
虫から人へ。「ハンター×ハンター」蟻編、8年超の歳月をかけて完結。 |

およそ8年強にわたって繰り広げられた「蟻」編もついに完結。
いやはや、まさか始まった時は、いやむしろ途中まで、 いやいや最後の最後までこの終幕になるだなんて 誰が予想できただろうか。すごい。 もはや畳めないところまで来てたような気がするのに こんなにキレイに畳めるものか。清々しすぎて涙が流れましたよ。
これをジャンプでやってのけるという快挙。 まさに冨樫マジックというべきなのか、 幾多の休載があろうとも、読者の心を捉えて絶対に離さない魅力の一片を ここにきて改めて思い知られた次第なのだ。ああすごいよ。
特にラスト2話は必見中の必見。 ここに至るまでの過程が壮絶だっただけに、 余計に静かに輝いて見えた。
陰と陽、光と影、人と蟻…この描きわけこそが真髄なのかなぁと思ったり。
------------------------------- ■蟻と儀 -------------------------------
この世の全ての「王」となる為に生まれてきた蟻の「王」が 暇つぶしの為にと始めた競技。それが「軍儀」だった。

そこで出会ったのは、単純な暴力ではない「強さ」。
将棋や囲碁のチャンピオンさえも簡単に下してきた王が 唯一苦戦した相手。それが軍儀のチャンピオン・コムギ。 彼女の存在は初めて出てきた時から重要な役割を担うと感じていましたが、 最後の最後まで彼女が深く関わる事になるとまでは…思っていませんでした。
「蟻」編の中で、彼女だけが異質な存在であり、 彼女だけが純粋無垢であり続けたのかな、と思います。 主人公であるゴンはある意味真っ直ぐではありましたが、 戦闘力をもたない彼女はそれ以上に真白く見えたのではないかと。
軍儀を通じて、お互いの距離が近づいていく二人。 緊迫した空気が流れ続ける「蟻」編に、こんなシーンもありました。

「総帥様のお名前は、何とおっしゃられるのですか?」
顔を赤らめながら尋ねるコムギ。 コムギが目が見えない「アカズ」であった事、 それもまたこの物語を形成するピースの1つでもありました。 彼女は最後まで王を王として認識していました。そう、この物語の中で、彼女だけが。
コムギは王が「蟻の王」である事を知らなかった。 だからこそ、最後の奇跡が成ったといっても過言ではないでしょう。 そのあたりの組み合わせが、とにかくすごすぎるんですよね。
またこのコムギが問うた名前こそが、最大のキーワードとなります。 王が求め続けた自分の名前。 自分自身が何者であるかを求め続けたからこそ、蟻は蟻でなくなったのかもしれません。

蟻と人の間で。
揺れ続けた王が、最後に傾いたきっかけは「名前」だったのでしょう。 それこそが「虫」と「人」の最大の分かれ目だったのかもしれません。 そして王は「無償の愛」を、自分の周りのものたちから受けるのです。 あの瞬間、王は完全に人へと変わっていきました。
------------------------------- ■コムギという存在 -------------------------------
王が唯一勝てない存在という強さを持ちながらも 弱々しく泣きじゃくるコムギを前にして、王が感じたこととは。

「こいつを、どうしたいのだ…!?」
何の疑問も抱いていなかった。 王は王以外なにものでもなく、 全てを統べる存在であるということ。
それこそが絶対であり真理。
蟻の王という側面で見れば、読者としてもそこに何ら疑問を抱く事はなく。 蟻だからこそ排除すべき存在。 王=敵であるということ。蟻だから。倒す。敵を。 それこそが少年マンガの王道であり真髄。
…を、あっさりと覆す。
ネテロとの戦いを経て 王自身に大きな異変が起き、 最後の最後でたどり着いた結論。

