マンガがあればいーのだ。
ただいま開店休業中。けどたまに更新するので見捨てないで・・・
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マンガ週刊誌(7誌)の定期購読を、ぜんぶ電子版に変えてみて分かったこと
2020年05月05日 (火) | 編集 |
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「葬送のフリーレン」がエモい…(約1年4か月振りの挨拶)

お久しぶりです。何とか生きてました。例によって外出自粛となり、マンガ週刊誌を買いに行くのも難しくなってきた今日この頃。個人的な理念として、週刊誌は紙で基本読むようにしていたんですが(一部例外あり)、いよいよそうも言ってられなくなってきました。

現在、私が購読しているマンガ週刊誌は下記の通り。

・少年ジャンプ
・少年マガジン
・少年サンデー
・ヤングジャンプ
・ヤングマガジン
・モーニング
・スピリッツ


あれ、少年チャンピオンがないですね…はい…
数年前、社会人として週刊誌は7冊までが限界だと悟ったこと、またどうしても手に入りづらかった(コンビニとかで置いてる数が少なかった)こともあり、泣く泣く購読を止めました。正直後悔してますが、その時は致し方なかったのです。

というわけで、現在購読している7誌のうち、電子版で読んでいるのはモーニング(Dモーニング)のみ。残り6誌はずっと紙で読み続けてきました…が!今回の外出自粛をきっかけに、すべて電子版に切り替えることにしました。

結論としては・・・

控えめに言って「電子版、最高じゃん…」です。
理由としては

・早い(当日の0時から読める)

・安い(紙で買うよりもトータルかなりお得)

・面白い(電子版でしか読めない漫画がある)

という三拍子揃っているあたりがね、最高でした。

何よりこの外出自粛中に、雑誌を買うだけのためにマスクをつけて外出しなくても済む、というのは予防的な身体面においても、さらに精神的にも非常に良かったと言えます。

今回は、それぞれの週刊誌における「紙から電子版切り替え時のポイント」、ならびに実際に電子版に切り替えた個人的な所感等をまとめてみました。これから電子版に切り替えようかな、と思ってる方はぜひご参考まで。

[読む前に留意してもらいたい点]

・毎号購入する形ではなく、定期購読またはお得に読む形を優先に模索しています。
・最近電子版に切り替えたばかりの「素人」なので、色々認識間違ってる可能性が大。その辺りはご容赦ください。(何かあればコメント等でご指摘ください)
・すべて個人的主観による感想です。
・今回の記事で言及しているのが2020年5月時点のものです。また、「紙で購入」の価格算出は、2020年3月の1か月分となります。

では1つ1つ行きますね。(価格表記はすべて税込です)


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■【少年ジャンプ】
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2-IMG_0060.jpg

 [基本要素]
 ・月額料金   :980円/月 (紙で購入:1,410円)
 ・アプリ    :あり 
 ・WEB併用  :可
 ・永続購読権  :あり (定期購読期間に配信された号が対象)
 ・バックナンバー:読めない(ただしWEB申し込みの場合、申し込み月の配信分は読める)
 ・オリジナル特典:ジャンプGIGAも読める/特別増刊あり/鬼滅の刃カラー版が読める/
          ジャンプ+のポイントがもらえる、等
 ・読めない作品 :なし

 [ビューアー]
 ・ダウンロード :可 (通信なくても読める)
 ・全画面表示  :対応
 ・目次機能   :簡易(タイトルのみ)
 ・しおり機能  :あり
 ・独自設定   :ページ移動タップ範囲の設定が可能/Twitterへの投稿が可能

 [定期購読申し込み方法]
 ・「ジャンプBOOKストア」の定期購読ページより申し込み
 ・アプリ「JUMP BOOK」または「ジャンプ+」より申し込み


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さて、まずは王道のジャンプから。

「ジャンプBOOKストア!」のページから定期購読の申し込みができるほか、「JUMP BOOK」「ジャンプ+」の各アプリからも申し込み可能。WEBで申し込むか、アプリから申し込むかによって契約期間が違うので注意。(アプリは申し込んだ日から1か月間が対象。)

トップページはもちろんのこと、各ページからの定期購読を申し込むための導線が分かりやすい。意外にここが出来てないサービスは多いので、さすがジャンプといったところ。

料金のお得さはそこそこだが、永続購読権があるのは嬉しい!またジャンプGIGAもセットで読めるのは、ガチ勢としては嬉しいのでは。その他、増刊的なおまけもあり。現時点では連載陣の初期読み切り作特集を配信。あとは「鬼滅の刃」最新話のカラー版が読めるのは中々すごい、「ジャンプ+」では定期購読者限定のプレゼンキャンペーンなども実施している。



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「鬼滅の刃」のカラー版が読めるのは、電子版だけ!?

閲覧はWEB・アプリどちらでもOK。アプリからの閲覧は「JUMP BOOK」と「ジャンプ+」の両方で可能。ビューアとしての機能はほぼ変わらないので、どれを選んでもOK。ただし、目次機能はWEB版が一番見やすいのは何故なのか。基本はアプリで読むのが便利で、ダウンロードしておけばオフラインで読む事も可。

ジャンプ以外の雑誌や単行本とセットで読むなら「JUMP BOOK」、「ジャンプ+」自体を楽しんでる人は「ジャンプ+」、という使い分けになるか。

さすがNo1雑誌という事でポイントは押さえられてる感じで、大きな不満点はなし。ただジャンプは付録がついてくる場合が多いので、そこを許容できるかが分かれ目。


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■【少年マガジン】
-------------------------------------------

3-IMG_0063.jpg

 [基本要素]
 ・月額料金   :840円/月 (紙で購入:1,200円)
 ・アプリ    :あり 
 ・WEB併用  :可 (ただし作品単位での閲覧に限る)
 ・永続購読権  :あり
 ・バックナンバー:あり(有料)
 ・オリジナル特典:過去作やWEB移籍作品の無料連載あり
 ・読めない作品 :あり (はじめの一歩/グラビアなど)

 [ビューアー]
 ・ダウンロード :不可 (通信してないと読めない)
 ・全画面表示  :非対応
 ・目次機能   :あり(タイトル+作品イメージ)
 ・しおり機能  :なし
 ・独自設定   :コメント機能/各作品ごとに1話単位で購入が可能

 [定期購読申し込み方法]
 ・「マガポケ」の週刊少年マガジン定期購読ページより申し込み
 ・アプリ「マガポケ」より申し込み


IMG_0065.png

まず公式サイトからの申し込みページが分かりづらい。一度マガポケに遷移した上、そのマガポケ上でも定期購読をどこから申し込んだら良いか、をすぐに探せない。で、たどり着いたとしても少年マガジンの定期購読サービス自体がかなり悩ましく、雑誌掲載作品だけを追いかけたいのであれば「DAYSもっとプレミアム」を申し込んだ方が断然お得。

「DAYSもっとプレミアム」との違いは、オリジナル特典である「過去作品やWEB移籍作品」や、オリジナル連載を多数読めること。

ボリューム的にはお得と言えるが、過去作品は連載形式になってるので、途中から読む事になるのが難点。ただし、1話ごとに遡って1話単位で購入できるので、面白そうなら最初から読んでみるのもアリ。個人的には「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」が気になったので最初から読んでるところです。

WEB移籍作品は、だいぶ前に掲載していた「インフェクション」、最近まで連載していた「ネクロマンス」などが読める。サフィにまた会えてニマニマできるのは嬉しい!ただオリジナル連載含め、ある程度待てばマガポケ上で無料で読める。(レンタル扱いのため、読める期間が限られる) 最新話をいち早くチェックできること、レンタルではなく「永続購読権付き」なのでいつでも読み返せるのがポイント。



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また毎週サフィにニマニマできるのです。

もう1つ、全掲載作品について、この「永続購読権」がある事が、「DAYSもっとプレミアム」との大きな違いになる。前の話や読み切りなどを読み返したい時は、これが無いと別途有料だったり、そもそも読めなかったりするので、ここに価値を感じる人は迷わずGO。

ビューアーは自分の環境(iPad mini)だと全画面表示にならないのが気になる。僅かだが、日付や時刻、バッテリー残量などが見えてしまうのは残念。ただ動き自体はヌルヌル動くので良い。また作品ごとに前の話へ飛べる作りになってるのが親切。

最後に、現連載において「はじめの一歩」が読めない。が、これはどの電子版でも共通なので致し方なし。最早どうでもよくなってきている感はあるので、そこまでダメージではない。毎週読んできた習慣がなくなるのは痛いが、外出自粛が収まったら毎週コンビニで立ち読みかな、と。


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■【少年サンデー】
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 [基本要素]
 ・月額料金   :1,080円/月 (紙で購入:1,280円)
 ・アプリ    :あり 
 ・WEB併用  :不可
 ・永続購読権  :あり
 ・バックナンバー:あり(有料)
 ・オリジナル特典:毎月ポイント進呈あり
 ・読めない作品 :なし

 [ビューアー]
 ・ダウンロード :不可 (通信してないと読めない)
 ・全画面表示  :非対応
 ・目次機能   :簡易(タイトルのみ)
 ・しおり機能  :なし
 ・独自設定   :ターボモード

