
漫画業界の今年のバレンタイン事情 |
 「とにかく乙女心にはバックアップが必要なの!!」
そうです、全国の乙女が心踊らされるイベント。 そして全国の野郎が浮き足立ってしまうイベント。 通学途中とか、通勤途中とかで知らない女の子から、
「実は・・・ずっと好きでした」
とか言うフラグが発生するのを心待ちにする余り、 必要以上にすれ違う女性に視線を送っても誰とも視線が絡まない・・・ トボトボと家路の途中にコンビニに寄ってチョコ(普通のやつ)を買おうとするものの、 コンビニで必要以上に装飾され、買ってもらえなかったチョコ達が俺を見つめてくる・・・ そんなチョコを一つ手に取って、一人部屋に吸い込まれていく・・・
そんな状況がさっきまでの俺。
 「今日はバレンタインですね」
絶望した! 世界に誇る日本企業が年に一度、か弱い乙女心を後押ししてくれる唯一のイベントに絶望した!
さてクリスマスとバレンタインには激しく反応するのが漫画業界です。 それぞれの作品にもチョコの嵐が・・・吹き荒れ・・・たのか? 業界をリードする(?)絶望先生からは・・・
 「恋のクーリングオフですよ」
と素敵な提案がなされました。 取り消したい恋愛・・・誰でもそんなものが一つや二つあるハズです。 そう、実は気付いているんですよ。 「違う」という感覚は最初のうちから気付いているのに、 今更取り消せない、見なかったフリをする・・・ だから後で問題が大きくなったり、傷跡が大きくなったりするんですよ! そう、だから引き返すつもりなら・・・
 「ここまでだったら、きっと引き返せる!」
先っちょまでにしておきましょう(ぇ) きっと引き返せます。先っちょまでならセーフです。万国共通の、恋のルールですよ。たぶん。
さて見方を変えてみて。 ジャンプ・マガジン・サンデーの3誌で、今年一番もらったキャラは一体誰でしょうか? まあバレンタインネタ自体少なかったんですが、やはり彼がトップでしょうか・・・
 「誰だ?俺の時代は終わったとか言ってた腐れおにぎりは。 王子様だか何だか知らねーが…俺が王様だ!!」
(手塚+跡部)÷2=木嶋先輩。もといキジP。
紙袋いっぱいのチョコ。ベタベタな表現ですが、 さすがもて王サーガいちの色男です。 っていうか大亜門先生はネタ取り入れるのが早すぎです。
というわけでキジPがトップと思いきや・・・
 「な…なによ…私だってそれくらい知ってるわよ…」
女王様がいた!
このコマの下の方にはまだまだ山のように積まれたチョコがあるハズです。 しかもこの後ヒナギクは更に美希と西沢さんからもらってますからね。 そう、今女の子から最高にモテるキャラはヒナギクだったのだ!!
・・・あれー?
違う、それじゃダメなんだ、俺らはどう逆立ちしてもヒナギクにはなれない・・・ これじゃあモテ王サーガに名が刻まれる事なんてできやしねえ! やはり、チョコを欲しいとストレートに言うのがいけないのか・・・ 少し遠回しに伝えてみるべきなのか!?
 「だからー『チ』で始まって『コ』で終わるかたかったりやわらかかったりして 女の子も大好きな例のアレだよ!」「お前らすでに持ってるじゃないか」
すごいよ大亜門先生!すごい名セリフだよこれ!
さっそくこれを女の子に言ってみようと思います。 街行く女子高生におねだりですよ!(頭を抱えながら)
さて最後にバレンタインと言えば、「いちご100%」です。 バレンタインの時に始まったいちごは、ここ数年間、 バレンタイン時期のジャンプの表紙を華麗に飾っていました。(2003年だけ除く)
 2002年12号
 2004年11号
 2005年10号
そう、バレンタインの時は必ずいちごは巻頭カラー。 そこで様々な伝説が生まれたのも記憶に新しいのではないでしょうか。
 「あたしね、高校卒業したらパリに留学するつもりなの!」
一昨年のバレンタインでは・・・ 衝撃の西野の告白に、西野ファンの間で激震が走りました。 なんて事だと。一体どうなってしまうのかと。 ここから、あのラストへの道がすでに始まっていたのです。
そして次の年は・・・
 伝説のノーブラ乳首すりっ!!!!