それは「蟻の王」としての思いではなく、「人」としての想いだったのです。
軍儀を通して蟻から人へ。 蟻と儀。 虫から人へ。
最初これを某所で見た時になるほど、と腑に落ちました。 シンプルでいて奥の深い仕掛けに唸らされました。 この「蟻」編に隠されていたテーマ。 着地点がこれで正しかったのかどうかは全くわかりません。
まだ回収しきれてない伏線も多々ありますし、 あまりにも犠牲になったものが多かったとも言えます。ゴンとかもう…酷い状態に…
それでも王が生まれ、最後に至るまで ある意味貫かれていたのは、あらゆる意味での「純粋」さだったのかもしれないな、と。 それと対比されていたのが「人間」のエゴだったのかもしれません。 純粋な暴力のまきぞえと、エゴに押しつぶされたひとたち。 彼らの犠牲の上に成り立ってる物語であるからこそ、このラストに泣けたのでしょう。
ただただ拍手を送るしかありません。冨樫先生、おみそれしました。
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叶先生にミヨカワ先生・・・ジャンプ復活だな! |

おかえりなさぱんつ!
あ、間違った。おかえりなさい叶先生。待っておりました。 ハンカチ噛みしめながら待っておりましたよよよよよよ やっぱりあれですね、ジャンプで見るぱんつっていうのは格別ですよね。 マガジンでもサンデーでもない。ジャンプで見るぱんつが俺は好きなんだー!
あ、マガジンでもサンデーでも大歓迎なのでそこんとこお間違えなく…
しかし1話目からいきなり大放出でしたね。まさに出血!(色んな意味で) いつぞやの「エム×ゼロ」では一時期ぱんつはいてないとすら言われてたのに。 カラーぱんつ⇒幼女ぱんつ⇒ヒロインぱんつ⇒ぱんつぬぐというコラボ。 ありがたや…ありあたや…!これをジャンプで見るというのがやはり(略

ジャンプ復活だな!
そして何より嬉しい誤算が、先週から始まった「ST&RS」ですよ。 何が誤算って作画の先生がミヨカワ先生じゃないっすか。 赤マルとかレボリューションとかで個人的な琴線に触れる作品ばかり発表していた 当時のペンネーム三代川将先生じゃないっすかぁああああ

昔読み切りであった「有料戦士ペイソルジャー」がとても好きでした。
いまジャンプが抱えている作家さんの中でも 女の子の可愛さときたらかなり上位の方に入るのではないだろうか。 もともと話作り面白い方なので原作付きかーとも思いましたが テーマが宇宙飛行士だもんなぁ。そりゃ期待大ですよ!
宇宙飛行士モノで駄作ってあまりなくて ここ最近では「宇宙兄弟」がヒットを飛ばしてますね。 ちょっと前なら「プラネテス」「度胸星」「パスポートブルー」…うおー名作揃い。 こいつは期待大です。

めぐるさん…こいつは期待大です。
叶先生の新作といい、「ST&RS」といい、どちらも話自体が面白いんですよね。 「鏡の国~」はいくらでもエロい展開が広がりそう&わくわくさせてくれそうですし、 何より鏡の中からこっそり覗くという設定が秀逸すぎるよ!
「ST&RS」はすでに火星に生命体がいる、というところからスタートしてるのが素敵。 個人的には「度胸星」か「テラフォーマーズ」的な展開を期待したい。 それだとバトル(?)になっちゃうか。 火星について交流するのがゴール?それとも火星についてからが真の物語か? どこに主軸を置くかで今後の盛り上がりが変わってきそう。
個人的には断然火星についてからだなぁ。 正直宇宙飛行士になるまでの過程を描く、となると「宇宙兄弟」との比較になっちゃいそうで。 だから独自路線で突き進んでほしい。
いやあ、それにしても・・・ジャンプ復活だな!

ジャンプ復活だな!
------------------------------------------------------------------ さ、最近全く更新できてなかったのに 久々にジャンプでカラーでぱんつが見れてテンションあがって舞い上がっちゃって ちょっと風邪気味で体調悪いから早く寝ようと思ったけど 身体の奥から湧き上がるエネルギーに逆らえなくて久々に更新した次第です。
いやーぱんつってホントにすごいね!(遠い目をしながら)
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