 [定期購読申し込み方法]
 ・「サンデーうぇぶり」のアプリより申し込み ※WEBからは申し込みできない


IMG_0067.png

WEBからだと定期購読の導線は分かりづらい…(アプリも決して分かりやすくない) 何ていうんですかね、定期購読をさせたくないんじゃないかと勘繰ってしまうほど。

で、少年誌の定期購読としては最も高い…!強気な価格設定。1か月コース1,080円、6か月コースだと6,400円。え、80円しかお得になってないんですけど、マジですか。

しかもWEBでの提供はなく、アプリでしか読めない、特典としての定番である「電子版でしか読めない作品」等が基本ない、となると、あまりテンションが上がらないというのが正直なところ。過去の名作掲載や、サンデーSなどの作品の一部が読める特典をつけるなど、もう少し頑張ってほしい。

唯一、毎月468ポイントのボーナスポイントがもらえるのがメリットか。1話あたりのポイント消費が30Pとなるため、15話ほど楽しめるのはありがたい。

ビューアーは最低限の機能は有しているものの、メニュー下部にある「次へ」「前へ」ボタンは、同じ号の次の作品に遷移すると勘違いする。※実際は前の号/次の号へ遷移するボタン
1話ごとに読む作品単位だと問題ないかもしれないが、雑誌として考えると不親切。

また、完全な全画面表示とはいかず、日付/時刻やバッテリー残量表示が残ってしまうのが残念。ちなみにスクリーンショットを行うと警告が出てくる…うーん。。。

集英社/講談社と比べると、小学館は電子版への取り組みが少し遅れている印象。好きな作品も多いので、ぜひ挽回してほしい。

それにしても「葬送のフリーレン」は良かった…突如舞い降りたサンデーの光ですよ。


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■【ヤングジャンプ】
-------------------------------------------

1-IMG_0068.jpg

 [基本要素]
 ・月額料金   :1,300円/月 (紙で購入:1,440円)
 ・アプリ    :なし 
 ・WEB併用  :WEBのみ
 ・永続購読権  :なし
 ・バックナンバー:あり(1年分が読み放題)
 ・オリジナル特典:WEB移籍作品が読める/特定作品のフルカラー版が読める
 ・読めない作品 :なし

 [ビューアー]
 ・ダウンロード :不可 (通信してないと読めない)
 ・全画面表示  :非対応
 ・目次機能   :簡易(タイトルのみ)
 ・しおり機能  :なし
 ・独自設定   :なし

 [定期購読申し込み方法]
 ・「ヤングジャンプ定期購読デジタル」のページより申し込み
  ※アプリでは単話しか購入できない


IMG_0076.png

少年ジャンプと違い、打って変わって分かりづらい定期購読への導線。。。ってか他社の電子書籍サイトに対する導線の方が強いんですが、それで良いのか?と疑問を持たざるを得ない。と、色々と不満(文句)がありつつも、特典が個人的に刺さってるのでアリと判断。いやアプリも無いし、正直もう少し安くしてほしいところですが…

本誌で連載していた「まくむすび」や「DINER ダイナー」、「TIEMPO-ティエンポ-」といった作品の続きが追えるのが素直に嬉しい。あとウルトラジャンプへ移籍した「銀河英雄伝説」の続きも、何と読めるじゃないですか!いいよいいよ、こういう特典が良いんです。面白い作品は移籍しないのが一番ですが。

あとは「かぐやさまは告らせたい」「シャドーハウス」のカラー版、懐かしの「封神演義」、「GANTZ」などのリバイバル連載もあり。この辺のおまけもありがたく読ませてもらってます。

で、不満点はやはりアプリ無しによる、圧倒的な見づらさ。ここはぜひ改善していただきたい。iPad miniだと次ページが微妙にちょっとだけ見えてしまう作品があり、大きなマイナスポイント。



IMG_0081_convert_20200505211515.png

こんな感じになる。ちなみに「久保さんは僕を許さない」は最高だと思ってます。

基本的に縦で見たいので、横の見開きで見れば良いという話でもなく。あと全画面表示も当然ながら出来ないので、ここもマイナスポイント。

そもそも「ヤンジャン!」ってアプリがあるじゃないですか…何でそれと連携しないのよ

最後に…永続購読権がないこと、ここも大きなマイナスポイント。高い月額料金にも関わらず、1年間しか見れないのは残念すぎる。アプリ対応と永続購読権、ここをぜひ改善してほしい。


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■【ヤングマガジン】
-------------------------------------------

1-IMG_0071.jpg

 [基本要素]
 ・月額料金   :960円/月 (紙で購入:2,050円)
          ※上記はDAYSもっとプレミアムの場合。DAYSプレミアムの場合は720円/月
 ・アプリ    :あり 
 ・WEB併用  :可
 ・永続購読権  :なし (最新号を含む過去4号分のみ閲覧可)
 ・バックナンバー:ほぼ読めない(上記のとおり、過去4号分まで)
 ・オリジナル特典:全20誌が読み放題/毎月200pt進呈
 ・読めない作品 :ヤングマガジン本誌掲載作品ではなし

 [ビューアー]
 ・ダウンロード :可 (WEB版は通信でも読める)
 ・全画面表示  :対応
 ・目次機能   :簡易
 ・しおり機能  :なし
 ・独自設定   :前後の作品の移動ボタンあり

 [定期購読申し込み方法]
 ・「コミックDAYS」のページより申し込み 
 ・「コミックDAYS」アプリより申し込み
  ※プレミアム/もっとプレミアムどちらのプランでもヤングマガジン定期購読は対象となる
 

IMG_0072.png

ヤングマガジン単体としての定期購読プランは無し。その代わりといって良いか、良い意味で悩むのだが、ヤングマガジンの定期購読を含んでいる「「DAYSもっとプレミアム」が強烈すぎる
※「DAYSプレミアム」でもヤングマガジンは対象となりますが、やはり「DAYSもっとプレミアム」しか選択肢はないでしょう!

講談社のメジャー漫画雑誌をほぼ網羅しており、電子版を主軸にするのであれば、最早入らない理由はない。ヤングマガジンだけでも、余裕で元が取れているという、恐ろしいほどのコスパ。そして何より、どこよりも分かりやすい定期購読への導線。ヤングマガジンのサイトトップへ行ったら、気が付いたら「DAYSもっとプレミアム」を申し込んでるぐらいのスマートさ。講談社が電子版に勝負をかけているのが伝わってくる。素晴らしすぎる。

ただし、この価格なので文句は言えないが、永続購読権はないので注意。まあこれで永続購読権あったら、それこそ講談社が爆死してしまうよね。過去の作品を見たくなった際は、毎月もらえるポイントを使って単行本を買うか…

ヤングマガジン単体のサービスではないため、過去のヤングマガジン作品が読めるなどの特典は一切なし。まあそれも潔しか。そもそも20誌見れることが最大の特典なわけで。

ビューアーの使い勝手は、シンプルが故に、特に大きな不満はなし。ぬるぬる動きます。アプリであっても、ダウンロードしなくても読めるのはマル。(容量圧迫してしまうので)

とりあえず、「DAYもっとプレミアム」は絶対入っておいた方が良い、と断言。


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■【モーニング】
-------------------------------------------

1-IMG_0073.jpg

 [基本要素]
 ・月額料金   :500円/月 (紙で購入:1,600円) 
 ・アプリ    :あり 
 ・WEB併用  :可
 ・永続購読権  :あり
 ・バックナンバー:なし
 ・オリジナル特典:電子版限定作品が多数あり
 ・読めない作品 :あり (バガボンド/レベレーション(啓示))

 [ビューアー]
 ・ダウンロード :可 (WEB版は通信でも読める)
 ・全画面表示  :対応
 ・目次機能   :あり(タイトル+作品イメージ+簡易解説あり)
 ・しおり機能  :なし
 ・独自設定   :切り取り/シェア機能

 [定期購読申し込み方法]
 ・「Dモーニング」のページより申し込み 
 ・「Dモーニング」アプリより申し込み


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2014年からスタートした「Dモーニング」、個人的にずっと愛用してきており思い入れも深い。個人的に週刊誌の定期購読といえば「Dモーニング」、が刷り込まれており、これを軸に他のサービスを比べてしまっている。

単体のサービスとして、出来は素晴らしいの一言。

500円という破格の価格、にも関わらずDモーニングオリジナル連載の多さ。大ヒット作「あせとせっけん」も、最初はDモーニングのみの連載だったんですよ。このオリジナル連載のクオリティがめちゃめちゃ高い、かつオリジナル読み切りなども充実。



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Dモーニング最大のヒット「あせとせっけん」。現連載の中でも最高レベルのいちゃラブ作品です。めでたく本誌へ移籍!