太臓もこれを見て「ノーブラ探索」でかすめたい!という野望を持つほど、 非常に魅力的な事象です。 連載が終わった今でも、真中にはやはり殺意が沸いてしまいます。終わらない殺意。
というわけでバレンタインという甘いイベントをいつも飾ってくれた「いちご100%」 けど今年はもうありません。 終わって、しまったから・・・
その代わりを務めたのが・・・

新連載の「メゾン・ド・ペンギン」でした。
ちょ。
ずっと甘酸っぱいカラーを飾ってきたバレンタイン・号でペンギンかよ! カラーで男のケツを2回も見させられた・・・ 絶望した!バレンタインに男のケツをカラーで見せるジャンプ編集部に絶望した!
 「それでもチンポ付いてんですか?」
・・・ちょっとだけ希望が持てた、かも。
------------------------------------------------------------------- <参考> →今年1年を振り返って。(10位 バレンタインの各誌の表紙) ヤマカムさんの去年のバレンタイン表紙ネタ。 明日発売のマガジンはバレンタインネタで来るんでしょうかね? -------------------------------------------------------------------
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ハヤテのごとく!であててんのよ |
サンデーが今週も好調です。
 「葵ちゃんは―――ここが弱いのよね…」「い…ひぁああああッ!?み、耳はダメ!!」
絶好調ですね!
耳に優しく息を吹きかけましたよ! これは素晴らしい。 耳が弱い子は何ていうか、Sッ子にとってゾクゾクする反応なのですよ。 もうこの反応はど真ん中ストライクです。 パンツを見られた時のこの反応といい、「絶対可憐チルドレン」で一番スペックが高いのは 間違いなく野上葵だと思います。
 「……あんなに敏感なの、あなたぐらいよ」
とても敏感な身体耳の持ち主、葵・・・! この言葉だけで何かこう、色々想像できちゃうじゃないですか。 これからは敬意を表して「葵タン」と呼びたいと思います(マテ)
しかしこれによって何が危惧されるかというと、 これを読んだ小学生がこの「耳たぶ責め」を実行するかっていう事ですよ。 女の子にイタズラするのが小学生男子の使命なわけなんですが、 これまでは「スカートめくり」が主でしたが、これからは「耳たぶ責め」・・・!? 学校内のあちこちで桃色吐息がー!! なんたる事!性への目覚めが早まる子が出てくるかもしれない・・・ なんて羨ましい光景なんだ!(本気で悔しがってる) 多分エスカレートして「かぷっ」とか加えたりする気ですよ。
うおおおおお(壁に頭を打ちつけ)
さらには舌が・・・舌が・・・! 「だ、ダメ・・・あ、けどやめちゃ・・・ダメ」 とかな展開が待ってるわけですよ!
っっっっっっっっ!!(興奮しすぎて苦しい)
はぁはぁ・・・これ以上やると悶え死にかねないので次へいきましょう。 さて本気で熱い野球マンガ「最強!都立あおい坂高校野球部」ですが、 今回は別の意味で熱かったですね。
 女子高生の生着替えシーン!!
はぁ。先週までのあの熱い展開から、このブラシーン! このギャップが良いというか、 女子高生ならではのこの若さ溢れる健康体美!! そしてなかなかどうして大きいおっぱい・・・ っつか田中モトユキ先生の作品に出てくる女の子は大体おっぱいが大きいです。 まあ間違いなく田中先生はおっぱい聖人。 だってとても柔らかそうに描かれるのですもの・・・
そして田中先生の描く女の子はまた可愛いのですよ。 次回作とかでは女の子を主人公にしてほしいぐらいで。 このヒロイン(?)の千葉ちゃんも可愛いですが、
 個人的にはこの子が眩しいです。(左に非ず)
これはあれですかね、野球部とチアは全員くっつくとかそういう設定なんでしょうか。 いやしかし待てよ・・・野球部の現在のメンバーは9人。
 これを見る限り、チアは10人・・・(それ以上?)
