人。 そこから恋は始まった。長くて辛くて・・・そして幸せな恋が。 想い続けた4年間は確かに幸せだったから。
自分が望む想いを、二人を繋ぐこの小説に込めて・・・この恋を終えよう。
東城が送ったノート。 それに込められた東城の想い。 東城の想いの全てがこれで・・・補完されたのではないでしょうか。
だからこそ、いちごファンにはこの隠された想い、真実を・・・見てほしいのです。
■【全てのいちごファンに捧げるドラマCD】 というわけでいちごファンにとってこのドラマCDはヤバすぎます。 特にセリフを聞けばその情景やらコマやらが思い出せるくらいいちご中毒な方。 間違いなくものすごい感動があなたを待っています。
本編で読むだけでも大きな感動を与えてくれた作品。 それが「声」というものに変わって更にここまで心に響くとは。
一つのセリフに込められた沢山の想い。 嬉しい時ははずむ声。 悲しい時は静かな声。 本当の西野に、東城に出会えた気がします。
是非聞く時はいちご100%16~19巻を片手に。 いちごファンならもう・・・涙間違いなしです。 このドラマCDを聞いて、ようやく、自分の中でいちごがしっかり終わったんだ、 そう実感できました。
本当に素晴らしい作品だった、そう改めて感じる事が出来て。 いちご100%という物語をますます好きになったのでした。
■【んでおまけのフィギュアですが・・・】 このドラマCDに強制的についてくるのが特典フィギュア。 このせいで価格が4,980円とドラマCDとしては破格の値が。 ぶっちゃけフィギュア無しバージョンで2,500円くらいで作成するべきだと思います・・・ それぐらいこのドラマCDは多くの人に聞いてもらいたい傑作なんですよ。
さてそのフィギュア。最初はこんな感じの箱に入ってきてます。
 でかい!ぶっちゃけ置き場所に困るんですけど!この中にCDも入ってます。
ただでさえ部屋はマンガで溢れかえっているというのに、 これをどこに片付けろと。
んで肝心のフィギュアはこんな感じ。
 正面。
 下から(ぇ)。もちろんいちごパンツ!基本ですね。
かなり出来はいいんですが、だからこれをどこに飾れと・・・ けどいちごパンツをこう眺めてるとやっぱり幸せな気分になりますね。 そんな俺と同調できる人は、迷わずGOです。
そしてこのCDには・・・
 本当に、本当に最後の河下先生が描く西野と東城のイラストが。
ファンはこれだけでも感涙モノかも。
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【WEST SIDE】 →西野つかさが生まれて初めて交際を申し込んだ告白記念日スペシャルぅぅうう!! →じゃラッキーだ。偶然西野に会えるなんて。会いたい!会いたいよ西野特集! →そして・・・もう一回して・・・百回キスしていいですか西野つかさファーストキス・スペシャルゥウウ!! →夢じゃない。そこに西野がいることがうれしいんだ西野つかさ感想スペシャルッッッ!! →真中淳平の奇跡 →いちご100%が少年ジャンプの限界を超えた日。西野つかさ初・体・験スペシャルッッ!! →さよなら、西野つかさ →いちごフィナーレ~西野エンドに祝福を~
【EAST SIDE】 →流した涙の分だけ想いがある。今週のいちご100%感想 第149話「儚き結晶」 →真中殺スペシャル →あなたにまだ話してないことがあるの。・・・ついに東が動いた!東城告白スペシャル!! →譲れない想い、消えない想い。東VS西、最終決戦へ!! →交わらなかった二人の涙、終わりを告げた一つの恋。 →最終兵器ノート。
【創作】 →西野つかさ初夜小説・前編 →西野つかさ初夜小説・中編 →西野つかさ初夜小説・後編
【単行本レビュー】 →奇跡はこの巻から始まった。「いちご100%」16巻の見所は? →いちごという甘く切ない青春劇を見よ。「いちご100%」18巻レビュー →「幸せ」をありがとう。いちご100%、完結。
これでいちご100%の公式な作品へのレビューはラストになります。 最後の作品は本当に素晴らしかった。 満足です。忘れる事は出来ないけれど、これでようやく前に進める気がする。 最後までありがとう、いちご100%。
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悪魔も濡れる・・・「デトロイト・メタル・シティ」へようこそ! |
※下ネタ系が苦手な方は今回の記事は読まない方がいいです。

ヤバイよ~こんなマンガ市販されていーの? と思っちゃうようなDMCの第1巻! 私が親なら子供には絶対見せたくないマンガですが、 誰かに殺意をいだいた夜はこのマンガを見て笑ってほしい。 (IINODA BOOKS店員のオススメPOPより抜粋)