ビューアーも使いやすく、全画面表示は当然のこと、ぬるぬる動く。目次もビジュアル的にわかりやすい、今の時代に合わせて「切り抜き」&「シェア」機能まで装備しているという素晴らしさ。もちろん定期購読への導線も完璧。電子版の雑誌はこうあるべきよね、という理想形がここにある。

にも関わらず、後続のサービスが続かないのは一体何故なんだろうか…たしかにDモーニングは商売っ気がなく、それがユーザーにとっては素晴らしいのだが、ビジネスとしてはNGなのだろうか。

さてちなみに前述した「DAYSもっとプレミアム」にはモーニングも当然含まれている。が、ここは敢えて「Dモーニング」を押したい。オリジナル連載のクオリティ、サービスとしての使い勝手、そしてワンコインという価格設定。何よりもこの素晴らしいサービスが継続するように、応援してほしいです。
※「DAYSもっとプレミアム」はDモーニングのオリジナル連載は含まれていません。


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■【スピリッツ】
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 [基本要素]
 ・月額料金   :定期購読プランなし (各電子書籍サイトにて購入)
 ・アプリ    :なし
 ・WEB併用  :-
 ・永続購読権  :-
 ・バックナンバー:-
 ・オリジナル特典:-
 ・読めない作品 :-

 [ビューアー]
 ・ダウンロード :-
 ・全画面表示  :-
 ・目次機能   :-
 ・しおり機能  :-
 ・独自設定   :-

何と!2020年5月時点において、スピリッツは定期購読メニューが無い…マジか…

やわらかスピリッツ」というWEB漫画サイトはあるものの、こちらもアプリなし。うーん、色々勿体無い。名作揃いのスピリッツですので、やりようはあると思うのですが。

小学館としては「マンガワン」に注力しているようで、ここに集約させている…のか?いやそんな事もないような。ここはここで素敵なオリジナル作品が多数連載されており、また違う戦略のような気がする。

さて定期購読がない以上、メニューの評価もできない、となると電子版をどこで買うのがお得&管理しやすいのか、という観点で見てみると、個人的には「ebook japan」を押したい。

金曜日は全ユーザーが20%のpaypayボーナス、ソフトバンク系ユーザーはさらに+10%、その他、割引クーポンの配布なども定期的に行っており、トータルでけっこう安くなる。
※1冊400円で計算すると、120ポイントが還元されるのはけっこうデカイ。
※ソフトバンク系ユーザーは日曜もポイント還元あり
 
週末がお得、という事なので発売日すぐに読みたい、という人には全く向かない。むしろスピリッツは金曜発売、と認識するのが良いのかも。「新刊自動購入」という機能があり、定期購読に近いような形で読める。ただしこの場合、大量のポイント還元は行われず、お得に買う事は出来ない。

ビューアーは全画面表示もできるし、ダウンロードせずに読むことも可能で、申し分なし。
 
と書いてきたが、やはりお得度やオリジナル特典を準備した上で、スピリッツ公式として定期購読するメニューを用意してほしい、というのが読者としての切なる願い。スピリッツ編集部の皆さま、ぜひご検討を!


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■【結局どれくらい安くなったのか】
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というわけで、少年チャンピオンを除く全7誌の週刊マンガ誌を、紙から電子版に切り替えてみた所感を綴ってみました。(Dモーニングは前からですが)

ちなみに、この7誌を紙で全て購入した場合、2020年3月単月で見てみると10,960円となりました。これを定期購読プラン+スピリッツのみポイント還元を割引として組み込んで計算すると…

7,040円

何と1か月で4,000円近くも浮く事になりました。年間5万円近いですね…ちなみにマガジンやモーニングを全て「DAYSもっとプレミアム」に集約した場合は5,700円となります。こちらを選択する人も多いでしょう。約半額か…

永続購読権などの問題はありつつも、結局紙の雑誌だと最終的には捨てていたので、むしろいくつかの雑誌はこれまでよりも良い感じになったとも言えます。
※大体紙の雑誌は半年~1年ぐらいで捨ててました。さすがにこの数は、部屋に収まりきらない。

コスト面でいうと、ほんとデメリットはないですね。


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■【電子版と紙の違い】
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さて色々と電子版のことを語ってきましたが、一方で、やはり「紙」と「電子版」というのは、当然ながら読書体験に違いが出ます

人生の長い時間を、紙で読んできた体験、特にジャンプなんかは30年以上の習慣です。習慣を変えるという事は、けっこうなストレスでもあるんですが、今起こっている出来事は、間違いなく習慣を変えなければ対処できない事なので。これをきっかけに、人生の習慣を変えてみた次第です。

電子版って、今どれくらい読み進めているのかが直感的に分からないんですよ。



1-IMG_0080.jpg

いや、上記のようにタップすればスクロールバーがどれくらい進んでるかでわかるじゃん、と思うかもしれませんが、そういう話じゃないんです。

ページを捲っていって、残りのページが少なくなっていっているのを、指で、手で、腕で、身体全体で感じる。そのアナログ的な良さが、電子版ではどうしても味わえない。いや仕方ないんですけどね。

他にも、紙ならではの質感、特に表紙なんかは顕著に出ます。やっぱね、紙はいいんです。本を読むという行為は、紙だからこそだなぁと。本当に好きで大事な作品は、出来れば紙で読みたいと思うのです。(単行本は、未だ紙の方が多いかな…)

けれど、上記を吹き飛ばすぐらい、電子版の魅力・便利さも捨てがたく。これからも併存していくんだろうなぁというのが個人的な予測、いや願望なのかな。


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■【風呂読のススメ・電子版】
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で、私は風呂の中でマンガ(雑誌・単行本問わず)を読むのが日課です。

こうなると、風呂の中で電子版をどう読むかが問題になります。前述しましたが、私の愛機iPad mini(第5世代)は防水ではありません。何らかの対策をしなければならないんですね…

というわけで、防水ケース買いました。


1-IMG_0078.jpg

Deepsonic iPad mini 4 防水ケース タブレットケース」という商品です。※iPad mini 第5世代対応してます。
まだ使い始めて日は浅いのですが、いいですコレ。

密閉感があって安心して使えますし、そんなに重くもなく、操作周りも問題なし。装着の手間は少しかかりますが、慣れてしまえば何てことなし。むしろリビング用と風呂用で、iPad miniをもう1台導入しようかと検討してるぐらい。

いやー、これで風呂読も快適に続けることができます。

まあ課題は、これまで読み終えておしまいだった風呂読が、終わりどころが難しくなってしまったこと。いや、だってどんどんいろんな作品読みたくなるじゃないですか…ただでさえ長かった風呂の時間がさらに長くなり、非難が出始めてるところが欠点でしょうか!


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■【まとめ】
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電子版に切り替えてみて、最大のメリットは「楽」になったこと、に尽きます。

「お店や売店などで買う」という行為がなくなる事が、こんなにも楽になるとは。0時過ぎたら読めるという点も良いですね。ワンピやキングダムなど、続きが気になるけど、その日の夜まで我慢することが多かった(仕事終わってからが基本だった)ので、いつでもどこでも最新話が読めるという体験は、なかなか他には代えがたいものがあります。

コスト面のメリットもあり、Web限定の作品が読めるなどの特典もあり、けれど紙の良さという体験の一部は失われてしまったり。全てがWinなわけではないですが、それでも今この時代に、こういった環境がちゃんと整っている事はすごい事で。人の習慣を、価値観を根こそぎ変えてしまう、そんな転換期が、まさに今なんだだと思います。

私のように「変えざるを得ない」という人は沢山いるのではないでしょうか。けれど、「変えた」先に、また新たな体験が待っていることは間違いありません。電子版の普及がより加速していくことで、この業界がより幸せな世界になることを願って止みません。

皆さんも電子版・定期購読をはじめてみませんか。


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「みつどもえ」 気がついたら三十路先生が年下になってました
2013年08月15日 (木) | 編集 |
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やっぱり「みつどもえ」は面白すぎた。

週チャンから別冊に移って以来、リアルタイムで読めなかった日々。
その代わり単行本で一気読みできる幸せ。
斜め上のオチの連鎖…やっぱりクセになる面白さです。

久しく読んでないと
「あれ…『みつどもえ』ってどれくらい面白かったっけ」
って思ってしまっていました。大変失礼しました。
みっちゃんの面白さは、ひとはの可愛さは、13巻になっても変わらず。
いや、むしろその刺激はますます…!?





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ついに偽おっぱいまで出てくる始末。(さすがのひとはもこの表情)

偽おっぱいというと「プリティフェイス」を思い出します。
…この話自体もうあまり通じなくなってきてるんですかね…

それにしても「みつどもえ」の露出ボーダーラインは厳格というかアレですね。
生のおっぱい&ぱんつ以外だったら何でもアリな分、
絶対に履いてるぱんつは出さないこだわり。
このこだわりがなくなったら「みつどもえ」じゃない!

っていうか13巻で気になるのは…






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このコマの三十路先生は、素肌だったかどうかという事だ!

うーん、正直これだけだと判別しがたい。
しかし背中ラインの微妙な線、これは素肌の証ではないか。
となると微妙に見えてるのは三十路先生の…生おっぱいという事になります。
杉崎やひとはと良い勝負ができそうですね!

けど俺はそんな三十路先生が大好き。

っていうか三十路三十路っていうけど、気がついたら今年もう俺は34になります。
そう、みつどもえ連載当初は年上だった三十路先生も、
気がついたら年下…と、年下かよ。
そうなると三十路とか全然アリだよね!という気持ちになりました。
だからそういう目で見ると、本当に三十路先生は可愛いんですよ!ええ!

そして極めつけは12巻の巻末おまけ「三十路大昔物語」ですよ!





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三十路先生のJK時代

やべえ…




超絶可愛すぎる!