一人あぶれる? ・・・だ、誰があぶれるのかは考えないようにします。 それにしても男子全員が悶えている中、右京だけ笑顔でした。
 涼しい顔してる右京
挙句の果てには「夏だね」で済ませようとしています。 おいおい。そんな言葉で割り切れるほど、性少年の心は冷え切ってないだろう っていうか右京がオナニーするトコとか想像しがたいです。 ・・・こういう子が大変素敵な性癖を持ってたりしそうですが。
というわけで野球も熱ければ恋愛も熱い!「あおい坂」は来週も期待です。 そしてサンデーの中でも更に熱い魂で描いてるのが畑先生の「ハヤテのごとく!」です。
 「ていうか、ぼくがギャグ漫画家を名乗っていいんですか?」
まんがカレッジ特別講座でいきなりぶっちゃけている畑先生。 いやいやむしろ貴方は惚れマンガ家を名乗ってほしいぐらいです。 数々のシーンで俺らの心を掴んできた畑先生・・・ 勿論今週も鷲掴みです。
 「――って…何やってるんですか?」「だって急に暗くなるから…」
ぬおおおお! まさにこれ惚れコマです。認定です。なんつー惚れを持ってくるんですか!! 暗いのが怖いっていうベタだけどいい!ベタだからこそいいんだ! こういうのが段々なくなってきている現代だからこそいいんだ。 今や見渡せば灯りがある今だからこそ・・・!怖がる事に惚れる・・・ッ!
さっきまで悠々自適とP●Pをやってたナギが、次の瞬間にはこれですからね。 やはり世の中ギャップです。ツンデレが皆好きなのもギャップにやられてるからですよ。 今週ハヤテもいってましたが、「意外性」が大事なわけですね。 けど地球ツンデレはさすがにグローバルすぎなような・・・
さて今週は久々に咲夜の出番でした。 いつもは過剰なまではリアクションがちょっとうざったいのですが、 今週は一味どころか五味くらいは違う展開へと突入。
猛吹雪の中、辿りついた発電所の中。 ここには何故か温泉があるという。冷え切った身体を温める為、 ハヤテは温泉に入る事を提案するが・・・
 「温泉って自分…こんなとこ二人っきりで温泉なんて…そんなん恥ずかしいやないか…」
ぬおおお!照れです!照れがきました! しかしまだこれは小照れです。惚れ破壊力も小ですね。 そしてこの後咲夜がやんちゃな行動へ。 自分のレディーと扱わないハヤテを温泉の中に突き落とします。 そして咲夜自身も温泉の中に入り・・・う、後ろから!?
 「ふんどうや?思い知ったか?」「ちょ!!な…何がですか?」
え・・・ちょ・・・!?

あててんのよ
・・・ハヤテのごとく!で「あててんのよ」がキタ――――!!
ま、まさかこのタイミングで、しかも咲夜で来るとは・・・ 正直まいりました。 そしてこの後の展開に更に参る事になりました。
 「さ…さよか…」
我に帰って恥ずかしがる咲夜キタ――――!!
これです大照れ!小照れとは破壊力が倍増ですよ! 一体何を考えて照れてるんだとか想像するだけでもう。ええ。どぎゃーんと。
そして最後にとんでもない大技がきます。
 「咲夜さんも一応…女の子ですし」
濡れた咲夜のブラチラキター!! しかも単行本では透け透け感に修正が入るみたいですし・・・ やっぱり濡れた女の子っていいですよね!うんうん。
しかもこの後特大の照れっぷりがきましたし。 今回は咲夜に完敗ですなぁ・・・ お風呂に突入した後、携帯取り出すから「え!?」と思いましたが・・・
 カ●オの「G’zOne」ですかっ!!
完全防水機能!! 水の中に漬けても30分は大丈夫! けど注意事項では「温泉の中には漬けないで下さい」と書いてありますけれど、 そこら辺は咲夜仕様のハズですからね。
一部の方しか分からないネタを描き続ける畑先生こそ、 「まんが家バックステージ」で検索すると一番上に出てくる畑先生こそ、 サンデーを代表する熱い魂を持った次世代ギャグ漫画作家なんだと思います。
------------------------------------------------------------------- <参考> ◇今年のサンデーはエロスが違う・・・ ◇「けっ、死ぬれ」る程面白い少年サンデー ◇ツンデレの新たな境地を切り開く「聖結晶アルバトロス」
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