・・・そんな各地で話題大洪水中の「デトロイト・メタル・シティ」(作:若杉公徳)。 買っちゃいました。 だってあまりにも皆さんが熱いレビューを書くんだもの・・・! 率直に言います。
これはヤバイですよ。
皆が熱狂的に「SATSUGAIせよ!」とか言ってる理由がやっと分かりました。 正直デスメタルなんて全く興味なかったんですよ。 これ音楽なのかと。単なる騒音じゃないかって。
けどそれはDMCに出会って変わりました。
デスメタルこそ最強です。 クラウザーさんこそ僕らのモヤモヤを吹き飛ばしてくれる魔王です。
 クラウザーさん(本名:ヨハネ・クラウザーⅡ世)
DMC(デトロイト・メタル・シティ)と呼ばれる大人気バンドのギター&ボーカルのクラウザーさん。 生まれた時すでに自分は危険を気付いたクラウザーさんは自分を「殺してくれ」と発言。 そして幼き頃両親をSATUGAIした後、犯したらしいです。 なんてファッキン。数々の残虐な事件と共に人生を歩んできたクラウザーさん。
 オレが本当のレイプのやり方を教えてやる
カッコイイ! すでにこの辺りでうちの読者の2/3くらい引いてる気がしますが、 もう少し待ってください。クラウザーさんの魅力はまだこれからですよ。
 出た・・・クラウザーさんの1秒間に10回レイプ発言
1秒間に10回・・・ 俺も試しにやってみましたが、どうあがいても1秒間に5回が限度です。 すげえよクラウザーさん!! ちなみに一人部屋で「レイプ」とつぶやいてる俺を誰かに見られたらおしまいです。
更にクラウザーさんはその対象は人に留まりません。
 タンバリンなどレイプしてくれるわ~~
楽器さえもクラウザーさんからしたらレイプの対象です。 犯すとパンパンきれいな鈴の音が鳴るらしいです。 すげえ。器が違う。
極めつけはクラウザーさんに猛獣が突進していった時も・・・
 うわ~クラウザーさん猛獣も制したぞ~
べぇ~べぇ~と猛獣を手なづけるクラウザーさん。 さすが地獄からの使者には誰もがひれ伏すという事か!! もうクラウザーさんにメロメロです。 もといビンビンです。何か、ちょっと、出た。 正直ファンです。DMCのライブに突撃したいです。 クラウザーさん・・・ そんな悪魔の帝王・クラウザーさんにも隠された素顔があるんです。
僕らの尊敬する魔王・クラウザーさんの素顔とは一体・・・!?
 クラウザーⅡ世こと、根岸崇一・23歳
・・・
く、クラウザーさん?
 僕スウェディッシュポップ一筋だし~~
く、クラウザーさーん!!
・・・
・・・そう、そうなんです。クラウザーさんの正体は甘ったるい曲が大好きなナヨ野郎なのです。 自慢のなびく金色の髪はカツラでした。 彼はデスメタルなんてやりたくなく、スウェディッシュポップを実はやりたいらしいです。 レイプなんて当然した事がない童貞です。 そう、メイクとカツラと額の「殺」の字を取った瞬間、僕らのクラウザーさんは消えるのです。
 僕らのクラウザーさん
↓
 公然猥褻カット
これは強烈です。噴いた。 上級デスメタルのヘアスタイル! もうマッシュルームとか呼べねえ。 DMCを読んだ人は、マッシュルームの人=公然猥褻カット、ですよ! 本物のチンポを目指す公然猥褻カットですよ!
クラウザーさん(根岸崇一23歳)の言葉センスには脱帽です。 彼の書く詩には間違いなく「魂」が込められてます。 デスメタルの叫びがここにある!!
そんなDMCといえば超名曲「SATSUGAI」ですが、ここら辺はヤマカムさんにお任せ。 うちで取り上げるのは、知られざる名曲「魔王」です。

>魔王はオレだー >全ての女をレイプせよ >メス豚共を売り飛ばせ >犯し放題オレは魔王 > >魔王はオレだー >オマエ(2番)がオマエ(1番)をレイプせよ!! >オマエ(3番)にオマエ(5番)が顔射せよ!! >魔王 魔王 魔王 魔王の命令はぜった―――い!! > >そうやりたい放題オレは魔王 >仲間なんていやしねぇ >周りにいる者奴隷のみ!! >魔王 オレは全てを支配する
すげえ・・・!! 「王様ゲーム」じゃなくて「魔王ゲーム」なら魔王はやりたい放題みたいです。
 「魔王」を歌いながらこんな感じで命令しましょう。
「魔王はだーれだ?」という問いに対しては、 地獄から舞い上がってきた感じで「魔王はオレだー!」と叫びましょう。 魔王の命令は絶対です。やりたい放題やるのが魔王です。 これで世間で魔王ゲームが流行ったらDMCは多分発禁。
身体の奥底から湧き上がるこの感情・・・ DMCは忘れてた男の本能を思い出させてくれます。 やっぱりクラウザーさんの書く詩は最高だぜ!!