なんだこれ、こんなJKいたら抱きしめたくなるだろ…
桜井先生、「みつどもえ」がいつか終わったあとは
女子高生が主役のマンガを書いてもらえませんか。ええ。三十路先生の青春物語とか。
もしくは6年3組メンバーの4年後を書いてほしいです。ええ。切実に。

磨けば光る素材、それが三十路先生。
いやそもそも今現在でも十分可愛いんですけどね。惜しい。

いやー三十路先生、本当にやばい。






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けど本当にヤバイのはおがちんでした。

13巻で一番秀逸だったオチは、
このおがちんの“皮”の回だったと思うんだ。
(どこの皮なのかを想像するといいと思うよ!)

全員が愛すべきキャラ、そしていつも斜め上を行く展開とオチ…
「みつどもえ」は常に時代の最先端を行く三つ子ギャグマンガです!
早く週チャンに戻ってきて!


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というわけで久々の更新でした!
お盆休み、という事でちょこっと時間が出来たので…
出来たらこの休み中にもう一回ぐらい更新したいところですが、
うーん次に会えるのは来年かもしれません!アデュー!






全3誌の「2012マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト21作品+α!
2013年01月13日 (日) | 編集 |
このマンガがすごい! 2013フリースタイル21 特集:THE BEST MANGA 2013 このマンガを読め!オトナファミ 2013年 2月号 [雑誌]

さて毎年年末に発表してました本企画、
今年はやや遅れての発表でございます。
期待していた方、お待たせしました!

2012年度、全3誌のランキングに全てランクインしたマンガを一挙紹介!

いやはや年々マンガを読む時間が減ってきてしまい
今回から対象作品を全て読み込んでレビューする出来なくなってしまいました。
これまでは何とか出来ていただけに無念。
ただ時間的にこれ以上取る事が出来ないのでやや不完全な形にはなりますが公開致します。

いつもの通り対象となる3誌は以下の通り。

このマンガがすごい! 2013」…一般からマニア向けまで幅広い選出
THE BEST MANGA 2013 このマンガを読め!」…基本マニア好みの作品が多く選出
オトナファミ 2013年 2月号 [雑誌]」…一般向け好みの作品が多く選出

特色が異なる3誌のランキングだけに、
これら全てにランクインする漫画はあらゆる人たちに支持を受ける漫画なのでは!?
という憶測の元、2009年から今回で4年連続で発表している企画です。

※ちなみに昨年までの結果がこちら

 <2011年度>
 ⇒全3誌の「2011マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト22作品+α!
 <2010年度>
 ⇒全3誌の「2010マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト11作品+α!
 <2009年度>
 ⇒全3誌の「2009マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト12作品

沢山の人に選ばれる漫画は“強い”と思っています。
その“強さ”があるからこそ、惹かれるのかもしれません。
面白さは“強さ”。

このマンガが強い!2012

というタイトルにしようかと思ったのですが
それだと意味が分からないかもしれないので止めました。
来年も本企画が続けば採用するかも…

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というわけで上記3誌に全て選出されてる作品をまとめて、
総合ランキング付け!!

基準&ルールは下記の通り。

●このマンガがすごい:オトコ編/オンナ編共に46位以内を対象
●このマンガを読め  :総合239位以内を対象
●オトナファミ      :総合50位以内を対象

この基準内において、
3誌全てにランクインした作品の、各順位を合計。
例えば

「このマンガがすごい」:5
「このマンガを読め」 :8
「オトナファミ」     :15

であれば、5+8+15=28point、という計算方式とします。
その合計順位数字のpointが、一番低い作品をBEST1として計算。
この計算結果に基づいたランキングを出してみました。

マニアから一般まで、より幅広く支持されてる作品は一体どれなのか?

今年のランキングから読み解いてみました。
あくまで3誌全てに選ばれた作品が対象です。
今回その対象となるのは21作品

※最後におまけで3誌には選ばれなかったけど
 2誌までに選ばれた作品をいくつかピックアップしてご紹介。

というわけで珠玉の21作品はこれだ!それではドーゾ。


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21位:「きょうは会社休みます。」  作:藤村 真理  263 point
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きょうは会社休みます。 1 (マーガレットコミックス)きょうは会社休みます。 2 (マーガレットコミックス)

 ※「すごい!」オンナ編3位 「読め!」239位 「オトナファミ」21位

少女少年学級団」で小学生の淡い恋模様を描いたと思ったら
今度は社会人、しかも33歳・女性の恋を描くとはまたずいぶんの落差が。
しかも33歳で初めての…ということで、ここに共感できるかが分かれ目か。

12歳年下のカレ、と見事に一回り違う。
そんな年の差カップルを微笑ましく見れるか、か鍵。
といってもそういった年の差以外の部分はきちんど王道なので
安心して(?)読み進める事ができます。

ちなみに33歳、というのは偶然にも自分自身と同じ年齢なんですよね。

で周りの33歳って魅力的な人多いですし、
数字的な先入観をなしで見るといいかもしれません。
33歳の純情、その反応を楽しむのが吉。

で彼氏の田之倉くんは22歳、という事であえて若干子供っぽいところを描いてるのかな、と。
これが22歳と20歳の恋愛ドラマ、だったりするとまた違った印象に見えるんだろうなぁ。

何にしてもやっぱりタイトルが絶妙。





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会社をズル休みして過ごす彼との甘美な時間
社会人の人にやはりおすすめしたい作品。

仕事に疲れた後の甘さ、を味わいたい方へ。


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20位:「きみが心に棲みついた」  作:天堂 きりん 250 point
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きみが心に棲みついた(1) (KCデラックス)きみが心に棲みついた(2) (KCデラックス)

 ※「すごい!」オンナ編9位 「読め!」193位 「オトナファミ」48位

読んでてイライラするけど目が離せない…そんな典型的作品。

すぐテンパってしまってキョドってしまう主人公。通称キョドコ。
そんなキョドコの心の奥底を掴んで離さない星名先輩。
散々ひどい目に合わされたにも関わらず
「この人だけが自分を受け入れてくれる」という一方的意識。
それを全て理解して振り回し弄ぶ星野先輩。

巷にもよくいる「ダメ男に尽くしてしまう女の子」を
もう少し宗教的なものにして主人公を卑屈にした物語。
…と書くと面白いと思ってもらえるかどうか分かりませんが目が離せないのは間違いない。





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主人公「キョドコ」には相当イライラさせられます…!?

ただイライラするか共感するかはまた読む人によって変わるかと。
誰かに依存してしまう、そんな経験をした事ある人は
キョドコと自分を重ねてしまうかも?

で、物語の鍵を握る星名先輩の過去(幼少時代)にも一癖ありそうなのが発覚した2巻。
幼少期のトラウマってのは引きずるんですよね。
圧倒的なダメっぷりが目立つキョドコですが、そのパワーだけはすごい。
ある意味一途なその想いが、星名先輩を救うのか?それとも更に堕ちるのか。

この物語がどう着地させるかに俄然興味があります。


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19位:「ひばりの朝」  作:ヤマシタ トモコ  233 point
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ひばりの朝 1 (Feelコミックス)

 ※「すごい!」オンナ編4位 「読め!」215位 「オトナファミ」14位

見た目が妙にエロい中学2年生・手島日波里(ひばり)。

彼女を歪んで認識する周りの人々。
その歪みが正常な彼女の心を歪ませていく。
歪みと歪みが掛け合わさり、ひどく心がざわめく世界が作られる。

読んでいて苦しくなる、というのが正直な感想。
どこに救いを求めていいのかが分からない。
ただそんな歪んだ世界は確かにリアルなのかもしれないと思い知らされる。

読んでいて3話ぐらいまでは話のつながりがあまり理解できず
途中からようやく色々伏線が繋がりこの作品の“怖さ”を感じる事ができる。
これ連載で読んでる人は最初ついていっていたのだろうか、と何か妙に心配になった。





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親友の“振り”をしている彼女を興味なくあざ笑う彼女。怖いなぁ。

どう考えてもハッピーエンドにならなそうな感じで、
怖いもの見たさで続きが気になる感じ。
けど知らなくても良かったかな。


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18位:「キン肉マン」  作:ゆでたまご 139 point
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キン肉マン 38 (ジャンプコミックス)キン肉マン 39 (ジャンプコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編7位 「読め!108位 「オトナファミ」24位

すみません未読その1。

36巻までの「キン肉マン」は大好きで全部読みました、
っていうか自分自身の“ファースト漫画”ってキン肉マンなんですよ。
だから特別思い入れがあります。
それ故に、“純粋な続き”である38巻以降に手が出せなかったというか…

けど評判見てるとすごいいい感じらしく
「往年のファンだった人にこそ見てほしい」という声も多々あるようなので
読もうかどうか迷っているところです。

自分の中では36巻で完結している物語だからこそ。

あとは今手元に36巻まで無いから途中から集めるのが何か気持ち悪い感じに…
どうせなら1巻からビシっと本棚に並べたいよね。
まあ今の本棚にそんな隙間ありませんが。

以上読んでない言い訳おわり。
何にせよ、読まなきゃ始まらない、ので機会を見て手に取ってみたいと思います。


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17位:「鬼灯の冷徹」  作:江口 夏実 113 point
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鬼灯の冷徹(1) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(7) (モーニング KC)

 ※「すごい!」オトコ編22位 「読め!」56位 「オトナファミ」35位

地獄をメインに、色んな世界を新しい解釈で描くギャグ漫画。

あまりにも世界観がよく作り込まれており、出てくるキャラも豊富、
だからこそ若干敷居が高く感じてしまう面も。
「そういう解釈ってアリだよね~」と笑ってしまうには、
その元ネタを十分理解している必要があるので、そこがハマるかどうかの分かれ目かと。

よく「聖☆おにいさん」と比較される事が多いみたいですが
なるほど確かに独自の解釈で笑わせる手法は近いものがあるかもしれません。
ただ個人的には「聖☆おにいさん」がどうしても好きになれなかったのと比べると
「鬼灯~」は楽しめました。主人公である鬼灯さんのキャラ故かも。
とにかく鬼灯さんはブレないのでそこが好きです。




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彼の信念(?)に基づきバサバサ切っていくのが爽快。

2011年も各ランキングでランクインしていた本作、
2012年度も継続して入ってくるあたり"ホンモノ”ですね。


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16位:「ボールルームへようこそ」  作:竹内 友  112 point
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ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン)ボールルームへようこそ(2) (講談社コミックス月刊マガジン)ボールルームへようこそ(3) (講談社コミックス月刊マガジン)

 ※「すごい!」オトコ編9位 「読め!」87位 「オトナファミ」16位

今回一番の掘り出し物はこれでした。こいつは正真正銘すごい!

あまり一般的には馴染みのない「社交ダンス」をテーマにした本作、
3巻まで一気に読み終えて震えました。
そうですね、曽田正人先生の「シャカリキ!」を初めて読んだ時の感覚に似てます。
こんなにも臨場感のある、熱い魂が伝わってくる漫画があるのかと。

漫画の表現力に限界はない!という事を改めて感じさせられました。はぁ…脱帽。

展開としては主人公に隠れた才能が…的なものはもはやご愛嬌。
それが無いとどうにもこうにも話が進まないので。
“社交ダンス”という題材だからこそある程度刺激のある展開が必要なのでしょう。
とにかく怒涛の展開が続くので息つく暇を与えてくれません。
そういった荒さも含めての魅力に繋がってるかと。





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“魅せる”ことこそが社交ダンスの真髄なのであれば、まさに本作はそこを描いている。

それにしてもしずくちゃんの可愛さと色っぽさが尋常じゃない。これが中学生か!
ふだんメガネをしている優等生キャラのしずくちゃんが
ダンスの時になると一変するそのギャップ。
清楚な中学生が魅せる妖艶。うーん魅力的すぎて堪りません。

全く興味のなかった“社交ダンス”を、
「や、やってみたいかも…」と思わせてくれる、それこそが面白さの証、なのかも。

それにしても「BUTTER!」といい
今“社交ダンス”が熱いんでしょうか。世の中まだまだ知らない世界が多いなぁ。
そんな知らない世界を垣間見ることができる漫画っていうのはつくづく素晴らしいと思います。
それが面白いんだから言うことなしの最高ですよ。


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15位:「昭和元禄落語心中」  作:雲田 はるこ  81 point
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昭和元禄落語心中(1) (KCx ITAN)昭和元禄落語心中(2) (KCx(ITAN))昭和元禄落語心中(3) (KCx(ITAN))

 ※「すごい!」オンナ編14位 「読め!」44位 「オトナファミ」23位

本企画で、唯一同タイトルで2年連続ランクイン。すごいです。

もちろんそれも納得の面白さ。
昨年の順位からすると大きく落としましたが
2年連続で選ばれるという事が難しい昨今ランキング事情からすると、それでも驚異。

さて2巻途中より突入する八雲師匠の過去編。
1巻から重要人物としてその存在が際立っていた助六とのエピソードが紡がれていく。
本作の面白さはまさにここから始まる。
正直1巻はまだ前座に過ぎなかったんだな、というのを
最新3巻まで読み終えて感じさせられる。それほどまでに深い過去編。

伝統を守る才能と、変えていく才能。
そのせめぎ合いが落語に関わる人たちを翻弄していく。





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助六は“守りたい”からこそ“変える”ことが必要だと感じた。

伝統芸能といったもの全般にこういった問題はあるんだろうなぁと。
そして本質的なところで考えれば、世の中のあらゆる文化やものに通ずる話なのかもしれない。

人ひとり、その口先と身振りだけで人々を魅了させる「落語」という世界だからこそ
その問題がある意味シンプルに表面化される。
どちらが正解なのかは誰も分からない。
この作品は一体どういった“答え”を出すのか。
八雲師匠が与太郎とした約束の中に、その一端が見える。

「落語」と聞いただけで身構えてしまうのはもったいない。
まだ3巻までだからこそ、今ならまだ間に合う。
もし少しでも興味惹かれたのであれば、ぜひこの世界に飛び込んで堪能すべきだ。

こういったランキングが無ければ自分からは手に取る事がなかった作品。ありがたい。


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14位:「マスタード・チョコレート」  作:冬川 智子  75 point
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マスタード・チョコレート

 ※「すごい!」オンナ編15位 「読め!」17位 「オトナファミ」43位

美大を目指す女子高生・つぐみを巡る物語。

ケータイコミックで連載されていた、という事で
1ページに4コマ配置固定という少々特殊なコマ割り。
ちょっと大きめの4コマストーリー漫画、として見ればまぁ違和感ないかな?
読んでるうちに気にならなくなります。

さて物語としては不器用でやや心を閉ざしている女の子が
色々な人との関わり、恋、そういったもので成長していく姿を描いています。
ボリュームたっぷりで心理描写等も存分に詰め込まれていて
一人の女の子が変わっていく様子を見るという意味ではアリ。

ただ“面白いか”と問われれば、個人的には微妙でしょうか。





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こういった雰囲気が好きかどうかで分かれるかもしれません。

特に山場らしい山場もない為、
基本的には淡々と進んでいきます。

というか根本的につぐみちゃんが可愛いと思えなかったのが全てかも…
これがつぐみちゃんがすっごい好みの子だったら「つぐみちゃんの表情がいい」とか言ってました。
そんなもんす。けどやっぱり感情移入、というかキャラを好きになれるか
その作品において大事な要素だよね、と。


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13位:「ハイキュー!!」  作:古舘 春一  72 point
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ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 2 (ジャンプコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編4位 「読め!」56位 「オトナファミ」12位

ジャンプでは珍しい(?)バレーボール漫画が連載早々高評価に。

ジャンプでバレー漫画…「バレーボール使い郷田豪」以来でしょうか。え?ちがう?
バレーはジャンプ読者からすると若干馴染みにくいのかな、
と思いきやものすごく評価高いんですよね。
背の小さい主人公が活躍するというアンマッチ感がまたいいんでしょうか。

まだ始まったばかりなので、個人的な評価としてはまだこれから、な感じです。
連載でもようやく公式戦がスタート!といった感じですし。

ジャンプスポーツ漫画の宿命として「超絶必殺技」みたいな方向にならない事を願うばかり。
今のところ正統派で進んでるだけにそこが心配。
一昔前だったら多分続かなかったのかな…と思っちゃいますが
こういった正統派スポーツ漫画がジャンプでウケるというのもまた時代の流れなんでしょうか。





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こういった躍動感の描写等、スポーツ漫画としては文句ないです。

ただ若干ゴチャっとしてるかな?という印象。
読みづらいと感じるのはそのせいかも。あくまで個人的印象ですが…

ただ女子マネージャーである潔子さんの可愛さはガチ
こういった可愛さはジャンプには無いので貴重な存在。
クールビューティーな潔子さんが崩れる姿が見たい…
すみません「ハイキュー!!」の紹介でもなんでもないですね。


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12位:「千年万年りんごの子」  作:田中 相  64 point
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千年万年りんごの子(1) (KCx(ITAN))

 ※「すごい!」オンナ編7位 「読め!」17位 「オトナファミ」43位

漫画通の方々から評価の高い田中相先生の最新作がランクイン。

違う作品とは言え、2年連続ランクインするというのがすごい。
いや、違う作品だからこそすごいというべきか。

で昨年ランクインした「地上の庭はポケットの中」、
こちらはイマイチ面白さが掴めなかったというのが正直なところ。
が、今回の「千年万年りんごの子」は面白く読めました。
長編であること、グイグイ引き込まれるストーリー、昨年よりも好印象です。

雪深いりんごの国(青森が舞台だそうです)へ婿入りした主人公・雪之丞。
古いしきたりが今もなお残る村で、彼がある禁忌を破ってしまう。
神様のりんごを取り食べてしまった、その顛末とは。





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作品全体から漂う“不気味さ”がすごい。

さて昨年の作品からは面白く読めましたが、オススメするかというとまた別の話。
妻である朝日のために、神様と対峙する雪之丞。
そのシチュエーションは非常に好みなんですが
その前に雪之丞と朝日の夫婦生活をもう少し描いてほしかったかなと。
もっと感情移入させてほしかったというか。

何にせよ密度の濃い物語である事は間違いありません。気になる方はぜひ。


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11位:「テラフォーマーズ」  作:橘 賢一  62 point
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テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックス)テラフォーマーズ 2 (ヤングジャンプコミックス)テラフォーマーズ 3 (ヤングジャンプコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編1位 「読め!」44位 「オトナファミ」17位

初めて読んだ時の衝撃度は間違いなく近年No1です。

集英社から創刊された「ミラクルジャンプ」をしばらく買い続けてしまったのは
間違いなくこの漫画の存在があったからこそ。
(あとふなつ先生の「流刑島」にエロを期待した)

火星を人が住める状態(地表を温める)にする為に、
大量の苔、そして繁殖&生存能力がケタ違いに高い「ゴキブリ」をその惑星に放った。
その結果…「ゴキブリ」が超想定外の進化を遂げ、未知の生命体“テラフォーマー”へと変貌を遂げる。

そんなストーリーだけでもう何かワクワクというか
胸の奥からザワザワして黒いのが沢山出てきて何とも締め付けられる状態に。
もう考えただけで全身鳥肌。これが嫌悪感からなのか興奮からなのかの区別が難しい。
それに立ち向かう人外手術を受けた乗組員たち。これがまたカッコイイわけで。






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人を圧倒するテラフォーマーを更に圧倒する幹部、そしてその幹部を更に…!?