 >朝 目が覚めるとキミがいてぇーん チーズタルと焼いてたさぁ――ん >スウィーツベイビー キミはそうさぁーん 甘い甘い僕の恋人ー
と、とてもクラウザーさんの中の人が作った曲とは思えません。 すごい・・・ここまで来るともう普通に何かを超越しています。 この曲は根岸の一番の自信作「甘い恋人」という曲なんですが、 この続きの歌詞はこうなります。
>さあ出かけようオシャレして街にさぁん >チーズタルト片手 キミはハシャいでる
>人ゴミかき分け 行こうよあのお店ぇん >おそろいのリング今日 買う約束だからぁん
・・・この曲を聴いたお客さんからの反応は皆無でした。 しまいには「お遊戯」扱いです。 ぼ、僕らのクラウザーさん(の中の人)がお遊戯扱い・・・ そう、もちろんクラウザーさんは黙っていませんでした。 ナヨナヨした根岸崇一も、一度メイクをすれば見事クラウザーさんに変身。 彼の中にあるデスメタルの魂が沸騰し、 この自信作「甘い恋人」を自らの手で昇華させるのです。
その名も「悪い恋人」

>朝 目覚めるとキミがいてー >オレの両親焼いてたさぁ >クレイジーベイビー キミはそうさ 悪い悪い俺の恋人
>さぁ出かけよう オシャレ共殺りにさ >チェーンソー片手 キミはハシャイでる >人ゴミ切り裂き 行こうよあのお店 >おそろいの凶器 今日買う約束だから
すげえ・・・!びちょ濡れの名曲ですよ! クラウザーさんの手にかかればどんな曲も名曲へと仕上がります。
とにかく勢いが違う「DMC」。 全編に渡ってあなたの魂を揺るがすのはMATIGAIありません。 笑えます。 心の底から笑えます。 まるで本から「DMC」・・・根岸くんの心の叫びが聞こえてくるかのようです。 とにかく殺意を抱いた夜にこれを読みましょう。 多分何か全部どうでもよくなると思います。
そんな久々の名作とも言える「DMC」。 思わぬところでサービスシーンもあります。
 これが豚の下半身だ―――!!
パンツ! きたパンツ! ちなみにめくられてるのは根岸くんの好きな人です。 好きな人でさえ豚呼ばわり・・・これが「DMC」です。
一つ言えばパンツが黒だったのがアレです。・・・ やっぱり白ですよ。デスメタルのライブに来る子のパンツが白・・・ そのギャップに悶えるんじゃないですか! これが白だったらもう100点満点でした。惜しい。
というわけで紹介してきました「DMC」。 この作品を支えているのは間違いなくクラウザーさんなんですが、 密かにファッキンなDMCファン達を忘れてはいけません。 彼らの盛り上げが、DMCを、クラウザーさんを盛り上げるのです。 中でも「まるで音楽にレイプされてる様だー!」は名言であり、 いかにDMCがすごいかを表す言葉として一番最適なのかもしれません。
ちなみに何故根岸くんがデスメタルに目覚めたのとか1巻では全く描かれてないんですが、 その辺りこの先描かれるかと思いますので楽しみです。 2巻では女パンクバンド「金玉ガールズ」が登場するとか・・・ 今からもう2巻が楽しみで仕方ありません。 まさに2006年を代表する作品の一つになりそうです。
そんな「DMC」、最後にクラウザーさんの心の叫びを聞いて終了したいと思います。
 顔がバレたら終わりなんだ!!
・・・頑張れ、クラウザーさん!
------------------------------------------------------------------- <おまけ> 1巻で出てくる「DMC」の名曲一覧です。 もうタイトルを見るだけでビショ濡れ確実ですよ。
「SATSUGAI」 「恨みはらさでおくべきか」 「グロテスク」 「魔王」 「あの娘にレイプ」 「メス豚交響曲」 「デスペニス」 「悪い恋人」
将来この「DMC」がホントにデビューしてこのアルバム出たら、 間違いなく買います。
------------------------------------------------------------------- <参考> → 地獄から「デトロイト・メタル・シティ」君臨!! 正直このレビューで濡れた。
→今日がHATSUBAIの日だ ファッキンすぎる
→猫は勘定にいれませんのDMCレビュー すでにレビューを5本書いてるDMC狂っぷりに大洪水。
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