お互い力をかぶせ合う展開は、何というか少年ジャンプ的なバトルの王道。
が、それがホントいちいちカッコイイから困る。
んでもってテラフォーマーが更にその斜め上をいく底の見えなさ。
どちらが上をいくのか?が未だ見えない状況に、1ページ先の展開すら読めない。

重要人物でさえ躊躇なく一瞬で死んでいくのがもう何とも言えない。
この潔さこそが読者に絶望感を恐怖を与えてくれる。
それを救ってくれる幹部たち。ああそりゃカッコイイに決まってるじゃないですか。痺れますよ。

まあ断然好きなのはミッチェルだよね。彼女だけは死なないで欲しいですが
この作品だけは一切油断できません。来週死ぬ可能性すらある。いやさすがに無いと信じたいですが…

というわけで今確かに面白い漫画の1つ。「テラフォーマーズ」。断然オススメします。
あっという間にヤングジャンプ看板作品の1つになりましたね。


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10位:「空が灰色だから」  作:阿部 共実  60 point
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空が灰色だから 1 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 2 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 3 (少年チャンピオン・コミックス)

 ※「すごい!」オトコ編19位 「読め!」11位 「オトナファミ」30位

何とも異色のショート・オムニバスが見事ランクイン。

一度読むと何というかクセになってしまう分泌物?みたいなものがふんだんに入ってます。
最後のコマを読むまでオチが読めない、
ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか毎回不安になる作品です。
そこに病みつきになる人が多いかもしれませんね。

思春期の男女を中心に、コメディやらシリアスやらホラーやらが展開していく
1話完結型のショート・オムニバス。
前述したように、毎回毎回どのジャンルが展開していくが分からないのがある意味ウリ。
ただ共通するのはちょっと過敏な思春期の心を描いているところでしょうか。

1話ごとの面白さにバラつきがけっこうあり、
意味不明すぎてそれが神回な時もあれば、普通に終わってしまって肩透かしをくらう時も。
何かガラガラくじを回してるような錯覚を、読んでるうちに味わうかもしれません。
最後に出てくるのは金の玉か、それとも白の玉でハズレか。
ガラガラしている時のドキドキ感も含めてけっこう似てる…




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ややホラーな展開が一番本領発揮な気がします。

好きだったのは親友の子が溶けてしまう話と錯聴の話、それと「とれちゃった」の話ですね。
読後感がもうどうしようもないのが一周して好きです。
このモヤモヤをどうしてくれるんだ!と。

気になる方はまず1巻を読んでみて、肌に合うようなら続刊もオススメします。


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9位:「すみれファンファーレ」  作:松島 直子  58 point
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すみれファンファーレ 1 (IKKI COMIX)すみれファンファーレ 2集 (IKKI COMIX)

 ※「すごい!」オトコ編24位 「読め!」6位 「オトナファミ」28位

じんわり泣かせてくれる傑作。もう歳のせいか涙腺ゆるくて…

子供がいるかどうかでまた印象がガラリと変わる作品かもしれません。
ただそれでもすみれちゃんの純粋は想いはどんな人へも届くと思います。
子が親を思う心、それに共感できる人であれば誰でも。

小学4年生の女の子・すみれちゃんは母子家庭。
こんなにいい子いないだろ!と思ってしまうぐらい健気な子、
というかこんな空気読める子はいないんじゃないかと…
ただ子供って大人が思ってるよりもずっとずっと色々考えて見てるもんだよね、
と今更ながら気付かされる。かつて自分がそうだったのに何で忘れてしまうんだろうかと。

そんな事を自分の娘と照らし合わせながら読んでホロリと泣いてしまいました。





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すみれちゃんのセリフ、表情、仕草、全てがもうツボです。ホロホロリ。

多少絵に癖はあるものの、読んでいくうちにそれも味へと変わります。
新人賞受賞の第1話からどんどん進化していってるのでご安心を。
ああ、すみれちゃんみたいな真っ直ぐな子に育つ事を願ってやまないです。
ええ、それは親である自分次第ですよね。がんばります。

優しい、とても優しい物語に癒されたい方へ、ぜひオススメします。


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8位:「ジョジョリオン」  作:荒木 飛呂彦  51 point
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ジョジョリオン 1 (ジャンプコミックス)ジョジョリオン 2 (ジャンプコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編12位 「読め!」29位 「オトナファミ」10位

すみません未読その2。

自分の中でのジョジョはSBRで止まってしまっているのです…
この界隈で読んでない、というのは何ともアレですが
読んでないのに紹介する事も出来ないので。

これだけ末永く読者に愛される作品、という意味では
ほかに類を見ないのかもしれないですね…


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7位:「俺物語!!」  作:河原 和音 画:アルコ  47 point
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俺物語!! 1 (マーガレットコミックス)俺物語!! 2 (マーガレットコミックス)

 ※「すごい!」オンナ編1位 「読め!」41位 「オトナファミ」5位

うわぁあああ、やっぱりこれがキタか、キマシタか。

河原和音先生が原作、という事で間違いなく面白いんだろうなと思いつつも
やはり少女漫画に似つかわぬ男主人公の風貌に敬遠気味でした…
ですがある日知人から「絶対読んで下さい」と言われ買って読んだら…

大ハマリ。こりゃ一押しされるのも超納得です。

それにしても1巻の表紙はまだ救いがあったのに
2巻では剛田オンリー!悪ふざけというか確信犯というか…もう!それも含めて好きです。
肉食系とか草食系とかそういう次元を全て超えた
剛田系、とも言うんでしょうか。70~80年代ぐらいに絶滅してしまった危惧種が
今現代に帰還!いやそういう話じゃないんですけどそんな感じです。

まさに男・剛田のピュアな恋物語。そりゃ応援したくなるでしょ!





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大和が可愛すぎて死ねる。けど剛田ならいいんだ…と思わされてしまう、まさに作者の掌。

ある意味安心して見てられるのは剛田だから。
彼なら曲がった事はしない、好きな女を泣かせない為に彼は行動する!
だからこそこの純粋な恋物語をたっぷり堪能できるというわけなのだ。

そうか、これはある意味“超王道の少女漫画”なのか。

その見た目に惑わされるなかれ。
いや自分自身がそうだったんで気持ちはすごく良く分かりますが
読んで5分も経てば全部吹き飛んでます。ご心配なく。

この見た目のインパクトと裏腹の少女漫画展開、そのギャップが魅力の1つである本作ですが
3巻以降はそういった見方も少なくなってくるでしょう。
となるとここからが本作の真価が問われるところでしょうか。
といってもあまり長期連載にならない気がするので、全4巻くらいでまとめるぐらいが程よいか?

これを読んで気に入った方はぜひほかの河原作品も読んでみてほしいところ。
青空エール」「高校デビュー」、どちらも最高に熱くて面白いですよ。


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6位:「ぼくらのフンカ祭」  作:真造 圭伍  32 point
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ぼくらのフンカ祭 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

 ※「すごい!」オトコ編11位 「読め!」1位 「オトナファミ」20位

男子高校生二人がもやもやした青春をもがきながら疾走する!

ああ、これは週刊で1話1話読んでいくよりも
一気に読んだ時の方が“クる”物語ですね。
何か分からないけど、若い時に急に走り出しちゃった経験がありませんか?
そんな行き場のないパワーを持て余して大人になった人が読むべきかもしれません。

過疎の町でくすぶってた男子・富山&桜島。
彼らの町にある山が噴火してから、その環境は一変した。
噴火&温泉をきっかけに町起こしをし、賑わっていく故郷を見て
何か“でかい事”が出来ないかともがく富山と、彼女がほしい桜島。

そんな二人の友情青春活劇。
二人が抱えていたモヤモヤは終盤にいくにつれてどんどん昇華されていきます。





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くすぶっていた彼らの心は“フンカ”するのか。

ちょっと癖のある絵柄から敬遠しがちな人も多いかもしれませんが
馬鹿な事をやって得る爽快感が好きな方にはぜひ読んでほしいです。
といっても万人受けする作品ではないのもまた事実。
めっちゃ面白いかと問われれば、そうでもない、というのが私の感想です。

けど終盤の展開は必見。
一生心に残る青春を謳歌した男子2人を、羨ましいと思うかバカと思うか。
うーん両方かな。自分には出来ないからこそ、フィクションの世界で堪能する。青春。


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5位:「ハイスコアガール」  作:押切 蓮介  32 point
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ハイスコアガール(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)ハイスコアガール(2) (ビッグガンガンコミックススーパー)ハイスコアガール(3) (ビッグガンガンコミックススーパー)

 ※「すごい!」オトコ編2位 「読め!」15位 「オトナファミ」15位

ぐはー、この作品俺のど真ん中です。まさに超世代。心に直撃しました。

気になる方はぜひ「ハイスコアガール」の前に「ピコピコ少年」を読む事をオススメします。
特に30~35歳ぐらいの方がまさにど真ん中ではないでしょうか。
たぶんこの作者と自分ってほぼ同い年じゃないかと思ってます。
小学校高学年の時にスーパーファミコンが発売したあたりとか、
中学~高校生ぐらいのゲーセンの状況とかまさに一致。うぉおお懐かしすぎる。

作中エピソードで主人公とヒロインが「ファイナルファイト」をやる場面があるんですが
あまりにも懐かしすぎて心を掴まれたので
思わず2年振りぐらいにWiiを起動⇒バーチャルコンソールでダウンロードしちゃいましたよ…
そしたらステージ2のボス、ソドムで瞬殺されて自分の腕の衰えに愕然としました。
だって「パンチはめ」が上手く出来なくなってるんですから。そりゃダメだ。

そんな少年時代をゲームと共に過ごした全てのゲーマーへ、
この作品を読むべきだと伝えたい。
スト2でザンギエフ使いの美少女…そんな超絶設定あるかーい!と思いつつも
終始無口を貫くヒロイン・大野に惹かれていくのです…




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美少女とゲーセンの筐体で協力プレイしているのを見るだけで何かこう涙が…

そんなゲームを主軸に据えながらも物語はラブラブコメコメしてくるわけですよ。
主人公とヒロインがストリートファイターするわけですよ(色んな意味で)
とにかく目が離せない、グっと引き込まれる展開、
随所随所で懐かしいタイトルのオンパレード、蘇る酸っぱい少年時代のメモリー…

全てがゴチャゴチャに混ざり合ってカオスな面白さに。こりゃプレイすべきですよ。

ファミコン、ディスクシステム、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン、
そしてゲーセン、コイン置き…それらを通過していった全てのゲーマーへ、
読むしかないでしょ!


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4位:「かくかくしかじか」  作:東村 アキコ  24 point
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かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

 ※「すごい!」オンナ編5位 「読め!」17位 「オトナファミ」2位

ママはテンパリスト」の東村アキコが描く自叙伝、高校生編!

これまた個人的な話で恐縮なんですが
「主に泣いてます」とか「海月姫」とか、ああいうノリで描く東村作品ってあまり好みじゃなく。
「ママはテンパリスト」や、この「かくかくじかじか」のような
ノンフィクションの話を繰り広げる方が全然楽しい!面白い!

なんでこの人の周りってこんな人ばっかなんだー!
と思わされてしまうほど、ノンフィクションを面白おかしく描くのに長けてるんだろうなぁと。
だから「ひまわりっ」も、父親が出てくる話(実話エピソード)が好きでした。

というわけでそんな東村アキコ先生が、美大受験に挑む高校生編のお話が本作。
宮崎の地で絵画教室をしている日高先生のもとで壮絶なしごきを受ける作者、
その描写がとにかく笑えて何とも面白く。
いやこれ実際は本当に大変だったのか、大袈裟に描いてるのか分かりませんが
“愉快”な雰囲気が存分に伝わってくるのが最高です。




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日高先生を見てると、やはりキャラが立ってこそだな…と感じさせられます。

作中に挿入される作者の独白。
これがまた妙なシリアス感を醸し出していて、いいスパイスになってます。
おちゃらけが基本な東村作品ではちょっと珍しいかな?とも。

しかしホントこの人は沢山引き出しがあるなぁ…
いやその引き出しの中にあるネタの調理が絶妙に上手いんだろうなぁとも。
そんな作者の高校生時代「かくかくじかじか」は、ぜひオススメしたい一作です。


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3位:「銀の匙 Silver Spoon」  作:荒川 弘  21 point
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銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 5 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon(6) (少年サンデーコミックス)

 ※「すごい!」オトコ編5位 「読め!」7位 「オトナファミ」9位

鋼の錬金術師」で大ヒットを飛ばした作者が、次に少年漫画で描くのが“農業”。

もともと北海道出身で「百姓貴族」といったエッセイ漫画も描いているだけあって
実体験に基づいた物語は実に濃厚。
単なる職業体験マンガ、だけでは済ませない“本物”がここにある。

農業高校ライフを愉快痛快に描くコメディ部分と、
農業という現実の大変さ、辛さ、面白さといったリアルな部分を描く部分、
それらを広い大地の下で見事に構成し表現する手腕は、さすがの荒川弘としか言い様がない。
いやはや文句なしに面白い、です。

正直少年マンガという括りで見ればヘビーなところだったり
救われないところがあったり。そういう展開になるの!?と思う部分もチラホラ。
しかしながらそれも含めて全部が面白さに繋がってる。

この作品を見て「農業」に興味を持つ、という人が増えているという。
なるほどそれも納得なのだ。そうやって人を動かすことができる力を持つ作品。稀有だな、と。





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現在進行中の連載部分では、かなりシリアスに進んでいます。

ただ「ハガレン」の時もそうでしたが
どんな展開でもいついかなる時もユーモアを忘れない
それこそが読者の心を掴むのかもしれません。

「マンガ大賞2012」を受賞した本作、
まさに今この時代を代表する一作である事は間違いないでしょう。


……………………………………………………………………………………
2位:「式の前日」  作:穂積  20 point
……………………………………………………………………………………


式の前日 (フラワーコミックス)

 ※「すごい!」オンナ編2位 「読め!」5位 「オトナファミ」13位

発売直後から大反響、しばらく入手困難となった本作。

少女漫画のデビュー作、しかも短編、でこの状況は正直すごい。
かくいう自分もしばらく手に入らず、発売1ヶ月後くらいでようやく読めたぐらい。
…正直だいぶ期待してしまったのがいけなかった。
何も知らずに読めれば良かったなぁと思った次第。

全5編+αの短編が詰まった一冊は、どの話も確かに完成度が高い。
これ新人?と思ってしまうのもとてもよく分かります。
ただ2012年の一押しか、というとまた話は別。
現在連載中の長編を楽しみにしたい、といったところ。

というのを踏まえつつ、個人的なお気に入りの話は「あずさ2号で再会」。
思わず2回読んでしまう構成はお見事。
父娘の関係に深いドラマが見えてくるこのお話は何度読み返してもじんわり来ます。





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この父と娘のコミュニケーションの“間”が結末の切なさへと繋がっています。

コマとコマの間、まさしく“間”の取り方が何ともすごい。
それによって読者に色々な想像を掻き立ててくれる。
この構成はまさしく見事、の一言に尽きる。

ここから更に洗練された“面白い”作品を生み出していってくれること、
それを期待して止まない。
それだけに今のこの評価がプレッシャーにならない事を願うばかり。

応援しています


……………………………………………………………………………………
1位:「人間仮免中」  作:卯月 妙子  9point
……………………………………………………………………………………


人間仮免中

 ※「すごい!」オトコ編3位 「読め!」2位 「オトナファミ」4位

こ、この作品が総合1位になったのか…そうか

まず人に勧めるか、と問われれば私は絶対勧めないです。
こんなにも読んでて辛い作品はなかなか無い。
大抵の耐性はついてるかと勝手に思ってましたがそうじゃなかった。
まだまだ甘チャンの自分には、この作品を読むのがとにかく辛かった。

けど途中で読むのをやめれば、きっと二度と続きを読む事が出来なくなると思ったので。
最後まで一気に読みました。脱力。何というか心をやられます、色んな意味で。

総合失調症の作者が描く自叙伝。
…としか紹介しようが無いです。

ただこれだけ多くの人に絶賛されるのは
今の時代にはなくなってきた“人という生き物の壮絶さ、そして愛”が描かれているからか。
そういう意味ではこのタイトルは超しっくりきますね。
それでも私はやっぱり勧められない。

自分がマンガに求めるのは“これじゃない”から。


------------------------------------------------------------------------------

以上、全21作品のご紹介でした。

こうして振り返ってみると、だんだん自分の好みと世間の流行り(?)とに
ズレが生じてきてるのかなぁとも思ってみたり。
というのも、改めて自分自身の2012年ベストをランキングしたら
この中からランクインするのは6~7作品ぐらい、ってな感じになります。

まあこうしたランキングものは、過去に評価された作品は入りづらい(例外も多々ありますが)ので
全3誌、というくくりだと新規作じゃないと厳しいかもしれませんね。
そういう意味で考えると、自分自身が冒険しなくなったのかも。
もっと新しい世界に飛び込む、というのが少しずつ無くなってきてるのかもなぁ…

それでも限りある時間の中で
沢山の面白いマンガを日々読める事は、幸せ以外なにものでもないんですけれども。

というわけで最後は、惜しくも3誌ランクインは逃したものの、
2誌ランクインした作品の中から一部をご紹介します。


マギ 15 (少年サンデーコミックス) 鉄楽レトラ 1 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕) 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(1) (ガンガンコミックスONLINE) 九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)
ニセコイ 1 (ジャンプコミックス) 姉の結婚 4 (フラワーコミックス α) ラストゲーム 1 (花とゆめCOMICS) 月刊少女野崎くん(1) (ガンガンコミックスONLINE)


実は惜しくも逃した作品の方が個人的には好みの作品も多数…!
興味ある方はこちらの方もぜひ。

------------------------------------------------------------------------------
<参考>
 ⇒全3誌の「2011マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト22作品+α!
 ⇒全3誌の「2010マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト11作品+α!
 ⇒全3誌の「2009マンガランキング」に全て選ばれた、ベスト12作品
 ⇒今、前に進むパワーを与えてくれる漫画50選 (2010年ベスト)

というわで今年もお付き合いいただきありがとうございました。

昨年は自分自身のランキングを公開する事ができなかったので
今年は何としても、不完全でもいいので公開したいと!強く考えております。
まあけど…期待しないでお待ちください。
語りたい作品は沢山あるのです!

2012年も沢山の面白いマンガを生み出してくれた作者の皆様、
そしてそれを支えて世に送り出してくれている編集者の皆様、
いつも面白いマンガを並べてくれる本屋の皆様、
マンガに関わる全ての方々に感謝をして。

2013年今年も沢山の面白いマンガと出会えると信じて、
本エントリを締めたいと思います。ありがとうございました!

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このマンガがすごい! 2013

宝島社
売り上げランキング: 895


フリースタイル21 特集:THE BEST MANGA 2013 このマンガを読め!
呉 智英 いしかわ じゅん 小森 収 船田 戦闘機 村上 知彦 モルモット 吉田 中野 晴行 南 信長 久住 昌之 ヤマダ トモコ 斎藤 宣彦 いがらし みきお 小玉 ユキ 西村 ツチカ 鏡 明 とり みき 和泉 晴紀 松本 尚久 亀和田 武 山口 文憲
フリースタイル


オトナファミ 2013年 2月号 [雑誌]

エンターブレイン (2012-12-20)



ご報告
2012年07月16日 (月) | 編集 |
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20120716_172342.jpg


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(漫画:やしちさん…スペシャルサンクス!)




っという、わけで!





もう産まれました・・・(これを書いてる7月16日現在)



いや、ここでもうすぐ産まれるよ~という告知をして
後日「産まれました!」報告をする予定が、予定日より2週間以上早く出産。
生まれてくれてありがとう!

と、言うものの、そこから怒涛のドタバタ。
3連休になってようやく時間が取れた次第で久々の更新をしてるわけです。
あまりにも久々すぎて更新の仕方が一瞬わからなくなりました。重症ですね。

これまでも大して更新してきませんでしたが、
今年入ってから激減し、すでに休止状態になっていたのは第二子誕生によるものでした。
更新を待っていただいてた方、申し訳ございませんでした。
ちっとは告知できれば良かったんですが、完全にネットから離れておりましたもので…

といってもまったくの時間がなかったというとそうではなく。
時間の優先順位の問題です。
今までよりも、もっと「家族」と過ごす時間を大事にしよう、と思う気持ちが強くなりました。
空いた時間が出来れば、家族、子供となるべく過ごそうといった形になっていき
気がつけばブログが完全放置になっておりました…

ブログをスタートしてからもうすぐ丸8年
スタートした時はこういう形へ変化していくとは思いもよらず。
常に環境は変化し、それに伴って考え方や行動も変化していくのだなぁという事を
こうしてネット活動を通じて改めて実感した次第です。

さて今後はどうしていくかというと。

本当は「マンガがあればいーのだ。」は休止させていただくつもりでした。
一部の方にもそれをお知らせしていました。



漫画を読むことだけは止めていませんし(量は減りましたが)
面白い漫画に出会った時に、ああ、紹介したいなぁ!という気持ちが湧き出てくる時があります。
そうした時に表現できる場を残しておきたいなぁという思いから、
正式に「休止」という形はとらないでおかせてください。

ただ今後も更新自体はほとんど出来ないと思います、たぶん…

で、その代わり(?)といっては何ですが
今、自分が一番好きで時間を割いてる「家族」「子供」をテーマとした活動を
行っていければと考えています。
具体的にはこれまで不定期発表(主に同人誌)だった「おたくのヨメちゃん」を
定期的に新作公開できるような形を目指してやっていければと思います。

ここに関してはまた後日。

で、漫画のレビューも何らかの形で。
これはまだぜんぜん何も考えていませんが。
とりあえず今気に入ってるのはこちら。







iinoda_images_0057-001.jpgiinoda_images_0057-002.jpg

ラストゲーム」という少女マンガ。

頭脳明晰、運動神経抜群、ビジュアル良し、更にはお金持ちという完璧主人公・柳。
が、彼の前に転校生として現れた九条に勉強/運動で完敗。
九条を見返すべく、何かにつけてイチャモンをつけていくうちに九条自身に惚れてしまうというお話。

ありがちな話ではあるんですが、
柳の報われなさっぷりが微笑ましいのと、
九条の“氷”が少しずつ解けていくのを見るのは分かっていてもほっこりします。
まさにラブコメの王道…なのかな?

何といっても作中の年月スパンが長い長い。出会ったのが小学生の頃。
そこから一気に10年もの月日が流れて大学生編になっちゃうのが斬新。
一番メインっぽい中・高校生あたりは一瞬で過ぎ去ります。ええええ!





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容赦なくぶった斬るヒロイン・九条に清々しささえ感じてしまいます…!

ただ九条に悪気があるわけでなく、
むしろあるのは好意…!?その辺のギャップにどこまで心掴まれるかが分かれ目かな、と。
個人的にはツボでした。昨今の少女マンガヒロインの中では異質かなと。
こういう子が陥落る姿を見たいんだ…という気持ちがあるのかも。

なんつーか、主人公・柳を応援したくなっちゃうんですよね。






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「勉強は答えがあるし、努力した分だけ結果が出るけど、
 人と関わるってそうじゃないから難しい」


お互いがお互い、不器用な主人公二人。
だからこそすれ違ってしまう事も多々あるのだけれど、それがまたいい。
花ゆめらしい“ほのぼの”感は見ていて癒されます。

男性にオススメできる少女マンガってこういうのかと。
純粋なラブコメを求める方にぜひオススメしたい一作です。

柳くんが報われる瞬間をぜひ見届けたいものですね。
そして赤面して慌てふためく九条が見たいのです。ねえ!


-----------------------------------------------------------------
というわけで
更新あまり出来ないと思いますが
またたまに当ブログを見てやってくださいませ。

引き続きよろしくお願いいたします。


-----------------------------------------------------------------
ラストゲーム 1 (花とゆめCOMICS)
天乃忍
白泉社 (2012-01-04)


ラストゲーム 2 (花とゆめCOMICS)
天乃忍
白泉社 (2012-07-05)



とか
2012年03月13日 (火) | 編集 |
新連載「パジャマな彼女」のお色気具合があざとすぎるというか
っつーかキャラ自体がいちごとかぶってるんじゃね?とか思いつつも
実は嫌いじゃないんだよね…いやむしろ今後が楽しみで…

とか

ヒルダさんが記憶喪失になってる時の可愛さのギャップにやられっぱなしで
一体どうしてくれようとか、早くまた記憶喪失にならないのかなぁ
むしろこのヒルダさんで1本ラブコメが作れるんじゃね?

とか

「処女ですか?」という台詞を見た全国1,000万人の小学生(そんなにいない)
が「処女」という言葉を辞書(しかも最近の小学生は電子辞書かネットで検索)で調べたりとか
するんだろうなーという事を妄想しちゃいました

とか

針栖川が終わってしまってジャンプのお色気枠がなくなってしまったー!
と思ったらすぐさま「パジャマな彼女」を投入するあたりジャンプってば本気だな…

とか

9号で読み切り掲載された「恋染紅葉」が
超ベタながらとっても良かったので(女の子の可愛さが)
一刻も早く連載になればいいのに…けど次はぱんつも待ってます!

とか

ジャンプでは珍しい(!?)硬派なラブコメだった「ニセコイ」も
ついに11話目にして下着解禁!!けどその下着がちょっと残念…
そんな話題もさきほどの「恋染紅葉」に全部かっさらわれちゃったよね

とか

「ニセコイ」のつぐみちゃんのくだりはあまりにもベタすぎだろう…
とか思いつつもやっぱり実は嫌いじゃないんだよねこういうの…と思うあたり
俺はいつまでたってもジャンプというかラブコメを卒業できないと思いました。

とか

つぐみちゃんが…可愛いと思ってる…俺がいる…








iinoda_images_0056-1.jpg




とか


色々語りたい・書きたい事満載でしたが書けませんでした。
申し訳ございません。

せめて「ぱんつな彼女」…じゃなかった「パジャマな彼女」については
「いちご」と比較した記事を書きたかったんですが。
冷静な目でぱんつとかを見るとどちらがあざといとか…え?いらない?

すみません色々あって更新できません。
今後についてはまた別途…今日のところはこれまで!



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俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉
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このマンガがすごい! 2009
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イロドリミドリレビュー
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少女マテリアル
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ラッキー―Are you LUCKY? レビュー
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